ギャンブル旦那から搾取する方法(鬼嫁視点)

「うちの旦那はギャンブルが好き」

そういうと、女友達は大変だね、可哀そう、といった反応をしてくる。

が、わたしからすると、ギャンブル好きな旦那ほど素敵なものはない

わたしの娘にも旦那を選ぶときにはギャンブル好きを選ばせたい。もしギャンブル好きじゃなかったら、ギャンブル中毒に陥れたい。

それくらいギャンブル旦那というのは素敵だ。

実際、わたしは今年に入って、ギャンブル旦那から200万円近く儲けている。しかもノーリスクである。


(参考)今年の2月に150万円搾取したときの旦那

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だが、社会では、多くの女性がギャンブル旦那に苦しめられているらしい。

許せない。

なので世の女性の幸せのため、わたしのギャンブル旦那の搾取方法について、今日は伝授したいと思う。

そうすれば、きっとあなたのギャンブル旦那が疎ましい存在から愛おしい存在に変わるだろう。

長期の取り組みとなるが、一度成功してしまえば、その後は簡単にお金が出てくるので、投資対効果は最強だ。

気長に取り組んでほしい。



まず最初に重要なのが、旦那の金銭の流れを完全把握することである。

情報なくして戦はできない。

まずは持っている銀行口座を把握しよう。

「万が一死んだ時に、どこにお金があるか分からないと困るからどこに口座あるか教えて?」などといった口実を使えば、恐らく問題ないだろう。

次に銀行口座の中身の把握である。

ここでは、公共料金や電話料金などの引き落とし口座を旦那の口座にすることをお勧めする。(児童手当の給付金の振込なども同様に有効だ)

そして家計のチェックのために必要だから、ネットバンキングのIDとPWを教えてと言ってみよう。

何の疑念も持たずに渡してくれる旦那もいるかもしれないが、うちの旦那のように渋る旦那もいるかもしれない。

うちの旦那も「いや検針票とか来るから、いらないでしょ?」みたいな戯けた反論をしてきた。

が、そんな反応は想定内である。(実際、家計のチェックに旦那の口座は必要ない)

その時はこう返してみよう。

「え?口座見せたくないってこと?やましい使い方してるの?もしかして浮気してる?」

この「浮気してる?」という言葉は、身に覚えがあろうが、なかろうが男には刺さるので有効的に活用しよう。

身の潔白を証明するために、男どもは喜んで、口座を開放するはずだ。(もし浮気していたら、それこそラッキーである。慰謝料をがっぽり貰おう)

正直ATMにすぎない旦那が浮気してようが、してなかろうがどうでもよい。大事なのは週末JRAにいくら出金されて、月曜日にいくら入金されているかだけである。

が、この段階では競馬資金を監視することが目的だとばれてはいけない。そのためにも、ここは「浮気」という強めのキーワードを使って、カモフラージュしていこう。

余談だが、この数ヶ月後、旦那は競馬資金を監視されていることのデメリットに気づいたらしく、競馬用の口座を違う銀行に変更するという行動に出た。

が、一度口座を把握してしまえば、変更に気づくのは容易である。(JRAからのやり取りがなくなるし、他の銀行に資金が移動になる)

その時は「死んだ時のために口座教えて→口座の中身を見せないなんて浮気してるの?」の必殺コンボを繰り返すことで、口座を明らかにしていこう。あなたの旦那に学習するだけの知性があれば、3回くらいで諦めるだろう。


さて資金の流れを把握したら、次にやるべきなのが、ポジショニングの確立である。少しずつ、「競馬をやっていることは悪いこと」という既成事実を作り上げていく。

まずはデートなどの用事を15時~16時に重なる形で入れていこう。いわゆるメインレースの発走時間である。

「その時間はちょっと……」という反応があるかもしれない。もしくは出かけた先で「スマホをチェックし続ける」などという行動をとるかもしれない。

そうなればもうしめたものである。的確に攻撃を入れていこう!

この時、素人は怒りがちだが、この段階では悪手となる。

目的は罪悪感を覚えさせることなので、とにかく悲しい顔をしよう。

「わたしとのデートってつまんないかな?」「家庭より競馬って大事なの?」みたいなコメントを添えていくのも有効だ。


また、競馬中毒者にとって、大事なのはメインレースだけとは限らない。なので、旦那の行動はつぶさに観察しよう。

普段はスマホをチェックしている旦那がテレビで競馬を見出したら、大勝負している可能性が高い。(他にはテレビの音量を上げたりする時もその傾向がある。場合によってはテレビの前で正座したりするという分かりやすい行動のこともある。)

そういう時はすかさず攻撃しよう。

用事を頼んだりするのも良いし、単に話しかけるだけでも良い。

大勝負している旦那はそれどころではないはずなので、対応はそっけないものとなる。ひどいときは無視されるかもしれない。

そうなればしめたものである。

得意の悲しい顔を繰り出そう。

このころにはあなたは「悲しい顔9段」くらいになっているはずだ。


そんなこんなを繰り返していると、家庭内で、旦那は加害者、わたしは被害者という構造ができあがっていく。

期間は人それぞれだと思うが、我が家の場合は3ヶ月くらいで十分であった。


なお、こういう構造を作るうえでは、権威の力を借りることも重要だ。

わたしは「ギャンブル 虐待」、「ギャンブル 家庭崩壊」、「ギャンブル 貧困」などのキーワードでGoogle検索することを欠かさない

痛ましい事件やら、ギャンブル愛好者にとって好ましくない統計調査がひっかかるので、その度に旦那に送り付けるようにしよう。

ただその際に「止めてほしい」などと言ってはいけない。(止められたら搾取できるものができなくなる)

「ほどほどにしてね」くらいのキーワードで、少しずつギャンブルをしている自分って悪いんじゃないかという気持ちを醸成していこう。



さて、ここまで来たら下準備はできたようなもんだが、念には念を入れよう。外堀はどれだけ埋めても、悪いことはない。

ここで意識してほしいことは旦那を孤立させることである。

宗教などでも、洗脳するにあたって、外部との接触を断つのは常套手段である。

だから先手で義母を抑えておこう

男という者は、大なり小なりマザコンである。いい歳しても、いざとなったらすぐママに頼る。

家庭内に居場所をなくした夫が、実家に助けを求めることは容易に想像がつく。「嫁が自由にお金を使わせてくれない」、「家に癒しがない」おおよそこんな感じだろうか。

義母が何を言ってこようが、左から右に流せばいいだけなのだが、大事なのは旦那の逃げ道を塞ぎ、正常な判断をできなくすることである。

だから、ことあるごとに、「ギャンブルに夢中になって、娘ちゃんの面倒を見てくれないことがあるんです」などと吹き込んでおこう。

また、「お母さんからも注意いただけませんか?」みたいな一言を添えて、旦那に連絡がいくようにするのも効果的だ。

誰かと仲良くなろうと思ったら、「仮想敵」を作り上げるのが良い。「可愛い娘(義母からすると孫)を蔑ろにするギャンブル旦那を一緒に更生させましょう」という構造は非常に効果的だ。

こうなると、もう旦那は頼るところがない。ざまあみろである。

友達に愚痴ったりすることもあるかもしれないが、わたしには無関係である。ギャンブル旦那の友達なんてどうせろくでもない人間ばかりだろうから、どう思われようがどうでもよい。


さて、ここまでが下準備である。

ここからはいよいよお待ちかねの搾取フェーズだ。

だが、慌ててはいけない。いきなり大金を搾取しようとするのは禁物だ。

まずは「競馬に勝っても搾取できる、負けても搾取できる」という構造の構築に力を入れよう。

なので、最初は「勝った時に搾取&少額からスタート」が良い。

旦那が勝っていたら、ジュースを奢ってもらったり、ランチを奢ってもらったりしよう。

既に旦那はわたしに後ろめたい気持ちがある。なので「競馬は悪いことばかりではない」と嫁に思ってほしいという気持ちになっている。

しかも競馬で勝ったお金はあぶく銭だ。

奢らせることなんて、朝飯前であろう。


もちろん奢ってもらった後は満面の笑みで感謝しよう。これが次のステップに繋がるのだが、馬鹿な旦那は何にも気づかずに、得意げな顔をしていることであろう。


「勝ったら奢ってもらえる」ことが常態化したら、次は負けた時に、残念な感情を全面に押し出していこう。

本来なら奢ってもらえるはずだったのに、負けたせいで、奢ってもらえない。負けるのは悪であるというニュアンスを打ち出すのである。

「今晩レストランいけると思ってたのに残念だな~」みたいな感じでコメントしていこう。

こうやって、旦那に負けることへの後ろめたさを積み立てていく。

一定、後ろめたさが積みあがったら、少額から搾取していこう

一緒にスーパーに行って、「今日負けたからこれあなたの驕りね」みたいな感じで可愛くアイスクリームくらいを奢ってもらうのがお薦めである。

数百円で後ろめたさから解放されるなら、旦那は喜んで、お金を差し出すことであろう。

こうして、「競馬に勝っても搾取できる、負けても搾取できる」という構造ができあがる。


こうして搾取構造ができたら、あとは金額を上げていくだけだ。

まずは奢ってもらう時に、悪魔のキーワードを織り交ぜていく。

勝ったら「税金」、負けたら「罰金」である。

例としては、アイスクリームを奢ってもらうときに、「罰金としてアイスクリームね」という形だ。

こうすることで、徐々に単なる奢りから、徴収へと、移行することが可能になる。最終的には競馬が終わる度に「はい、罰金」の一声で、現金が引き出せるようになるだろう。

正常な人間なら意味が分からないと思うが、この移行は恐ろしくスムーズに行われるため、正常な認知、判断が難しくなっている旦那では防ぐことはほとんど不可能である。


では、勝った時・負けた時の交渉についてもポイントをお伝えしよう。

交渉で大事なのは、交渉相手のキャラクター把握である。

一般的にギャンブル愛好者は、面倒くさいことが嫌いである。そもそもギャンブルとは、努力せずに簡単にお金を稼ぎたいという浅はかな欲望の顕れなのだ。

なので、交渉時は面倒くさいと思わせるのが重要だ。

だから、徹底的に感情的になろう。泣き喚いたりするのも効果的だ。「話ができない」「話が通じない」と思われるくらいでちょうどいい。

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こうなったら交渉は勝ったようなもんだ。

や●ざの本職の方々もこういった形で交渉をまとめていくらしい。

参考にされたい方にはわたしの愛読書を紹介しておく。どうやっていちゃもんをつけていけばよいか分かるだろう。

そう、心の持ち用としては議論するのではなく、いちゃもんをつけるという点が大事である。

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あとギャンブル愛好者は基本的にドMである。

期待値的にはマイナスの勝負に果敢に挑んでいく。はたから見ると搾取されたがっているようにしか見えない。わたしの旦那は「自分は勝ち組だ」とかのたまっているが、時給にすると法律で定められている最低賃金より低いのは明らかだ。

競馬をやっている時点で、わたしからすると、ただの養分にしか見えない。

つまり何が言いたいかというと、「搾取するときに遠慮はいらない」ということだ。

彼らは搾取されたがっている。

なので、わたしたちはそれに協力してあげているに過ぎないのだ。

旦那に対して、憐憫の情など必要ない。

「搾取してあげることに感謝しろ」くらいのマインドでちょうどいいだろう。


最後に注意事項を述べておく。

投資でもなんでも、短期的に考えてはいけない。長期的にいかに最大限回収するかを意識しよう。

なので、搾取しすぎて、旦那が競馬を辞めてしまうようなことは避けないといけない。

カモは、死なない程度に生かしておこう。

だから我が家では飴3:鞭1くらいの割合で旦那を管理している。

月のうち3回は褒めたり、慰めたりする。

勝っていたら「凄いね、天才だね」。負けていたら「こんなこともあるよ。次頑張ろう」と機械的に言っておけばよい。

なお、飴3でも、勝っていたらそこそこの金額は奢ってもらえるので、搾取し続けていることに変わりはない。


また1回で搾取する金額も取り過ぎてはいけない

勝った時の税金なら勝ち分の30%、罰金なら投資金額の10%くらいが妥当だろうか。

それくらいだと、旦那も喜んでお金を差し出してくる。(ここらへんは個人によって違うだろうから、あなたのカモにあわせて調整してほしい。)

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わたしの講座は以上である。

この講座で一組でも夫婦円満になったら、これより嬉しいことはない。

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