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横山典弘騎手の「授業参観」について調べてみた

今週の安田記念では横山典弘騎手がマテンロウオリオンに、横山和生騎手がレッドモンレーヴに、横山武史騎手がナミュールに騎乗する。

先週のダービーでも、横山典弘騎手がトップナイフに、横山和生騎手がベラジオオペラに、横山武史騎手がソールオリエンスに騎乗し、親子が勢揃いしていた。

このように親子で騎乗する機会は度々目にするのだが、その度に話題に上るのが、父親である横山典弘騎手が、息子たちの騎乗ぶりを勝負そっちのけで見ているという「授業参観」説である。

この授業参観説はまだマシな方で、息子たちを勝たせるためにライバル馬が苦戦するような騎乗をするという根拠なき陰謀論を唱える競馬ファンもいたりする。

ダービーでもソールオリエンスを勝たせるために、トップナイフでハイペース逃げをするに違いないというコメントを散見した。

ジョッキーたるもの、プロであるからして、自分の騎乗する馬を勝たせるために騎乗するべきだし、たとえ勝てなくても一個でも上の着順を目指すことにフォーカスすべきである、というのは私だけではなく、競馬ファンの一致する見解であろう。

そうでなければ、馬券を買ってるファンに失礼極まりないし、騎乗依頼をした馬主や陣営に対しても裏切り行為である。

だからトップジョッキーで職人とも言われる横山典弘騎手に限ってそんなことはあるはずもないのだが、一方で、親子の情というのは時として理を超えることもあるのも事実である。

どこかの国の首相が、自分の息子を重用したなんて話も、最近耳にしたような気がする。

というわけで、実際の成績はどうなのか調べてみた。(今回の考察対象は横山武史さんが騎手になった2017年〜のデータである)


まずは横山典弘(パパ)平場も含めた全成績である。

横山典弘騎手 全成績


これを見ると、多少息子がいない時の方が成績が良いが、そこまで大きな差ではない

これくらいの差だと息子の授業参観に呆けて、騎乗を疎かにしているということは言えないだろう。

そりゃそうだ。プロなんだもん。


では、G1に絞って成績を見てみるとどうだろうか?

横山典弘騎手 G1成績


こちらにしても、息子がいない時は平均着順>平均人気なのに対し、息子がいるときは平均着順<平均人気である。

やはり傾向としては、息子がいる時の成績は下がると言うことになる。。。


本当はそんなことないと言う数字が出て、「授業参観なんかしてませんよ」と言うことを証明したかったんだが、微妙な数字となってしまった。

(かといって授業参観してるに違いない!!!ってほどの数字にもなってないので、典さんを非難するのはやめましょう)

いずれにせよG1ともなるとサンプル数が少ないので、競争成績から証明するのは不可能である

つまり、この分析から何が言えるかというと、何も言えないということが言える!!!

(データ出すのに1時間以上かけた。1時間前の私に戻りたい)


一応、勝率・連対率・複勝率も出してみたので、興味がある人は見てほしい。(当然何の役にも立たない)

横山典弘騎手 全成績
横山典弘騎手 G1成績


当然だが傾向は変わらない。


というか、私が気になったのは、典さんのG1での平均人気である。。。

人気馬にほとんど乗ってなくない???


というわけで、今回の趣旨とは違うが調べてみた。

横山典弘騎手 G1での騎乗馬の平均人気

見ていただければ分かる通り、年々、人気薄の馬に騎乗していることが分かる。

横山典弘騎手といえば一時代を築いた騎手であるが、栄枯盛衰、定者必衰、諸行無常。

やはり時代の流れには逆らえないのであろう。


おじさん、悲しくて泣いちゃった。



まあ、それは置いておいて、「授業参観」については否定することができなかったものの、せめて息子に勝たせるような騎乗をしていると言う濡れ衣だけは晴らしておきたい

そういうわけで、パパと一緒に乗った時の息子たちの成績も調べてみた。


まずは横山武史騎手である。


これが平場も含めた全成績

横山武史騎手 全成績

続いて、G1成績。
(サンプルが少ないので、ふ〜んくらいの気持ちで見てほしい)

横山武史騎手 G1成績


G1に限ってみると、パパがいる時の方が成績は良いように見えるので、「パパは息子のために乗ってる〜」と言うことを否定することはできなかった。

が、逆に「典弘さんと武史君が一緒に出てたら、武史さんを買った方がいい〜」みたいな顕著な結果も出ていない。。。

というわけで、馬券的には何の役にも立たない結果となった。


統計誤差考えたら、何も言えない数字なので、これをもって典弘さんは武史さんの有利になるような騎乗をしている、なんてことは言わないように。


で、そんなことよりもだが、、、


武史さんって、あらゆる条件で、人気を下回ってない????


数字だけ見たら普通に地雷騎手である。


気づいたらいけないことに、気づいちゃった気がする。。。


おじさん、悲しくて泣いちゃった。



まあ気を取り直して、最後に横山和生さんについて調べてみよう。

横山和生騎手 全成績
横山和生騎手 G1成績


もうパパとか置いておいて、武史君と騎乗馬の質が違いすぎることが一目瞭然である。

このこと自体はよく知られた事実ではあるが、それにしても数字にしてみると、思った以上の格差である。


G1での騎乗経験にしても、和生さんは13年目で、7年目の武史さんの2倍近い騎手人生があるにもかかわらず、すでにレース数は武史さんの方が多い。。。


同じ兄弟なのに酷すぎる結果である。


おじさん、悲しくて泣いちゃった。


まあ、そんなこんなで、横山一家について調べてみたが、

何の役にも立たない


結果となった。(趣旨と違うところで、悲しみだけが募った)


あわよくば有料記事だ〜と意気込んでいたが、無料で公開させていただくことにする。(何故ならば何の役にも立たないから)


なお、役に立たないとは思うが、国民の義務として、イイネして、高評価して、フォローして、リツイートするように。


最後に、役に立つ記事はこの中に埋もれてると思うので、興味ある人は下記リンクから辿ってほしい。


こんなに役に立たない記事を最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

明日みなさんに幸せが訪れることを祈っております\(^o^)/

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