ポケモンSV シーズン2 壁ハッサムバトン 最終1511位 

chuckyです。
ポケモンSVシーズン2で使用していた構築記事を残したいと思います。
目標は最終3桁だったため、結果は1511位と一歩届かなかったのは悔しいですが、シーズン1から構築や対戦への取り組みを改善することで順位が上がった実感が得られて良かったと感じています。


シーズン2最終順位


構築コンセプト

壁を張ったり、鉄壁や高速移動をバトンして、コノヨザルやサーフゴーで全抜きを目指す

構築経緯

シーズン1の結果から多く使用されるであろうカイリューとどのように戦うか色々試しましたが、シーズン1で使っていた壁を張った状態のコノヨザルの感触が良かったためシーズン2も使うことにしました。

壁を張るポケモンについて、シーズン1ではオーロンゲを使っていましたが、選出段階で壁を強く警戒されてしまうのを感じたので、今回は型の匿名性があるドラパルトを採用することにしました。

コノヨザルを使っていて気になったのは、1体突破した後に出てくる素早さが早いポケモン(主にサザンドラ、ガブリアスなど)に処理されてしまうことでした。面白半分で素早さ上昇をバトンして使ってみてはどうか試したところなかなか使い勝手が良かったので、高速移動と鉄壁を覚えるハッサムからバトンすることにしました。

壁やバトンからのコノヨザルを通す上で障害となる、挑発、ほえる、アンコールなどの妨害をどうするか考え、サーフゴーをエースとするのはどうか試したところ、とても良く機能したので、2体目のエースとすることにしまし
た。

ハッサムでバトンする都合上、相手のラウドボーンやウルガモスが特にきつかったのでどうするか考えていましたが、正直この時点で最終日2日前とかになっており、他に有効な対策も思いつかなかったので、1撃で上記2体を飛ばせそうな水テラスメガネアナライズジバコイルを採用することにしました。

残り1枠はパーティ全体で地面の一貫が気になったので浮いてるポケモンを探し、なんとなくカイリューを採用してしまいました。正直最後の2体については検討する時間があまり取れなかったです。

個体解説

コノヨザル

テラスタイプ:ほのお
せいかく  :いじっぱり
とくせい  :やるき
ステータス :195(76)-183(252)-100-*-110-133(180)
もちもの  :パンチグローブ
わざ    :ふんどのこぶし ドレインパンチ ビルドアップ アンコール

調整:
・A特化
・Sは準速カイリュー抜き
・残りH

エースその1。状態異常を回避したいので、特性はやる気でテラスタイプは炎にしています。
自分は耐久に振るよりもA特化のほうが、遂行速度が上がるため使いやすいと感じました。天然持ちについてもじわれ持ちのヘイラッシャは厳しいですが、ラウドボーンであればテラスタルを切って戦えるようになっています。
持ち物については、ゴツゴツメット持ちと殴り合えたり、炎の体を回避できたり、多少の火力アップの効果を望めるパンチグローブを採用しました。コノヨザルよりもサーフゴーを選出することが多かったため、たべのこしはサーフゴーに持たせることにしました。
技構成について、アンコールの枠は慣れていたのでそのまま使っていましたが、挑発の方が良かったなと思う試合が多かったです。

ドラパルト

テラスタイプ:ノーマル
せいかく  :おくびょう
とくせい  :のろわれボディ
ステータス :178(116)-*-95-120-113(140)-213(252)
もちもの  :ひかりのねんど
わざ    :ひかりのかべ リフレクター おにび たたりめ

調整:
・HDは最速スカーフサーフゴーのシャドーボールを確定耐え
・Sは最速

壁張り役です。調整などは こちらの記事 を参考にさせていただきました。スカーフサーフゴーに上から殴られた際にも最低限の仕事をするように耐久に振っています。
初手ガブリアス対面で、体感で5割くらいがテラスタルを切ってくれて、2割くらいは引いてくれたあたりに、型の匿名性を強く感じました。
技構成について、壁の他の2枠は呪いとシャドーボールを採用する人が多いですが、鬼火と祟り目を採用してみました。シーズン1でオーロンゲを使っていた際に、ドドゲザン、ガブリアス、ミミッキュなどがつるぎのまいなどを積んでくるケースが多かったためです。ドドゲザンやマリルリなどを後投げされることが多かったので、機能停止にしてハッサムで積む起点を作りやすくなりました。ただ、呪いが欲しいケースも結構あり、攻撃技も一つは持ちたいため、技選択は難しいと思いました。
テラスタイプは殆ど切るつもりはないので、お守りとしてノーマルにしておきました。(1度だけミミッキュのかげうちを躱すために切りました)

ハッサム

テラスタイプ:ノーマル
せいかく  :わんぱく
とくせい  :ライトメタル
ステータス :177(252)-*-134(12)-*-100-116(244)
もちもの  :メンタルハーブ
わざ    :こうそくいどう てっぺき みがわり バトンタッチ

調整:
・Sは高速移動時に準速スカーフガブリアス抜き
・Hはぶっぱ
・残りB

相手の物理ポケモンを起点にして、高速移動や鉄壁を積んで、コノヨザルやサーフゴーにバトンします。ドラパルトで壁を張っているとさらに成功しやすいです。
Sを振ることで、1回高速移動を積んだ状態で、スカーフトリックをしてきそうなロトム、サーフゴー辺りに対して身代わりで躱せるようにしています。
始めはオッカの実を持たせていましたが、メガネサザンドラやラウドボーン、ウルガモスの炎技は結局受け切れないため、炎技はあきらめて、メンタルハーブを持たせてバトン成功率を上げるほうが勝率が上がると判断しました。
エースが2体ともゴーストタイプなことにより、シャドーボールを連打されるのがきつかったので、ノーマルテラスを切って身代わりで回避する動きができるようにしましたが、テラスはできるだけエースに残しておきたいので、緊急の時のみ使うように心がけました。

サーフゴー

テラスタイプ:ひこう
せいかく  :ずぶとい
とくせい  :おうごんのからだ
ステータス :193(244)-*-143(116)-154(4)-120(68)-114(78)
もちもの  :たべのこし
わざ    :シャドーボール ゴールドラッシュ じこさいせい わるだくみ

調整:
・HBはひこうテラス時にA特化ヘイラッシャのゆきなだれ2発(2倍と通常)耐え
・HDはテラス時にメガネサザンドラのりゅうせいぐん確定耐え
・Sは2段階上昇(高速移動バトン)時に最速スカーフロトム抜き

エースその2。といいつつコノヨザルよりも選出しやすかったです。
とくせいのおかげで相手の変化技に邪魔されないエースはとても使いやすかったです。バトンまで成功すれば、あとは悪だくみを積んで上から殴るだけの試合が多かったです。ドドゲザンもつるぎのまいが無い型が多かったためか、鉄壁をバトンしておくだけで格闘技なしで突破できました(ハサミギロチンには注意)。
調整については、コノヨザルでヘイラッシャを突破することが難しかったので、サーフゴーで戦えるようにしていました。じわれ回避のためにひこうテラスにして、ゆきなだれを連打されても、自己再生で回復、シャドーボールで攻撃ができるラインまで耐久を振りました。ここまでBを振ることにより、高速移動と鉄壁をバトンできれば物理ポケモンにはほぼ負けないエースとなっていました。

ジバコイル

テラスタイプ:みず
せいかく  :ひかえめ
とくせい  :アナライズ
ステータス :177(252)-*-135-200(252)-111(4)-80
もちもの  :こだわりメガネ
わざ    :10まんボルト ラスターカノン ボルトチェンジ テラバースト

調整:
・HCぶっぱ

相手のラウドボーンヤウルガモスをがつらかったので、水テラスで吹き飛ばすために採用しましたが、1度しか決まらず、その試合も負けてしまったので、採用意図を満たすことはできませんでした。地面タイプがいない相手には投げやすく、相手のクエスパトラをボルトチェンジから対処したり(襷でなければ一撃で飛んだ)、面倒なデカヌチャンに投げたりしやすいのは良かったです。

カイリュー

テラスタイプ:ノーマル
せいかく  :いじっぱり
とくせい  :マルチスケイル
ステータス :193(212)-198(252)-116(4)-*-121(4)-111(84)
もちもの  :ラムのみ
わざ    :しんそく じしん りゅうのまい はねやすめ

調整:
シグマさんの記事 のカイリューを参考にさせていただきました。

最終日に一度も選出せず、完全な見せポケとなってしまっていたため、時間があればこの枠を改善することでもう少し戦えたのかなと感じています。

選出パターン

先発ドラパルト、ハッサム、コノヨザル or サーフゴー

壁を張って、ハッサムで積んでエースにバトンします。相手が挑発、ほえるなど補助技で妨害をしてきそうならサーフゴーをエースにします。

先発ジバコイル or カイリュー、ドラパルト、コノヨザル

相手にドラパルト、(スカーフ)マスカーニャなどがいて、ドラパルトが仕事ができずにやられてしまいそうな時や、ラウドボーン、ウルガモス、デカヌチャンがいてハッサムがバトンできなそうなとき、ハッサムバトンをあきらめて、初手に違うポケモンを投げ、壁からのコノヨザル展開を目指します。

特に辛いと感じた相手

・受けループ全般(特にドオー)
ドオーはのろいを積まれると突破する手段がほとんどないです。
・不意に飛んでくる炎技
ハッサムを使う上での宿命です。
・ラウドボーン、ウルガモス
水テラスジバコイルを採用していたとはいえ、上手く機能していたとは言い難いです。

感想

シーズン1は何となく楽しくプレイすることしかできていませんでしたので、シーズン2では負け試合の振り返りをしたり、選出パターンを事前に決めておく、無理な相手をはじめから決めておくなど、3桁を目指すために成長を心掛けていました。
最終日は瞬間最高順位が297位まで行ったので、この時点で撤退していれば3桁目標は達成できていたと思いますが、このルールで遊べるのが最後だと思うと名残惜しくて撤退できませんでした(笑)その後順位が落ちてしまったので、3桁に残るポテンシャルがまだ無かったのだと納得しています。
構築については詰め切れていない部分もありましたが、ある程度強い並びを作ることで勝ちやすくなるという感覚を得ることができたのがとても良かったと感じています。
計画立ててシーズンを進めることができていなかったため、パーティに納得ができないまま最終日を迎えてしまったため、シーズン3では構築を詰めていく時間を確保して、3桁目指して頑張りたいと思います。

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