【雑感】一万年の知恵:イノベーション
大昔に『一万年の旅路』という本を読んだことがある。その中に、ある男が毛皮で服を作る、というアイディアを思いついた、という話がある。
本そのものは、ネイディブアメリカンのイロコイ族に伝わった口承伝で、最後の記憶保持者のお婆さんが文字に起こしたものだという。英語で書かれたものは詩の形式で、そんなに厚くない本なのだが、日本語に訳されたものは相当に分厚い。訳者が補ったものがだいぶあるのでは、と思う。
で、一族は出アフリカの記憶まで持ち、歩いては定住し歩いては定住しを繰り返