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240630◇『エレファントヘッド:白井智之』を読んだ

◎きっかけ

12:07のシーン。多重解決と言っていたが…?まだ読んだことないジャンル。止めなよ!と恐山氏に言わせるだけのナニがあるんだろう。

◎あらすじ

精神科医の象山は家族を愛している。だが彼は知っていた。どんなに幸せな家族も、たった一つの小さな亀裂から崩壊してしまうことを——。やがて謎の薬を手に入れたことで、彼は人知を超えた殺人事件に巻き込まれていく。 謎もトリックも展開もすべてネタバレ禁止! 前代未聞のストーリー、尋常ならざる伏線の数々。 多重解決ミステリの極限!

◎覚書

・ドラセナ

幸福の木なんだ。意図したものか分からないけれど。

・たまたまゲームのプレイヤーと出会えるとは。そんなに人のスマホを覗くな。

・象山医師とayakayaka(名前聞いておけばいいのに!)の怪しそうな会話。猥褻な行為を強要しているな。明らかに!

・…文哉ちゃん。あなたも精神患者なの?この10何ページの物語は虚構か。先生の猥褻な行為なんてなかった!

・あやかだったものが弾けた。ゲームのような攻撃を受けているようだった。幻覚ではない。

・精神科医が精神病か。知ってる先生もそうだったな。

・象山医師もそう。さっきの文哉のくだりもあるからにわかに信じがたいな。誰かに見張られている?でも長女も認識しているから現実か。

・象山父は過激なステージマジックをする奇術師。初めて父さんが殺される〜なんて表現、滅多にないぜ

・父の事故から学んだこと。どんなに幸せな家族も、たった一つの小さな亀裂からあっという間に瓦礫に変わるということ。幸せの中にいて、不幸せになる可能性を抱き続けるの辛いな。私もその節はあるけれど。

・ここのイメージは宮城県なのか。花蒔市はないはず。しかも気温が40度!?

・昔のスパイ映画の悪党やミステリー映画で最初に殺される人のようなパジャマ。モブ感?

・区切る位置によって意味が変わる、ぎなた読み。初めて知った…

・文哉はあやかと読み、しかも40手前!?高校生くらいかと思っていた。

・精神患者の命は救うのに、娘をつけ回す女は容赦なく殺した?は?

・流れ変わったな!?

・昔に両親を殺しているから抵抗もないんだろうな。必要な手段だからしている、という感じがする

・急に展開が進みすぎて違う本を読み始めたかと思った。死体を弱みを握った他人にさせるし、タバコと見せかけて麻薬やってるし、妻の元ストーカーを監禁してぺぺ子(男)として娘を重ねて犯すし。ローションからかと思ったらペペロンチーノだった。

・幸せな家族との幸せな生活を守るために、小さな亀裂さえ逃さない姿勢が恐ろしい。人を殺すことのハードルが一切ない。

・買った男が娘の恋人だとは。ぺらぺら喋ったせいで今まで守ってきた家族が崩れていく。

・これだけ慎重だった人がひとつの緩みから転落していくなんて、あっけないな

・自暴自棄になってしまった?ぺぺ子に試そうとしていたドラッグ、シスマを自身に打った。50%で脳を掻き出すほどの極上の快楽を感じる。視界や記憶の鮮明度が上がっていく。

・え。娘が恋人を連れてくる前に話が戻っている。象山は未来は変えられると行動を変える。家に来る前に殺しに行った。

・なにが現実になる?わからなくなってきた。ドラッグをキメている象山の妄想?

・襲撃後の流れに乗せられている。

・シスマによって意識のあり方が変化している?別れた人格が夢の中の地下室で集まって、生じた現状を確認しあっている?は?それぞれ別れた世界線の共有をし始めた。

・象山0 家族にバレたまま、シスマが効かなかった世界。首を吊ったがシャンデリアが古く落ちてしまった。せっかくならもう1本のシスマを打つことにした。

・襲撃に成功したのは象山1の世界。2回目も効かなかったのが象山2。5時間ほど遡ることができるらしい。それぞれの世界が描かれ始めた。

・象山1(幸せ者)がぺぺ子の処理をしたら象山2(修復者)のぺぺ子も死んだ。他の世界に干渉している。象山0は逃亡者だ。自分を殺したらそれも収束されるのかな?

・幸せ者が生田に自殺を強要したら逆に殺されそうになり、2本目のシスマを使った。襲撃を回避できなかった治療中の象山(死にぞこない)が生まれた。

・ライブの帰り道、不自然に彩夏が吹っ飛んだ。逃亡者の世界での彩夏は配信中、修復者の世界での彩夏は病院の外を歩いている最中に。誰も犯行できない?

・幸せ者の季々が自身の内臓を吐き出した。みんなで決めたルールを破り、なぜ家族を殺し続けるのか。

・プロデューサーのムイ。象山に性格似てない?運転中の舞冬も爆発した。

・エデンを見つけた。薬のルーツ、シスマとシスマの抑制を目的としたロシェンを知る。シスマにより記憶を順序立てて時間を認識するカウフマン野が分列増幅し、ロシェンによって、脳から機能を切り離せると分かった。家族を殺した犯人に罰を与えられる。

・妻と娘の内服薬を化学反応によるカプセル爆弾とすり替えたのは修復者?爆発の方向性の違いや季々のコルセットの矛盾から、死にぞこないこそが犯人だという。

・死にぞこないの記憶は改竄されたものだった?でも掘り下げていくと推理は誤りであるように思われる。二転三転し続ける推理。

・二つの世界で事故的に、同時に、正反対の理由で死んだため、世界を保つために破裂、消滅させた?

・このパラドクス説でさえ矛盾が生じてしまった。幸せ者はムイに国外逃亡をさせてもらうはずだっだが真っ二つに裂けて死んだ。密航船の船長も銃で殺された。誰がやった?

・意識が朦朧とし、夢の地下室へ。ロシェンにより隔離されてしまう。

・象山家の1日が始まった。なに?どの世界線?季節が巡って冬のような寒さだ。

・象山目線だったのに、患者として診察室に招かれたし、担当医師は象山?じゃあ自分は?さっきまでの家族たちとの記憶は?

・妄想症の裏島だ。戻ってきたような観覚。なぜ裏島がシスマの存在を?そして幸せ者は脳幹から切り離されていない?

・シスマを18回も打たれていたフリーカメラマンは裏島だった。莫大な数の意識で溢れた脳。時間を手懐けた?21世紀初頭に戻ってきた?は?もはや時間を自在に行き来できるようになっているの?天才という一言で片すな。

・推理を繰り広げた。間接的に舞冬を殺したのは幸せ者だった。

・死にぞこない目線の舞冬の死亡時の様子。なぜこのタイミングで?

・自分の世界線では円満だが、他の世界を見てしまったがために、舞冬に疑われるリスクが怖くなってしまった。自分の父のように家族を失うのが怖かったから。

・5人目の存在と、本当の抹消。まっさらなページがおそろしい。

・逃亡者の世界線。執行猶予つき。海外へ。裏島だ。彩夏殺しは逃亡者。

・分岐しているとはいえ元は同じひとりなのに、彩夏を犯す禁忌を超えてしまった逃亡者。時間を戻せると思っていたからって軽率だったのでは?欲。

・確実に生き地獄が待っていると分かった上でシスマを打ち続けなければならない。絶望の始まりで物語は終わった。

・他の世界線の彼らにも影響が出るはずだが、怖くて考えたくない。

・時間の辻褄は理解したが、恐山氏がやめなよと行った感覚が分かる。みんな、やめなよ。

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