追記:太陽誘電2019年Q1決算 株価見通し
太陽誘電の2019年Q1決算の記事ですが
追記しようとしたところ、バグってしまいまして、そのまま更新すると画像などがガッツリ消えてしまう可能性になってしまいました。
というわけで、こちらに記事の追記を書くことにします。
もちろん無料です。
太陽誘電 株価見通し
太陽誘電の株価見通しとしては、チャートからは上記のような予想をたてています。
まずAの下値支持を割るか割らないか、です。
割らなければ1に向かうと思います。
その後はかなりの確率で3に向かうと思います。
もしAのラインを割れば、2でしょう。
その際にはCがサポートラインになると思われます。
以上が、あくまでもチャートだけでみた場合。
ちなみにラインの引き方は自己流ですし、感覚的ですので、説明を求められても答えられません。
次に、どういった場合にAを割れるのかを考えてみます。
Aを割れるとするなら、ドル円が90円台前半に落ちた場合などが想定されます。
太陽誘電は為替感応度が高いですから、超円高になれば影響を受けます。
むしろ、それくらいしかAのラインを割れる事態が想像できません。
太陽誘電の株価は、ぶっちゃけた話、安いと思います。
事業環境は非常に良好です。
現在は4Gから5Gへの移行期にあたり、電子部品セクターにおいては端境期にあたります。
データセンター投資、FA投資なども冷え込んでいます。
ほとんど最悪の状況です。
ハイテク各社は軒並み減益or赤字決算です。
その環境下でも太陽誘電は大幅に増益となっています。
電子部品需要の端境期で、本来ならば業績のボトムになるはずの時期にPER11倍程度です。
これはかなり安いと自分は感じます。
市場の懸念は相当に織り込まれているようにみえます。
経営能力に関しても、自分は太陽誘電の経営陣にはポジティブな印象を持っています。
いち早くMLCCの増産対応をした先を読む能力、受注管理・在庫管理能力、株主への還元姿勢など
どれをとっても同業他社から一段高い位置にあるとみています。
村田製作所よりもポジティブにみています。
昔の日本郵船(海運1位)と商船三井(海運2位)の関係を思い出します。
車載に軸足を置くと決めてからのアクセルの踏み方が、バルクカーゴに軸足を置くと決めた後の商船三井と似ています。
村田製作所は、やや総花的にあれこれやりすぎです。
そういう意味で、太陽誘電の方が面白い銘柄だと思っています。
単に判官びいきという点もありますが(笑)
MLCCは絶対的に必要な電子部品ですし、利用用途は広がっています。
今後は静電容量の増加を通じて別のマーケットにも広がっていきます。
ハイエンド品のマーケットは大手がシェアをがっちり確保しています。
2020年後半まで各社の増産投資は行われませんし、基本的にいま発表されている範囲では需給が大幅に緩むことも想定しにくい状況です。
信用度がものをいうため参入障壁はかなり高く、悪くないビジネスです。
ただひとつ、問題があるとすれば為替でしょう。
同社は海外売上が多く、為替感応度が高い。
10円動けば110億円程度は営業利益が飛びます。
現実的には、為替が大きく変動しても後々に価格が是正されていきますが、短期的なインパクトは受けることになります。
その意味で、Aのラインを割って2にいくとするなら、為替要因ではないか、とみています。
なお、前回の4Gを巡る動きは2013年から2016年のチャートに表れています。
これと相似形になるなら、3のあたりに行きそうだなぁ、という感じで3を予想しています。
Bのラインはなかばコジツケみたいな線ですから、勢いがあれば抜くことは容易でしょう。
とりあえず、以上になります。
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