相振り分類の叩き台

発端

ツイッターにて

ツイッターでのこんなやり取りからnoteのネタをいただいた。
ネタ提供はありがたいことだけれど、もらってしまうと書かねばならないので大変でもある。
なんとなく退路もなさそうな感じである。

とりあえずやってみることにした。
しかし、ひと息には完成させられないテーマだと直感したため、やれるところまでやって、未完成でもできたところまでを記事にすることにした。

レベルで考える

分類のやり方は、この記事をパクってにならって段階を分けるものにした。だんだん細かくしていく具合である。

レベル1

〇〇飛車VS☓☓飛車
例)三間飛車対四間飛車

先手が何間飛車で後手が何間飛車か、あるいは、自分が何間飛車で相手が何間飛車か―――という分け方をレベル1とした。
相向かい飛車や相三間飛車などの、相〇〇も同じことだ。

これは一見細かく分けられるようでも、序盤を考えていくうえでは使いづらいと思う。対局を振り返る時などはこの分け方でもいいと思うのだが。
細かく分かれるようで、分け方が大雑把だ。

たとえば、初手から▲7六歩△3四歩▲6六歩△3五歩▲6八飛△3二飛……という局面があったとする。

これは四間飛車対三間飛車と分類される

次に、初手から▲7六歩△3四歩▲6八飛△3二飛▲2二角成△同銀……という局面を見てみよう。

これも四間飛車対三間飛車

これらは言うまでもなく全然違う将棋だ。
しかし、レベル1の分類ではひとまとめにして分けざるをえない。それでは使いにくいだろうと思う。

角交換四間と角道を止める四間を分けるという対策もあるが、どんどん分け方が細かくなっていって煩雑さが否めない。
なにより、細かく分かれるわりに、どれとどれにつながりがあるか分かりづらいと思う。

レベル2

先手向かい飛車/先手三間飛車/先手四間飛車/先手中飛車の四分割

先手が何間飛車か、までを戦型とする分け方をレベル2とした。
この『相振り先手向かい飛車』などが、相居飛車における『矢倉』や『相掛かり』のような戦型にあたるというわけだ。

これは分け方が大雑把になってしまったようでも、かえって使いやすくなっていると思う。
『矢倉』というくくりの中に、先手早囲いや後手急戦矢倉などの、その戦型の中での戦法があるように……相振りの中でも、大きなくくりの中に各戦法があるという分け方、考え方ができるようになるからだ。

レベル1でも、たとえば先手が四間飛車のものをまとめれば同じような分け方になる。ただ、ここで大事なのは、レベル2では相振り飛車をさらに細かい『戦型』に分けて認識するという考え方だ。
相居飛車が四大戦型、あるいは五大戦型などに分けられているように、相振り飛車も戦型で分けて考えることで、序盤を考えやすくなると思うのだ。

これは良い分け方だと思うが、もう一段階上の方法もあると思う。

レベル3

▲7六歩△3四歩▲6六歩/▲7六歩△3四歩▲7五歩/▲7八飛/▲7六歩△3四歩▲6八飛/▲5六歩の五分割(プラスその他)

レベル2の方法をベースに、序盤の手順で戦型を区別する分け方をレベル3とした。
レベル2と実態はだいたい同じだが、序盤を考えるうえでより使いやすい分類だと思う。これにより、先手石田流の出だしと初手▲7八飛戦法の出だしを区別できるのが一番大きなポイントだろうか。

大きなくくりを作った段階ではレベル2との差はあまり出ないが、この下に先手や後手の戦法のような細かいくくりを作っていく時に、レベル3のほうが便利だと思う。

この方法の弱点は、『相振り3手目▲6六歩』や『相振り3手目▲6八飛』のように、戦型名が無機質な感じになってしまうことだ。
かなり親しみにくいと思うので、なにか良い案があれば改良したいところだ。

レベル……(その先)

レベル4(仮)

この先は、レベル3に基づいて、戦型の下に攻め方や囲い方といった指し方の違いによって、『戦法』にあたる分類を作っていくことになる。

このレベルは全然完成していない。する気配もない。
ので、ここまでで記事を出してしまおうと思う。

終わりに

読んでくれてありがとうございました。
この記事は叩き台なので、意見などのコメントは大歓迎です。
あなたの相振りライフにさち多からんことを!

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