タラパティの BEAST 10 感じてる？ その脅威を恐怖を凶弾を
ネットフリックスにあるインド映画の『BEAST』英字幕部分を翻訳してみました。素人の意訳ですがご参考までに。
基本的に映像を見ながらというのが前提。
話者の名前はネタバレ防止のため、最初は「見たまま」。その後正体が判明した時点で「男」→「キーリ」のように変化。
ネタバレの影響がない場合は最初から役名で記載。
台詞以外の字幕部分は「字幕」「歌詞」と記載。
話者が不明の場合は「音」等と記載。
【 】は場所・場面・状況等の説明。
（ ）筆者による注釈。
＜＞筆者による状況説明。
タイムコードは残り時間を指す。
見出しは筆者の趣味です。
感じてる？ その脅威を恐怖を凶弾を
「連れて」と「持って」じゃ違うんでね？
【モール内隠れ部屋】 1:33 47
ドミニク：テロリストを連れて来るつもりと言ったのに
折りたたんで運んで来たよ。
ヴィーラ：映画でも見てるつもりなのかい？
ひどいなあ（インドの舌打ちはこういう意味だそうです）。こっちへ来て。
ドミニク：どうしてあいつはわしに厳しいんだ？
二人組：お前は首根っこ押さえるんだ、脚じゃない。
二人組：ジタバタするな。
二人組：そのまま押さえとけ。ナイフを出すから。
ヴィーラ：息子を愛しているのなら
どうしてここでこんな事をしてるんだ？
息子と一緒にいるべきじゃないのか？
父親：俺がここに来たのはただ金のためだ。
息子の脳腫瘍の手術のために金が必要だったんだ。
ヴィーラ：息子の容態は？
父親：今日が手術なんだ。
俺は手術が成功したかどうかも知らない。
彼が生きてるのかどうかさえも分からないんだ。
私には知りようがないんだよ！
神様！
神よ、どうか私の息子をお救いください。
ヴィーラ：息子が今どうしてるか知りたくないか？
父親：そんなことが可能か？
どうやったら知ることができる？
ヴィーラ：あんたは息子について知りたいのか？
知りたくないのか？
父親：あんたならできるのか？
ヴィーラ：（スマホに）この番号にビデオ通話をつないでくれ。
アルターフ：ビデオ通話だと？
何故だ？
ヴィーラ：俺に何を頼んだっけ？
アルターフ：すぐやりますと言ったんだ。
ビデオ通話：父さん、僕もう大丈夫だよ。
父親：そうか。
ビデオ通話：頭がとても痛いんだ。
早く帰ってきて。
家に帰ってきてね。お願い。
父さんに会いたい。
父親：父さんが帰れなくなっても
母さんとおばあちゃんがいるからな。
お前が面倒みるんだぞ。
ビデオ通話：父さん、僕、ずっと待ってるから
早く帰って来てね。お願い。
父さん！
父親：アシフ！
ヴィーラ：アシフ君。
君の父さんは間違いなく帰るよ。
俺が送り返してやる。
神様に祈り続けて。
元気でな。
ヴィーラ：（父親に）もしお前が俺達に協力してここにいる人達の命を助けるなら
息子の元へ帰れるぞ。
俺が約束する。
【モール グランドフロア】
父親：モール全体にぐるりとダイナマイトが仕掛けられている。
首領が全てをコントロールしている
だから注意深くしてくれ。
感じてる？ その脅威を恐怖を凶弾を
【テロリスト拠点】 1:30:37
アリフ、こいつを入れてくれ。
アリフ：OK。
【グランドフロア】
ジル：ちょっと詰めて。
ジャック：ジル、二人でこっそり水飲みに行かねえか。
覆面１：早く戻ってこい。
覆面２：何があった？
アクタル？
イムティヤス。
イムティヤス……
ヴィーラ：恐がらないで
俺が君達の中に入っても。
これは通常の手順なんだ。
いずれこの二人のテロリストがどうして死んだのか聞かれるだろう。
その時はこう答えてくれ。男が入って来て、二人殺して
あっちの方に逃げて行ったと。
そう言ってくれるよう期待してる。
全員を信頼してるよ。
俺を裏切ったりしないとな。
皆さんを疑ったりもしないよ。
目的あっての事なんだ。
俺達善い行いをしたいだろ。
奴らはその願いをブーメランの用にして
悪い目的に利用するんだ。
ジャック：アイツ、アニキを探してるんだと思うな。
ああ。
アニキに目をとめてるし！
そっちじゃないよ、こっちだよ。
ジル：いつ俺の隣に座ると決めたのでしょう？
ヴィーラ：ちゃんとした理由がある。
ジル：あなたが言った全ての事に関わらず……
もしテロリストが私達を脅してきて
誰かがあなたを密告したらどうします？
ヴィーラ：その「密告」というアイディアをピカピカさせるのは自分の頭の中だけにしておけ。いいな？
そんな事考えるのはお前だけだ。
それがまさにお前の隣に俺が座っている理由だ。
ジル：その二つはどのように関係しますか？
ヴィーラ：お前が誰かに密告した後、そいつが俺を殺す前に
俺はお前を殺す方を選ぶ。
ジル：おぅ……
ジャック：カッコイイ！
人質１：あなたは私達を必ず助けてくれるのですか？
ヴィーラ：俺にもわからん。
ただベストを尽くすだけだ。
人質１：ただ試してみるだけだと？
覆面達の誰か：誰がこれを？
覆面～：何が起きた？
覆面～：誰がやった？
覆面～：誰がやった？
覆面～：言え！
覆面～：言うのか？ 言わないのか？
覆面～：誰か犯人を見た者は？
覆面～：言え！
覆面～：犯人を見たか？ 誰の仕業だ？
覆面～：言え、そいつはどこに行った？
覆面～：お前そいつを見たか？
ヴィーラ：恐いか？
このあともっと恐ろしいことになるだろう。
覆面～：お前達が白状するまで一人ずつ殺して行くぞ！
今から始める！
ヴィーラ：私がその男を見ました。
覆面：誰だ？
それは私と雀が言った
【テロリストの拠点】 1:24:33
首領：何があったんだ？
ヴィーラ：人質の一人が突然あなたの部下からナイフを奪い取ったんです。
二人とも刺されて……
その男はサービスエリアを通って逃げました。
首領：いい子だ。
そいつが誰か俺達に教えてくれ。
ザイール。
彼に映像を見せてやれ。
ザイール：了解
ヴィーラ：すみません。
そこのサンドイッチ頂いてもよろしいですか？
ひとつ食べても構わないですか？
首領：いいよ、問題ない。
首領：（トランシーバーに）全て順調か？
声：イエッサー。
首領：了解。
首領：（電話に）万事順調だ。
君にひとつ実話を語ってやろう。
私は一度リビアで映画館をハイジャックした。
人質は150人ぐらいだろうか。
リビア政府はこちらの要求を全てのんだ。
だから全てはスムーズに事が運んだ。
覆面３：誰が犯人か教えろ。
お前には疑わしい点がある。
ヴィーラ：なんです？
覆面３：お前の姿が映像のどこにも見当たらないんだ。
ヴィーラ：気づいたのはそれだけ？
首領：ところがあの政府は持ち前の犯罪者心理で俺を出し抜こうと企んでね。
レスキューチームを送り込んで俺を捕らえようとした。
もう分かったよな？
150人の人質の内……
75人を俺が撃った。
俺はそいつらの首を切断した。
だから教えてくれ。
それら無実の人間が命を奪われた責任は誰にある？
アルターフ：不思議に思ってるんだよ、何故君がこの話を私に語っているのか。
我々はそちらに誰かを送り込んだり、そんな意図さえ持っていないのに。
首領：確かか？
アルターフ：誓って！
首領：それならば君が心配する必要はないな。
通話を終了する。
首領：緊急事態！
緊急事態！ 俺の部屋に来い。
お前ら！
ヴィーラ：少し待て。
パニクるな。部下達は集まる。
＜爆発＞
＜前半終了＞
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