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CDデビューを「選んだ」7人-7ORDER-

人生は選択の連続だ。日々、たくさんの選択肢から選び取ってきたものが今の人生だし、選んだものを後悔しないように生きたいと思っている。

それでも、時には選ばれないと掴み取れないものがある。わたしのときにはそれが就職活動での内定だったりした。

そしてアイドルにとっての「デビュー」も、選ばれて掴み取るものであると思っていた。アイドルになることを、ステージに立つことを、自ら選んでも、そこからグループに所属してデビューできるかは、選ばれなければ難しいこと。「ようやく掴み取ったデビュー」とよく言われるように、デビューは掴み取るものであると思っていた。

昨今アイドルのオーディション番組も増え、余計「選ばれて」デビューするという印象が強くなっていることもある。「選ばれる」ということは、評価してくれている応援してくれているサポートしてくれている人が少なからずいるということが保証される。

もちろんわたしが今まで応援してきたアイドルもそうだ。基本的に事務所からメンバーが選ばれてグループが結成されている。

そんな中、7ORDERは自分たちでCDデビューすることを「選んだ」。もともとジャニーズ事務所に所属しデビューメンバーに「選ばれる」側だったはずの7人は選ばれている途中で「選ばれる」道から外れた。

そこから7人で7ORDER Projectを発足させ一緒に活動することを選んだ彼らだが、この1年個人での活躍が本当に多かった。グループとしてではなく、個々で活躍する選択肢があってもおかしくないくらいに。

それでも彼らは7人で音楽をやりたいと言い、自らCDデビューを「選んだ」。自主レーベルを立ち上げ、メンバーが作詞作曲をし、CDを出した。

インタビューで今回のCDデビューは「決意表明みたいなもの」と話していたが、まさにデビューを選んだ7人からは覚悟や決意を感じる。デビューを選ぶということは、メンバーだけではなく協力してくれるスタッフさんなど多くの人を巻き込み、そして自分たちのポテンシャルを信じなければいけない。だれかに選ばれたのではなく、7人が自分たちを信じた結果、そして信じると覚悟を決めた結果だと思った。

選ばれてデビューをしたアイドルの特別感も大好きだけれど、周りを巻き込む覚悟や決意を背負った7ORDER。ステージに立つという選択をしてくれたということは、どちらも同じだけれど新しい発見をさせてくれた今回の7ORDERのCDデビューだった。

受注生産にし、ひとつひとつメンバーが梱包した今回のCD。7人の覚悟と決意とそして愛は、こちらが思っている以上のものなのかもしれない。

各音源サイトで配信中のSabãoflower。
MVフルはYouTube公式サイトで公開中なのでひとりでも多くの人が7ORDERの音楽に触れてくれること願う。



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