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学生が迫る、メディアの担い手の素顔

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メディア業界を志望する、株式会社クロフィー所属の学生インターンによるインタビュー集。記者、編集者、ライターらへ、働き方やメディアに対する思いについて聞いていきます。
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#ライター

大手出版社からケータイジャーナリストへ転身ーー携帯電話の今と昔

今や日常生活に欠かせないものとなったスマホ。その普及以前から執筆活動を続けてきたケータイジャーナリストの石野純也さんは、慶応義塾大学卒業後、出版大手宝島社に入社したのち独立、現在はフリーで活動している。利用してきた通信キャリアも多く、家中がガジェットで溢れる石野さんから、携帯電話の今と昔を聞いた。(聞き手:林田桃佳  連載企画:学生が迫る、メディアの担い手の素顔) ◉社長のアサインで通信機器の道へ ーー現在の石野さんのお仕事について教えてください。 いくつか連載を持って

映画の魅力とは?〜映画一筋20年弱の専門ライターが世界に見てほしい作品〜

アメリカへ留学後、日本で映画ライターとして活動されている杉本穂高さん。映画を通して学んだという、「カメラが嘘をつく」とはどういうことなのか。なぜ、目線を変えることが必要なのか。杉本さんが映画を通して伝えたいことは何かを教えてもらった。(聞き手:西川花実  連載企画:学生が迫る、メディアの担い手の素顔) ◉映画ライターの仕事とは ーー映画ライターになろうと思われたきっかけは何でしょうか? 実は最初は、映画を作る方になりたくて、高校卒業後に映画の専門学校へ行きました。そこで

「大好きを言葉にする」ーー販売員・広報・ライターを通じて大切にしてきたPR活動の軸

秋葉原のPCショップ販売員、エイサーの広報担当を経て、現在はPRプランナー兼フリーライターとして多方面で活動している砂流恵介(スナガレ ケイスケ)さん。常識にとらわれない自由な発想力を活かしたPR活動や、持ち前のフットワークの軽さから得た体験など、ついつい聞き入ってしまうエピソードが尽きない。今回、インタビューを通して、常に「面白さ」を追求する姿勢や大好きなものへの情熱が伝わってきた。(聞き手:児玉理紗  連載企画:学生が迫る、メディアの担い手の素顔) 常識を疑って生まれた

「働き方」特化の取材から見えるものとは?〜長野移住後の暮らし満足度が高い理由〜

一般企業を経てフリーライターになったやつづかえりさんは、現代社会における働き方に特化した記事を書く。大学時代から自身の中で通底する関心であった「働き方」がどうして現在の職業へ繋がったのか、フリーライターという立場での取材の形とは。やつづかさんの視点から見る、現代社会での働き方の可能性について迫った。(聞き手:池田真菜  連載企画:学生が迫る、メディアの担い手の素顔) 2019年、「関わる人達の幸せ」を重視して ユニークな働き方や経営をする12社を紹介する書籍 『本気で社員を

医学ジャーナリストが大事にする思いとは? 〜ペットと暮らす生活を模索する中でのフリー転身〜

新聞で、ある伴侶動物の愛護に関する記事が目に留まった。「これを書いた人の話を聞きたい。」駄目で元々、ライターの方に突然連絡。フリーランスで文春オンライン、小学館サライ.jpなど、様々な媒体で執筆をされている渡辺陽さんだ。見ず知らずの大学生である私からの依頼を受けて下さった渡辺さんからは、画面越しにも人と繋がる力が伝わってきた。「読む人」に、記事が出来るまでの人の繋がりを少しでも知っていただきたい。(聞き手:栗山真瑠  連載企画:学生が迫る、メディアの担い手の素顔) (渡辺陽

月間1億PVのスポーツニュースサイト立ち上げ!読者を惹きつける記事の極意とは?

東京スポーツやBuzzFeed Japanを経てフリーへと転身した徳重辰典さん。「人の気持ちに刺さり、人々を笑顔にする」ことを大切にして取材活動や記事の執筆を行ってきたという。芸能人を中心としたインタビュー相手の下調べを入念に行い、独自の質問で相手の本音を引き出してきた徳重さんに、今回は話し手になっていただいた。(聞き手:佐々木健太 連載企画:学生が迫る、メディアの担い手の素顔) 興味のあることを仕事にーー東京スポーツやBuzzFeed Japanといったメディア企業を経験

コピーライターという心の工学職人~WhatからWhyの世界へ~

「コピーライターという単語から何を連想しますか?」という問いに、「才能のあるハイセンスな言葉選び」という類いの答えが浮かぶ人は多いのではないか。しかし、コピーライティングは感性でも感覚でもない。人間の思考の根本を、緻密に、丁寧になぞったロジックとレトリックがあってこそ、人の心に刺さるのだ。 情報とものが溢れる社会で、企業やブランドの存在価値が問われ直されている今こそ、言葉「で」心情を型取ることに意味がある。博報堂やTBWA\HAKUHODOにて、コピーライターやクリエイティ

250冊以上のビジネス書を要約して辿り着いたこと。読者への橋渡し役とは…

記者・編集者・ライター・インタビュアー・カメラマンら、メディアの現場の方々を若い目線で紹介していく「学生が迫る、メディアの担い手の素顔」シリーズ。 今回伺った、インタビューや本の要約を手掛ける松尾美里さんは、「読者に何を届け、どう働きかけたいか」を大事にされているという。謙虚に耳を傾ける聞き手役を数多く経験されてきた松尾さんに、今回は話し手になっていただいた。(聞き手:栗山真瑠 北海道大学) 読者目線のビジョンから逆算したプロダクトーー松尾さんは現在、ビジネスパーソン向け