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学生が迫る、メディアの担い手の素顔

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メディア業界を志望する、株式会社クロフィー所属の学生インターンによるインタビュー集。記者、編集者、ライターらへ、働き方やメディアに対する思いについて聞いていきます。
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大手出版社からケータイジャーナリストへ転身ーー携帯電話の今と昔

今や日常生活に欠かせないものとなったスマホ。その普及以前から執筆活動を続けてきたケータイジャーナリストの石野純也さんは、慶応義塾大学卒業後、出版大手宝島社に入社したのち独立、現在はフリーで活動している。利用してきた通信キャリアも多く、家中がガジェットで溢れる石野さんから、携帯電話の今と昔を聞いた。(聞き手:林田桃佳  連載企画:学生が迫る、メディアの担い手の素顔) ◉社長のアサインで通信機器の道へ ーー現在の石野さんのお仕事について教えてください。 いくつか連載を持って

【データ分析取材の裏側】毎日新聞、週刊ダイヤモンド、
ハーバード・ビジネス・レビューで磨いた武器とは?

毎日新聞記者や週刊ダイヤモンド編集部を経て、現在はハーバード・ビジネス・レビュー編集部の副編集長と、様々なメディアの仕事を経験されてきた小島健志さん。人とは違う戦い方を追求した結果、強みになったのはデータ分析だった。独自のメディア論から学ぶべきものは多い。(聞き手:児玉理紗 連載企画:学生が迫る、メディアの担い手の素顔) (小島健志さん) メディアの世界へ飛び込むーー高校生の頃からマスコミ業界に憧れていたそうですが、大学時代のアルバイトにテレビ局を選んだのはなぜですか。

編集一筋10年以上、記事を書く時に意識する3つのポイントとは?

好きなことを伝えたい思いから編集者を目指し、クリエイティブ × ビジネスをテーマにしたWebメディア「FINDERS(ファインダーズ)」で記事を書き続ける神保勇揮さん。様々な媒体に関わってきた、これまでの編集者人生を余すことなく語ってもらった。(聞き手:石黒千尋  連載企画:学生が迫る、メディアの担い手の素顔) (インタビューをするFINDERSの神保勇揮さん:写真中央) 好きなことから始まったーー高校生時代は、どのようなことに興味があったのでしょうか。 部活で演劇もや

気象予報士の心掛けとは?ーー予報+‪αで天気予報をお天気ショーに

地方局キャスターから気象予報士へと転身した片山美紀さん。聞き手と伝え手、その両者を経験した彼女へのインタビューからは、常に向上心を持ちながら努力し続け、強い責任感と共に仕事へ取り組む姿が垣間見えた。(聞き手:髙山彩希 連載企画:学生が迫る、メディアの担い手の素顔) 原点はキャスターへの憧れーー色々な業界・業種がある中で、どのようにメディア業界への志望度を高めていきましたか。 私は就職活動をする時に、ほとんどメディア業界しか考えていなかったんです。元々地方育ちで、今はインタ

「企画はラブレター」書籍編集者として、著者と読者をつなぐ

興味のあるテーマの本だが何故か進まないこともあれば、本の中に広がる著者の世界観に浸って一気読みすることもある。こうした本が世に出るためには、著者の人柄や生き方を言葉で表しつつも、読者を引き込む構成を企画・編集する存在が必要不可欠だ。ディスカヴァー・トゥエンティワンに勤務する志摩麻衣さんへのインタビューを通して、著者の内面を言葉で表現し読者に伝える、書籍編集者としての仕事にかける思いを、垣間見ることが出来た。(聞き手:栗山真瑠  連載企画:学生が迫る、メディアの担い手の素顔)

月間1億PVのスポーツニュースサイト立ち上げ!読者を惹きつける記事の極意とは?

東京スポーツやBuzzFeed Japanを経てフリーへと転身した徳重辰典さん。「人の気持ちに刺さり、人々を笑顔にする」ことを大切にして取材活動や記事の執筆を行ってきたという。芸能人を中心としたインタビュー相手の下調べを入念に行い、独自の質問で相手の本音を引き出してきた徳重さんに、今回は話し手になっていただいた。(聞き手:佐々木健太 連載企画:学生が迫る、メディアの担い手の素顔) 興味のあることを仕事にーー東京スポーツやBuzzFeed Japanといったメディア企業を経験

コピーライターという心の工学職人~WhatからWhyの世界へ~

「コピーライターという単語から何を連想しますか?」という問いに、「才能のあるハイセンスな言葉選び」という類いの答えが浮かぶ人は多いのではないか。しかし、コピーライティングは感性でも感覚でもない。人間の思考の根本を、緻密に、丁寧になぞったロジックとレトリックがあってこそ、人の心に刺さるのだ。 情報とものが溢れる社会で、企業やブランドの存在価値が問われ直されている今こそ、言葉「で」心情を型取ることに意味がある。博報堂やTBWA\HAKUHODOにて、コピーライターやクリエイティ

創業100年超の新聞社が仕掛けたウェブメディア「ニュースイッチ」30代編集長って何者?

メディアの現場の方々を若い目線で紹介していく「学生が迫る、メディアの担い手の素顔」シリーズ。今回話を聞いたのは、日刊工業新聞社のウェブメディア・ニュースイッチで編集長を務める葭本隆太さん。自分の興味関心を大切にして仕事をすることが今の仕事に繋がったと葭本さんは語るが、住宅不動産業界誌の記者を経験後、どうして産業新聞の記者になったのか。貫いてきた記者としての思い、ウェブメディアの課題や今後などに迫った。(聞き手:横山智咲 東洋大学) 物事の裏側を知りたいーー大学は建築学科で、

250冊以上のビジネス書を要約して辿り着いたこと。読者への橋渡し役とは…

記者・編集者・ライター・インタビュアー・カメラマンら、メディアの現場の方々を若い目線で紹介していく「学生が迫る、メディアの担い手の素顔」シリーズ。 今回伺った、インタビューや本の要約を手掛ける松尾美里さんは、「読者に何を届け、どう働きかけたいか」を大事にされているという。謙虚に耳を傾ける聞き手役を数多く経験されてきた松尾さんに、今回は話し手になっていただいた。(聞き手:栗山真瑠 北海道大学) 読者目線のビジョンから逆算したプロダクトーー松尾さんは現在、ビジネスパーソン向け