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学生が迫る、メディアの担い手の素顔

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メディア業界を志望する、株式会社クロフィー所属の学生インターンによるインタビュー集。記者、編集者、ライターらへ、働き方やメディアに対する思いについて聞いていきます。
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#学生

【データ分析取材の裏側】毎日新聞、週刊ダイヤモンド、
ハーバード・ビジネス・レビューで磨いた武器とは?

毎日新聞記者や週刊ダイヤモンド編集部を経て、現在はハーバード・ビジネス・レビュー編集部の副編集長と、様々なメディアの仕事を経験されてきた小島健志さん。人とは違う戦い方を追求した結果、強みになったのはデータ分析だった。独自のメディア論から学ぶべきものは多い。(聞き手:児玉理紗 連載企画:学生が迫る、メディアの担い手の素顔) (小島健志さん) メディアの世界へ飛び込むーー高校生の頃からマスコミ業界に憧れていたそうですが、大学時代のアルバイトにテレビ局を選んだのはなぜですか。

福岡発、地方紙読者に寄り添う相談所ーーローカルメディアの役割とは?

読者とSNSでつながって困りごとを取り上げ記事にする「あなたの特命取材班」や、地域の外国人との共生の一助を目指す「やさしい日本語」でのニュース発信などに取り組む西日本新聞。担当の1人でもある福間慎一さんに、ローカルメディアの魅力や、新聞離れが進む中でのメディアの未来について聞いた。(聞き手:村上和 連載企画:学生が迫る、メディアの担い手の素顔) 東京での大学生活で地方紙の魅力に気づくーー現在のお仕事内容を教えてください。 西日本新聞のクロスメディア報道部に所属し、紙とデジ

「記憶に残るフリーペーパーへ」学生の街・京都で生まれた学生記者と読者のつながり

「日本一の大学生の街」と言われる京都で大学生とともにフリーペーパー「ガクシンFind」を発行し続けている則政喜宏さん。原動力は、創刊から約40年という長い歴史の中で生まれた読み手と作り手の繋がりを守りたいという思いだ。紙媒体の衰退が危ぶまれる今日だが、時代が変わっても学生や人と人との繋がりの温かさは変わらない。京都の大学生と共に歩んできた40年間とフリーペーパーに託す思いについて、則政さんに語ってもらった。 (聞き手:児玉理紗 連載企画:学生が迫る、メディアの担い手の素顔)

地下鉄サリン事件現場に遭遇ーー36歳でメーカーからテレビ局記者へ転身「今までのキャリアをかなぐり捨て無我夢中に」

1992年に日産自動車からフジテレビへ転職、36才で初めてマスコミ業界に飛び込んだ。入局後は経済・政治担当キャップ、ニューヨーク特派員、報道番組「ニュースJAPAN」のメインキャスター、経済部長、解説委員、BSフジ「プライムニュース」解説キャスターを経て、2013年に独立、現在は自身が立ち上げたウェブメディア「Japan In-depth」の編集長を務める安倍宏行さん。異例の経歴とその仕事観、見据える日本のメディアの将来像について伺った。(聞き手:村上和 連載企画:学生が迫る

編集一筋10年以上、記事を書く時に意識する3つのポイントとは?

好きなことを伝えたい思いから編集者を目指し、クリエイティブ × ビジネスをテーマにしたWebメディア「FINDERS(ファインダーズ)」で記事を書き続ける神保勇揮さん。様々な媒体に関わってきた、これまでの編集者人生を余すことなく語ってもらった。(聞き手:石黒千尋  連載企画:学生が迫る、メディアの担い手の素顔) (インタビューをするFINDERSの神保勇揮さん:写真中央) 好きなことから始まったーー高校生時代は、どのようなことに興味があったのでしょうか。 部活で演劇もや

フォトグラファーが大切にする価値観とは?ーーロマンチストとリアリスト

新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言下、秩序ある東京の夜の街を捉えた写真集『Night Order』を刊行し、日頃は広告や雑誌などでポートレイト写真を撮影するフォトグラファーの小田駿一さん。激動の時代にクリエイションが持つ意味、これからのクリエイションを担う若者は何を見て捉え生きていくべきなのかを聞いた。
(聞き手:藤原拓馬 / 連載企画:学生が迫る、メディアの担い手の素顔) 写真集『Night Order』 学生からフォトグラファーになるまで――写真に興味を持っ

「企画はラブレター」書籍編集者として、著者と読者をつなぐ

興味のあるテーマの本だが何故か進まないこともあれば、本の中に広がる著者の世界観に浸って一気読みすることもある。こうした本が世に出るためには、著者の人柄や生き方を言葉で表しつつも、読者を引き込む構成を企画・編集する存在が必要不可欠だ。ディスカヴァー・トゥエンティワンに勤務する志摩麻衣さんへのインタビューを通して、著者の内面を言葉で表現し読者に伝える、書籍編集者としての仕事にかける思いを、垣間見ることが出来た。(聞き手:栗山真瑠  連載企画:学生が迫る、メディアの担い手の素顔)

30歳未経験から一流カメラマンになれた理由。家族写真は有名人の撮影より難しい?

プロフォトグラファー・平岩享。ポートレートを得意とする彼のInstagramには、有名な俳優やスポーツ選手などの一瞬を切り取った写真が並ぶ。カメラマンということは幼少期から写真が好きだったのかと思いきや、20代後半まで写真への興味はゼロだったという。そんな彼がどうしてプロのカメラマンになれたのか。そこには、被写体のその日のベストを切り取ることに全力を傾け、自分や他人に真っ直ぐ向き合ってきた姿があった。(聞き手:横山智咲  連載企画:学生が迫る、メディアの担い手の素顔) (※

月間1億PVのスポーツニュースサイト立ち上げ!読者を惹きつける記事の極意とは?

東京スポーツやBuzzFeed Japanを経てフリーへと転身した徳重辰典さん。「人の気持ちに刺さり、人々を笑顔にする」ことを大切にして取材活動や記事の執筆を行ってきたという。芸能人を中心としたインタビュー相手の下調べを入念に行い、独自の質問で相手の本音を引き出してきた徳重さんに、今回は話し手になっていただいた。(聞き手:佐々木健太 連載企画:学生が迫る、メディアの担い手の素顔) 興味のあることを仕事にーー東京スポーツやBuzzFeed Japanといったメディア企業を経験

キャリア10年目で感じるアナウンサーの理想像とは?

アナウンサーは原稿を読むだけではなく、原稿に実感を持って伝えなければならない。その実感を多くの視聴者に持ってもらえるように現地に足を運び、自分で取材することを厭わない。2010年に山形テレビに就職し、フリーに転身後アメリカを経て、現地でのアナウンサー経験をもつ佐々木真奈美さんとのインタビューを通して、ニュースの最終伝達者であるアナウンサーにかける思いを伺った。(聞き手:浦上礼 明治大学  連載企画:学生が迫る、メディアの担い手の素顔) (アメリカのニュース番組に出演する佐々

コピーライターという心の工学職人~WhatからWhyの世界へ~

「コピーライターという単語から何を連想しますか?」という問いに、「才能のあるハイセンスな言葉選び」という類いの答えが浮かぶ人は多いのではないか。しかし、コピーライティングは感性でも感覚でもない。人間の思考の根本を、緻密に、丁寧になぞったロジックとレトリックがあってこそ、人の心に刺さるのだ。 情報とものが溢れる社会で、企業やブランドの存在価値が問われ直されている今こそ、言葉「で」心情を型取ることに意味がある。博報堂やTBWA\HAKUHODOにて、コピーライターやクリエイティ

創業100年超の新聞社が仕掛けたウェブメディア「ニュースイッチ」30代編集長って何者?

メディアの現場の方々を若い目線で紹介していく「学生が迫る、メディアの担い手の素顔」シリーズ。今回話を聞いたのは、日刊工業新聞社のウェブメディア・ニュースイッチで編集長を務める葭本隆太さん。自分の興味関心を大切にして仕事をすることが今の仕事に繋がったと葭本さんは語るが、住宅不動産業界誌の記者を経験後、どうして産業新聞の記者になったのか。貫いてきた記者としての思い、ウェブメディアの課題や今後などに迫った。(聞き手:横山智咲 東洋大学) 物事の裏側を知りたいーー大学は建築学科で、

250冊以上のビジネス書を要約して辿り着いたこと。読者への橋渡し役とは…

記者・編集者・ライター・インタビュアー・カメラマンら、メディアの現場の方々を若い目線で紹介していく「学生が迫る、メディアの担い手の素顔」シリーズ。 今回伺った、インタビューや本の要約を手掛ける松尾美里さんは、「読者に何を届け、どう働きかけたいか」を大事にされているという。謙虚に耳を傾ける聞き手役を数多く経験されてきた松尾さんに、今回は話し手になっていただいた。(聞き手:栗山真瑠 北海道大学) 読者目線のビジョンから逆算したプロダクトーー松尾さんは現在、ビジネスパーソン向け