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新NISAについて思うこと(メディアがあまり言わないこと)

今回は新NISAについて思うことを書いていきます。

簡単に自己紹介
✅31歳で純金融資産約3,000万円
✅妻と子供の3人暮らし
✅投資歴4年

2024年1月から新NISAが始まるということで、何かにつけて話題となっています。

今回はあまりメディアで取り上げられていない(と思われる)ことについて書いていきます。


実はインデックスの長期投資は高難易度!?

1つ目は、インデックスの長期投資は、実は難易度が非常に高いということです。

新NISAを始めようとしている大多数の方は

・全米型
・全世界型

のどちらかの指数をベンチマークとした投資信託の購入を検討しているかと思います。

前者はS&P500、後者はオルカンと呼ばれるものです。つまりは、インデックス投資です。

確かに、インデックス投資は投資経験の浅い方でもリターンを出しやすい投資手法と言われています。

インデックスの長期投資に求められることは「何もしないこと」です。つまり、株を買ったらひたすらそれをホールドし続けるということです。

投資経験の浅い方であれば、相場の変動に慣れていないため。一日で数万円単位の変動でも、気持ちがざわついてしまう方もいると思います。

そのため、手持ちのキャッシュと、株式の比率をどれくらいにするか、よく吟味する必要があります。

新NISAは下手に非課税枠が大きいので、自分のリスク許容度を鑑みずに無理して株を購入すると、痛い目にあうかもしれません。

また、相場が悪く、下落局面が続くときは毎日のように資産が急速に減るので、そういった状況でも売らずに、20年、30年とホールドし続けられるか試されるという訳です。

これは難易度が高い投資と言えるでしょう。


取り崩しまで考えられているか?

2つ目は、インデックスの取り崩しです。

インデックス投資の最大の難所の一つは、いつ、どうやって資産を取り崩していくかということです。

そうです、新NISAと言えば

年初一括投資 VS 毎月積立

を毎日のように議論していますが、買うタイミングは実は簡単です。どっちでもいいんです。

それよりも難しいのは取り崩し方です。

20代、30代からコツコツと積み上げて、30年後に膨大に膨れ上がった資産をどうやって取り崩すかということです。

定額で取り崩すのか、定率で取り崩すのか、取り崩しの期間は何年にするのか、自分が長生きしてしまうリスクはあるのか、などなど

といったことを60歳の脳みそで考えないといけません。

これは非常に難しい問題です。


より一層格差が拡大する

3つ目は、新NISAをやる人、やらない人の資産格差がより一層拡大するということです。

新NISAで投資をして、市場平均(約7%)くらいのリターンを毎年享受し続ける人と、現預金しか持たない人の資産格差は広がり続けると考えます。

・投資ってよくわからない、怖い
・お金を損するようなことは避けたい

このような思考は、むしろ、リスクが高い考え方だと思います。

今の日本はインフレ状態です。つまり、なにもしなくてもお金の価値は毎年、毎月、毎日下がり続けています。

自分の財布に入っている1,000円札で買えるものが徐々に少なくなっていくようなものです。

これは、実質的には、お金を失い続けていることと同じです。

給料が信じられないくらい高く、株式投資なんて必要ないという方は良いですが、一般的な収入の方は株式投資をうまく味方につける必要性が高まっていると思います。


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