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「清水灯台見学会」体験記 -令和5年度静岡市文化財特別公開

ボナヴー!¹
2023年11月11日、静岡県静岡市清水区にある清水灯台の見学会(特別公開)にお邪魔してきました。
今回はその体験記を書き綴ろうと思います。

この記事は東京大学きらら同好会 Advent Calendar 2023の7日目の記事です。昨日はちさとしさんによる、漫画『恋する小惑星』(Quro/芳文社)に登場する秋田県の経緯度交会点標示塔訪問の記事でした。入道崎灯台の紹介で締められていて、灯台バトンパスを受け取ることになりました。
明日はポリアネスさんによる会長就任挨拶の予定です。


清水灯台について[1]

図1 清水灯台外観(2023年10月12日撮影²)
右奥には富士山が見える……はずだった。(よく見ると雲の上から一部が見える)

清水灯台の歴史

明治22年(1889年)の東海道本線の開通により、清水港における取引が減少し、それを危惧した当時の清水町長らが清水港の「開港外貿易港」としての地位を求めて国に請願し、明治32年(1899年)に清水港は外国貿易港に指定されました。

その後、明治42年(1909年)には清水港が全国一の製茶輸出港になり、更なる発展を目指すべく、清水町は港湾施設の改修や灯台建設の要望を行いました。

清水は船の難所ではないなどとして当初は却下されたものの、町の絶え間ない熱意と努力により、明治44年(1911年)5月には国費での灯台の建設が開始され、明治45年(1912年)2月8日落成、同年3月1日に初点灯を迎えました。

そんな灯台の完成・初点灯から111周年を迎えた今年(2023年)の11月11日、普段は立ち入ることの出来ない灯台内部の公開が行われました。

清水灯台の特徴

清水灯台は日本初の鉄筋コンクリート構造による灯台であり、「近代化産業遺産」や「土木学会推奨土木遺産」、静岡市の「地域景観資源」などに指定されています。

三保半島の北東部に位置し、羽衣伝説で有名な三保松原から徒歩20分ほどのところにあります。天気が良いと周辺から綺麗な富士山を見ることも出来ます。

羽衣伝説にちなんで、頂部には羽衣の天女の形の風見鶏が設置されているユニークな灯台となっています。

図2 清水灯台上部の様子(2023年10月12日撮影)
風見鶏の上に鳥が止まっている。
レンズにゴミが付着していたようで右側に邪魔が……
図3 灯台頂部の風見鶏(2023年10月12日撮影)
羽衣を纏った天女のデザインとなっている。
図4 海上保安庁と燈光会による清水灯台の案内板(2023年10月12日撮影)

清水灯台を知ったきっかけ:『星屑テレパス』

この世には『星屑テレパス』(大熊らすこ/芳文社)という素晴らしい漫画があります。
まさかご存じない方はいらっしゃらないとは思いますが、念のため作品の概要を記載します。冒頭の微ネタバレがあるので、気になさる方は次の段落をさっと飛ばしてください。

概要
上手く自分の気持ちを伝えられない内気な主人公・小ノ星海果(このほし うみか)。地球がダメでも宇宙には居場所が見つけられるのではないかと宇宙に強い憧れを持つ。そんなある日、宇宙人であるという少女・明内ユウ(あけうち ゆう)が現れる。彼女の特技(特殊能力)は「おでこぱしー」。なんと、おでこをくっつけると相手の感情が分かるという。
どうしてもユウと仲良くなりたい海果は頑張ってアプローチ。なんとか気持ちを伝えることに成功。宇宙に行きたい海果と宇宙に帰りたい(?)ユウは共に宇宙を目指してロケットを作ろうとする。
宇宙に行くことが簡単ではないことが分かった2人は、クラスメイトの宝木遥乃(たからぎ はるの)、雷門瞬(らいもん またたき)と共に、宇宙に行く足掛かりとして本格的なモデルロケットを始め、大会の優勝を目指す。
"かわいい"と"しんどい"が入り混じる壮大な青春ガールズロケットストーリーSF(?)。

本当に素晴らしい作品です。キャラクターが可愛いだけでなく、キャラクターの感情がとてもリアルに描かれており、濃厚なストーリーとなっています。きららのことをあまり知らない方が思っている所謂"きらら作品"とは一味も二味も違います。とりあえず読んでください。飛びます。

TVアニメ化もされ、現在TOKYO MXほかにて毎週月曜日放送中。
第1話は各種配信サイトにて無料配信中。
最新話はFODTVerにて無料配信中。
全話見たい方はFODにて独占見放題配信中。今月入れば976円で全話見られます!!

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さて、前置きが長くなりましたが、『星屑テレパス』と清水灯台がどう関係しているのかお話ししたいと思います。

なんと、先ほどご紹介した宇宙人・明内ユウは灯台で生活しています。
本作において灯台は重要な役割を果たしており、アニメのキービジュアルなどにも描かれています。

『星屑テレパス』は主に静岡県静岡市を舞台としており、市内の様々な場所が登場しています。
静岡市内の象徴的な灯台は(防波堤上のものを除き)清水灯台のみであるため、アニメ化前からファンの中では清水灯台がモデルなのではないかとまことしやかに噂されておりました。

その答えが原作者による10月22日のYouTube配信³で明らかになりました。

結論から申し上げると、清水灯台は立地のモデルにしているということで、灯台自体のモデルではありません。

大熊らすこ先生は、

『星屑テレパス』に合う、一番最強の灯台をデザインしている。

大熊らすこ(アニメ「星屑テレパス」放送前夜のおでこぱしー雑談!#3(おさけあり)

とおっしゃっており、様々な灯台を参考にしていることを明らかにしています。
具体的には以下の通りです。

  • 清水灯台(静岡県)         :立地

  • エグモント岬灯台(ニュージーランド):外観

  • 犬吠埼灯台(千葉県)        :フレネルレンズ、窓ガラスなど

  • 出雲日御碕灯台(島根県)      :吹き抜け螺旋階段

立地だけ……立地だけですが、清水灯台は『星屑テレパス』の聖地だと言えるでしょう⁴。

清水灯台以外の灯台もいつか行きたいですね。
間に合えば他の灯台も訪れてAdvent Calendarで後日ご紹介したいと思います。
エグモント岬灯台はちょっと……

さて、今回の「清水灯台見学会」が行われた11月11日は"星屑テレパスの日"でもありました。
なぜか今年は公式アカウントによる言及が無かったのですが、ファンで盛り上げていきましょう!

当日の行程

※ 括弧内の時刻は時刻表などで本来予定されていた時刻
前日20時頃 新宿駅出発〔小田急小田原線+JR東海道本線〕
0時頃 清水駅到着・宿泊
6時頃 起床
7:18-8:00 (7:54) 新清水→三保本町〔しずてつジャストライン(静鉄バス)・三保山の手線〕
8:15 清水灯台到着
9:45 (9:50) 整理券配布開始
清水海岸散策
10:20-10:35 (10:15-10:30) 清水灯台内部見学
清水海岸散策(以下、その他聖地巡礼)
11:16-11:40 (11:37) 三保松原入口→港橋〔しずてつジャストライン・三保山の手線〕
11:45-12:40 エスパルスドリームプラザ
徒歩
12:56-13:06 新清水→県立美術館前〔静岡鉄道静岡清水線〕
13:13-13:40 幸せの黄金鯛焼き県立美術館前店
13:44-13:55 県立美術館前→新清水〔静岡鉄道静岡清水線〕
14:10-14:44 清水駅→但沼車庫前〔しずてつジャストライン・三保山の手線〕
14:55-15:05 但沼車庫→和田島車庫〔両河内線自主運行バス・但沼系統〕
15:06 (15:10)-15:16 和田島車庫→西里温泉前〔両河内線自主運行バス・大平系統〕
15:20-16:40 清水西里温泉浴場 やませみの湯
散策
17:05 (17:10)-17:20 西里温泉前→和田島車庫〔両河内線自主運行バス・大平系統〕
17:25-17:35 和田島車庫→但沼車庫〔両河内線自主運行バス・但沼系統〕
17:42-18:16 但沼車庫前→清水駅〔しずてつジャストライン・三保山の手線〕
18:32-18:55 新清水→新静岡〔静岡鉄道静岡清水線〕
青葉シンボルロード散策
19:30-19:53 新静岡→新清水〔静岡鉄道静岡清水線〕
20時頃 清水駅出発

1泊1日の静岡旅行でした。

『星屑テレパス』の聖地巡礼をするときなど、静岡市内を巡りたいときは静岡鉄道・静鉄バスの「電車・バス1日フリー乗車券」がお得です。

大人1人1,400円で静鉄電車全線と、静岡駅や清水駅を中心とした多くの静鉄バスが1日乗り放題となります。
例えば、清水灯台へ行くために新清水↔︎三保本町をバスで往復するだけで運賃は740円、新清水↔︎新静岡を電車で往復するだけで700円となるため、これだけで元が取れます⁵。

「清水灯台見学会」の様子

やっと本題です。前置きが長くなってしまい申し訳ございません。

見学会開始前待機列

見学会の定員は午前の部40名、午後の部40名で、合計80名でした。
当日9時50分から整理券配布開始で先着順とのことで、いつ行けばいいのか全く分からず……
1時間半前に行けば大丈夫だろうと思い、8時15分に到着することになりました。
この時点で既に10人以上並んでいました。80人いなくて良かった……

当日朝の天気は曇り、風も吹いており、ここ数日の中でも一段と冷え込んでいました。

そんな中、待っている人々を温めてくれたのが2匹のにゃんこ達。
とても人懐っこく、にゃんこ自ら並んでいる人に近づいて脚にすりすりしたり撫でてもらったりしている場面もありました。
耳がカットされていたため恐らく地域猫。普段からみんなに愛されているのでしょう。

図5 清水灯台とにゃんこ(2023年11月11日撮影)
図6 にゃんこ拡大版(2023年11月11日撮影)
かわいい。
図7 地面に降りてきたにゃんこ達(2023年11月11日撮影)
奥のにゃんこが見ている道は太平洋岸自転車道。千葉県の銚子駅付近を起点として和歌山県の加太港付近まで続いている。
図8 近づいてきたにゃんこ(2023年11月11日撮影)

8時半過ぎ頃からは灯台に各国の旗を掲げる準備が行われました。
基本的には年に1度ほどの特別公開の日だけ行うそうです。

図9 旗が掲げられた清水灯台(2023年11月11日撮影)
図10 旗の紐を狙っていたにゃんこ達(2023年11月11日撮影)
海上保安庁の方が錘に紐を括りつける際、ねこじゃらしで遊ぶようににゃんこが戯れる一面も。
カメラをすぐに取り出せず、かわいいシャッターチャンスは逃してしまった。

ここからはひたすら待つだけの時間。
整理券配布の時間が近づくにつれてどんどん風が強くなっていきました。寒い! まずい!(以下の動画は9時32分頃の様子)

9時45分頃、定刻より早いが多くの人が並んでいるため早めに整理券を配布開始するとのアナウンス。
既に40人以上並んでいました。

そして恐れていたアナウンスが……

「強風のため、天候次第では中止になる可能性があります。」

これ以上は荒れないでくれ…… そう祈るのみ。

海保の方のご挨拶と共に、恒例だという、
「遠くから来たよ、という方?」
との質問。
発言した方の中で一番遠かったのはたしか群馬県の方だったと思います。

その後なんと、

『星屑テレパス』の関係で来たという方?

というような問いかけがあり、3~4割の人が手を挙げていました。

海保の方も認知している『星屑テレパス』。偉大な作品ですね。

見学会は10時から各回15分、1回あたり5人の制限で3組目の整理券をいただきました。が、前に並んでいたペアの方の入場回が分かれてしまったようで、2組目の整理券との交換の申し出をされました。

というわけで10時15分〜の回で入場することに。

清水灯台内部見学

図11 見学会の様子(2023年11月11日撮影)
風見鶏を撮る人、灯台上部からの景色を撮る人、レンズを見る人、麓から灯台を見上げる人達、
高みの見物をしているトンビが写っている。

10時15分からの回でしたが、見学会の開始が少々遅れたようで灯台内部への入場も少々遅れることになりました。
それまでは隣の管制器室の見学へ。

図12 清水灯台と管制器室(2023年11月11日撮影)
左下に見えている建物が管制器室。

管制器室の内部には、M型点灯制御装置や非常用電源、日光弁、そして清水灯台に関する資料の展示などがありました。
もっとごちゃごちゃしているのかと思っていたのですが、意外とスッキリしていましたね。

図13 清水灯台管制器室内部(2023年11月11日撮影)
M型点灯制御装置、バッテリー(非常用電源)、日光弁が写っている。
図14 建設中の清水灯台の資料と清水灯台全景図(2023年11月11日撮影)
建設中の様子は明治44年(1911年)9月5日に撮影された模様。
図15 清水灯台に関連する様々な資料(2023年11月11日撮影)
「完成当時の状況」「勤務職員数」「日本一の縦覧者数」「清水港の関係年表」などの資料展示。
「海と灯台ウィーク」の缶バッジや「航路標識のはなし」の小冊子の無料配布もされていた。

いよいよ灯台内部へ。
ヘルメットを被ってLet's go!!

図16 清水灯台入口(2023年11月11日撮影)
上部には銘板が設置されている。

壁が分厚いためか内部はだいぶ狭かったです。
1階部分には初期の銘板が展示されておりました。

そして、想像していたより階段がとても急で狭い!!
1つの階段の段数はそれほど多くありませんが結構怖いです。
次の階に上がる際の隙間もかなり狭く、ヘルメットを被っていないと危険です。

図17 清水灯台1階(2023年11月11日撮影)
中央には分銅筒、右手には螺旋階段、左手には旧銘板がある。
図18 清水灯台の旧銘板(2023年11月11日撮影)
「明治四十五年三月一日初㸃燈」と書かれている。
図19 清水灯台分銅筒内部(2023年11月11日撮影)
図20 清水灯台1階の窓枠(2023年11月11日撮影)
消防法に基づき消化器が設置されている。
図21 清水灯台1階から2階へと続く階段(2023年11月11日撮影)

2階にやってきました。
2階は特に展示等はありませんが、"灯台"を感じることが出来ます。

図22 清水灯台2階から1階を見下ろした様子(2023年11月11日撮影)
折りたたみ式の蓋が取り付けられている。普段は閉じられているのだろうか。
図23 清水灯台2階から上を見上げた様子(2023年11月11日撮影)
1階に比べてかなり天井までの距離がある。
図24 清水灯台2階から3階へと続く階段(2023年11月11日撮影)
あまりにも急すぎる。怖い。

急な階段を頑張って登り3階へ。
フレネルレンズを回転させるためだと思われる滑車がありました。
次はいよいよ最上階・灯室へ。

図25 清水灯台3階分銅筒内の滑車(2023年11月11日撮影)

3階から最上階へはすぐです。いざ最上階へ!

階段を登ると間近にフレネルレンズが待ち受けています。

図26 清水灯台のフレネルレンズ(2023年11月11日撮影)
イギリス・バーミンガム製の五等フレネルレンズ。
5万カンデラの光で14海里先まで光が届くらしい。見学会当日は回転していた。
図27 フレネルレンズの回転を支えている機械(2023年11月11日撮影)
当日回っていたか定かではない。現役稼働してるのかな…?

フレネルレンズの写真を載せまくっていたらキリがないので、本記事末のおまけに載せようと思います。

灯室からは小さな扉を開けて外に出ることが出来ます。
扉(穴)はかなり小さく、腰より低い高さしかないため、屈んで潜り抜けるように出なければなりません。

図28 清水灯台の灯室と頂上の踊り場を行き来するための扉(2023年11月11日撮影)

外に出ました。
先ほども述べたように当日は強風が吹いており、あまり高い灯台ではないもののかなりスリルがありました。
地上よりも灯台の上の方が風が強いように感じられます。

景色を眺めているだけでもかなり楽しかったです。
普段見ることが出来ない景色ってちょっとワクワクしますよね。

図29 清水灯台上部からの南の眺望(2023年11月11日撮影)
太平洋岸自転車道を走るサイクリストが見られる。
図30 清水灯台上部からの北北東の眺望(2023年11月11日撮影)
天気が良いと富士山を望むことができる。
図31 清水灯台のフレネルレンズと景色(2023年11月11日撮影)
本記事のヘッダー画像。

フレネルレンズが回転している動画は撮り忘れました……
僕の脳内にはまだ残ってるので、遠隔おでこぱしーで読み取ってください。

7分ほど滞在して景色やレンズを堪能した後、急な階段を頑張って降りて清水灯台の内部見学は終了しました。

とても充実していました。
次回は天気が良い時に登ってみたいですね。

『星屑テレパス』聖地巡礼ダイジェスト

ここからは、清水灯台の見学会後に巡った『星屑テレパス』の聖地をざっくり紹介したいと思います。

エスパルスドリームプラザ&清水マリンパーク

図32 清水マリンパークから見たエスパルスドリームプラザ(2023年11月11日撮影)

エスパルスドリームプラザ(通称:ドリプラ)はTVアニメの第4話で登場しました。

清水灯台見学会の待機列にいたときに「そういえばこの前ドリプラ出てましたよね。」という会話が聞こえてきました。
SBS(静岡放送)では5日放送が遅れているので、ちょうどこの回が放送された週だったようです。

ちょうど前日の11月10日にドリプラの新館がオープンして最初の週末ということで館内は賑わっていました。

図33 ドリプラ新館からの眺めを楽しむ清水エスパルスのパルちゃん(2023年11月11日撮影)

折角ドリプラに来たので、CHERRY BEANS BURGERでハンバーガー(パイナップルバーガー)をいただきました。

明内ユウが食べていたきんぴらごぼうバーガーみたいなものはもちろんありませんでした。

図34 ドリプラのCHERRY BEANS BURGER(2023年11月11日撮影)
後ろに見える観覧車は「ドリームスカイ」という名で、1人で乗ると700円。2人の場合1,300円。
食べ終わるまでの間に誰1人乗っていなかったが大丈夫なのだろうか……


幸せの黄金鯛焼き県立美術館前店

図35 幸せの黄金鯛焼き県立美術館前店(2023年11月11日撮影⁶)

1ヶ月ぶり2度目の訪問。
『星屑テレパス』4巻に登場する鯛焼き屋さんです。

作中で登場した「抹茶大納言味」の鯛焼きは存在しない味だったものの、漫画を読んだお店の方が味の逆輸入を行い、「抹茶大納言味」が再現されました。
中に大きな白玉と抹茶クリームと小豆が入っており、もっちもちの食感です。

手作りのPOPなども作成されており、店内にはポスターも飾られております。
『星屑テレパス』全力推しのお店、是非1度訪れてみてはいかがでしょう。

朝の極寒・強風が嘘のように太陽も出て暑くなってきたため、店内でマロンソフトをいただきました。美味しい!
持ち帰りでキャラメりんご味の鯛焼きと黄金あんの鯛焼きを買いました。
色々な味があって飽きません。期間限定の味もあるので何度行っても楽しめると思います。

図36 幸せの黄金鯛焼き県立美術館前店のマロンソフトと手作りフレーム(2023年11月11日撮影⁶)
外から見える位置にも同じフレームが飾られており、最低でも2個は作成されている。
図37 抹茶大納言(しらたまっちゃ)鯛焼き(2023年10月12日撮影⁶)
図38 幸せの黄金鯛焼き県立美術館前店 店内に飾られているポスター(2023年10月12日撮影⁶)


清水西里温泉浴場 やませみの湯

図39 清水西里温泉浴場 やませみの湯 入口(2023年11月11日撮影)

『星屑テレパス』4巻に登場した温泉です。

静鉄バスとデマンドバスを乗り継いで行くことが出来ます。

源泉汲上ポンプ故障のため、温泉ではなく井戸水を沸かしての営業が行われておりました。(2023年12月7日現在も故障中)

入浴料(入館料)は大人1人700円。
休憩室などもあり、寛ぐことが出来ます。
ラウンジには大熊らすこ先生が寄贈された『星屑テレパス』の単行本が置かれています。

図40 やませみラウンジ(2023年11月11日撮影⁶)
机の上には『星屑テレパス』1巻〜4巻が置かれている。

帰りのデマンドバスではなんと、清水灯台見学会にも参加されていた星テレファンの方と偶然お会いし、星テレ話に花を咲かせることが出来ました!

星テレ自体のイベントがあったわけではないにもかかわらず、このように星テレファンの方々が集まるのは素晴らしいですね。

いい1日になりました。

あとがき

正直今回の見学会に行くかどうかは2日前まで悩んでおりました。というのも、前日夕方には資格試験があったことや、13日の沼津のホテルを既に予約していたことなどがあり、11日朝に清水灯台に行かなければならないのはかなり微妙な日程でした。(3泊する余裕はなく……)

結局、沼津のホテルはキャンセルし、試験終わってすぐ清水へ向かい、1泊1日の旅行にしたのですが、本当に行って良かったと思います。

貴重な清水灯台内部の見学、星テレファンとの交流はかけがえのない思い出となりました。

海上保安庁の皆様、『星屑テレパス』を生み出してくださった大熊らすこ先生、そしてかおり監督をはじめとするアニメ制作に携わった全ての皆様、当日お話ししてくださった方々に御礼申し上げます。

2023年12月7日
くろのす/クロノス

¹ 『星屑テレパス』の作中で用いられている宇宙語の挨拶。「よっす〜」という意味。「ボナヴー」と言われたら「マディヴー(おいす〜)」と返す必要がある。レッツ宇宙語ネイティヴっ!!
² 見学会当日は天候が悪かったため10月に撮影したものを使用。本記事で用いた写真は注記のない限り全てSONY DSC-RX100M7にて撮影。余裕が無かったためRAW現像は行わず全て撮って出し(一部トリミング・塗りつぶしあり)。
³ 『星屑テレパス』の原作者・大熊らすこ先生はTVアニメの放送日(月曜日)の前日21時〜と当日23時半〜の週2回、YouTube配信を行っている。前日は雑談配信、当日は雑談+同時視聴配信。身バレ防止のためボイスチェンジャーが使われており、とても可愛い声になっている。初心者とは思えないほど配信が上手であり、制作裏話なども多く、多くのファンが集う場となっている。
⁴ アニメでは灯台の位置が変更されていると考えられる。あくまで原作漫画『星屑テレパス』に登場する灯台の立地のモデルである。"聖地"の定義は人によって異なるので押し付けないようにしましょう。
⁵ 単に清水駅周辺から静岡駅周辺へ移動したいだけならば、清水↔︎静岡をJRで往復すると運賃480円となるので静鉄に乗るよりお得。
⁶ iPhoneで撮影。

参考文献
[1] 海上保安庁(2012)「清水灯台アラカルト(歴史・位置・天女・施設の概要)」https://www.kaiho.mlit.go.jp/03kanku/shimizu/e_information/topic24/100/about.html 〔2023年12月6日最終閲覧〕

おまけ

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