第15章 世界の果てに続く道(ドラブラメインストーリーまとめ)

 スマートフォン向けMMORPGコード:ドラゴンブラッドメインストーリーのまとめです。

第15章 世界の果てに続く道

序章:オーディンの淵

 ここは極北の地ーー
 紺碧の空に雷鳴がとどろく中、8本の脚をもつ軍馬にまたがった巨大な影が、遠く海の向こうを見つめていました。彼の名はオーディン。北欧神話において神々の王とされる主神です。

愛馬スレイプニルに騎乗するオーディン

 彼の得物は、狙った的は絶対に外さないと言われる神槍グングニル。次の狙いは一体何なのでしょうか……

 新章ではこのオーディンが重要な役割を果たすようです。


卒業パーティー

 さて、シーザーとソ・シハンはもうじきカッセル学院卒業の季節を迎えます。卒業記念パーティーで、ロ・メイヒはシーザーから学生自治会の次期会長に選ばれましたが、その重責に尻込みをしている様子です。

ロ・メイヒを信頼し、後を託すシーザー

 一方、獅子心会の会長は選挙によって選ばれることになっているため、ソ・シハンの後継はまだ決まっていません。ソ・シハンは業務を副会長のス・シーに任せており、今は次の任務の準備で忙しくしているようです。

 シーザーはイタリア支部へ行くようです。皆が揃って過ごせるのもあとわずか……
 シーザーらは温泉旅館で最後の旅行を楽しみ、残り少ない青春の時を過ごしました。


極秘任務

 さて、EVAから呼び出しを受けた《プレイヤー》は、ソ・シハンとともに極秘任務に参加するよう命じられます。

 図書館で資料を渡してくれたのはフィンゲルでした。彼によると、今回の目的地はクルーズ客船「ヤマル号」。もともとは砕氷船で、現在も北極海を巡航しているそうです。そこはかつての氷海計画(※)の海域でした。

(※)2002年、グリーンランドで竜王らしき心拍音が観測され、シュナイダーやノルマ・ローレンス(EVAの人格モデルとされる女子学生)らが調査に参加。そこで竜王らしき敵と遭遇しチームはほぼ壊滅したとされています。

 船長は表向きはサーシャという人物ですが、本名はアレキサンダーといい、その正体は船の警備責任者でした。そして本当の船長が何者なのか、EVAやフィンゲルの調査能力をもってしても突き止められずにいたのです。これは怪しい……

 調査資金として大金を受け取った《プレイヤー》はソ・シハンと合流し、噂のヤマル号に乗船。

いつもと違うスタイルのソ先輩。かっこいい!

 ヤマル号は船内に大ホールやプールなどを備えた超豪華客船です。船長を名乗るサーシャは上の階の甲板にいることがわかりました。

船長を自称するサーシャ・ルイバルコ氏

 船長と会わせるよう要求すると、あくまで「私が船長だ」とシラを切るサーシャ。そこでソ・シハンは、学院が入手したサーシャの本名や経歴を語り、彼を問い詰めます。
 危機を感じたサーシャは警備員を呼びますが、ソ・シハンと《プレイヤー》の反撃に遭い万事休す。自分がニセ船長であることを認め、本物の船長ヴィンセントのもとへ連れていきます。

「どんな人間でも、この世に存在していれば必ず痕跡を残すものだ」

ソ・シハン

 ヴィンセントは船長室にいました。ソ・シハンらがカッセル学院の執行部員であることを知ると非常に興味を示し、ソ・シハンを「永劫の瞳術使い」と呼んで興奮した様子を見せます。

本物の船長 ヴィンセント

 ヴィンセント船長との交渉には多額の資金を必要とします。《プレイヤー》はカッセル学院からの大金をソ・シハンに預け、サーシャとともに部屋を後にします。


天命の子

 しばらく待っていると、船内に緊急警報が鳴り響きました。船長の様子を確認しに戻ります。

興奮した様子の船長

「君たちは……天命の子か! 君たちがそうなのか!」
「運命の乱数は、君たちにとって存在しないようなものだ!」

ヴィンセント

 やや錯乱した様子のヴィンセントが、自らの計画を語り始めます。……18世紀以降、神聖ローマ帝国の王の冠は海の底に沈んだと言われているが、それは間違いであった。黄金や宝石、多くの芸術品を積んだ列車が、それらを北極圏のとある島に運んだのだ!

 つまりヴィンセントが探していたのは竜王の痕跡ではなく、王の秘宝が眠る宝島だったのです。

 そしてヴィンセントは、この氷海でカッセル学院の「永劫の瞳術使い」と出会えた奇跡を喜び、彼が運命を変える「天命の子」に違いないと考えました。彼らと一緒なら必ず島に辿り着くことができると信じ、興奮を抑えきれません。

サーシャは島の存在に懐疑的だ

 サーシャはヴィンセントの主張を、単なる精神病者の妄想だと考えているようです。しかしヴィンセントは報酬だけは気前よく払ってくれるため特に反対する理由もなく、こうして付き従っているのでした。

 さて、部屋に戻ったソ・シハンは任務の進捗をEVAに報告しようとしますが、電波が悪く送信できません。電磁波の影響で通信障害が起こっているようです。一応、任務報告書を残しておきましょう。

ソ・シハンの任務レポート

 電波が戻るまでしばらく休憩することに。そういえば2人きりでゆっくり話す機会は初めてかも。《プレイヤー》はソ・シハンの過去について尋ねました。


(第16章に続きます)