第9章 天も地もない場所(ドラブラメインストーリーまとめ)その2
スマートフォン向けMMORPG『コード:ドラゴンブラッド』メインストーリーのまとめです。
交渉成立
王将は神を復活させ、その体から採取した竜血によって純血の竜に進化することを目指しています。その禁忌の扉を開くにはさらにいくつかのカギが必要だと協力を求める王将。
一時期は孤児院の院長も経験しながら、親心を全く理解していない王将。子孫を残す原動力がない、不出来な子孫は己の恥でしかない、と彼は言います。女も所詮は食い物でしかなく、心惹かれたりはしない。彼の興味を引く女とは、竜血に浸蝕されても生き存えることのできる稀有な娘、上杉絵梨衣だけなのです。
裏切られるリスクは、王将も覚悟の上。それでも、目的達成のためなら危険も厭わない。橘政宗ことボンダレフは、その点に公平性を認め、協力を承諾しました。
王将との対決
一方、シーザーたちは次々に湧いてくる堕武者への対応に追われ、身動きを取ることができません。そこでシーザーは《プレイヤー》を単独で王将のもとへ向かわせました。
ブラックスワン港の因縁を断ち切る時が来た!
ヘルツォークがボンダレフに贈ったプレゼントは、先程の取引です。「君には、完全な進化薬なんてどうだい?」と甘い言葉で《プレイヤー》を味方につけようとしてきます。
初めは橘政宗の力をみくびっていた王将でしたが、橘氏もまた古竜の血を飲んで血統を強化していました。悪をもって悪を制す。しかし橘氏は、愛と正義のために王将を殺すのだと言います。
王将は、それは「橘政宗」としての建前に過ぎず、ボンダレフの本心ではないと笑います。
もしかしたら橘政宗は、「父」としての責任を果たすためにここへ来たのかもしれない……
稚生、襲来
その時、シーザーから通信が。
源稚生がこちらに向かっているというのです。
風間瑠璃はエレベーターの封鎖を指示するなり、一方的に通信を切ってしまいました。シーザーは「だから意気地なしは頼りにならない」と風間瑠璃を罵りながら、ロ・メイヒに狙撃準備を指示。あくまでここで王将を討ち取る覚悟です。
「皇」である稚生相手では、さすがの王将も苦戦を強いられるはず。ボンダレフは王将に撤退を勧めます。
ヘルツォークはボンダレフとともにエレベーターに乗り込もうとします。しかしそれはボンダレフの罠でした。
橘政宗は致命傷を負いながらも王将の刀を取り、反撃を加えます。互いの殺意をぶつけ合う2人……!
一方、電波塔の外の様子にも変化が。堕武者たちが次々と撤退し始めているのです。周辺を監視していたロ・メイヒは、電波塔のてっぺんに矢吹桜の姿を捉えました。
稚生も現場に合流。
王将は巨大な仮面の姿となって3人の前に立ち塞がります。正義のために、絵梨衣のために、そしてブラックスワン港のために、《プレイヤー》はブラッドブーストを発動して立ち向かいます。そして……
稚生の剣が王将を突き刺した瞬間、王将は橘政宗の腹部を刺し貫きました。そして《プレイヤー》が王将にとどめの一撃。
王将はよろよろと展望デッキの方へ歩むと、最後の力を振り絞って柵を乗り越え、落下していきました。
電波塔の横に停められていた飛行船からこの特ダネに夢中になっていたフィンゲルは、背後に忍び寄る影に気がつきませんでした。何者かが彼を飛行船から引きずり落とし、飛行船を奪取したのです。
王将が飛行船の梯子に縋り付き、逃走を図ります。
(その3に続きます)