第19章 あの頃の同級生(ドラブラメインストーリーまとめ)その2

 スマートフォン向けMMORPGコード:ドラゴンブラッドメインストーリーのまとめです。

もうひとつの可能性

 ロ・メイヒは屋上で夜風に当たっていました。そこへ、心配したロ・メイヒのおじさんがやってきます。

「この子は、この前日本でビデオ通話をした子とは違う娘さんだな? 二人共、少し似ているな」
「この間の娘さんは、かわいくて素直だった。今度の娘さんも話上手でいいじゃないか」

おじさん

 「この子」というのはノノのこと。彼女に似ている「日本でビデオ通話をした子」は絵梨衣でしょうか。そういえばこの世界の絵梨衣は今どうしているのだろう……ロ・メイヒにとって都合の良い世界ならまだ生きていたりするのかもしれません。

 おじさんはロ・メイヒが日本の極道と関わるのを心配しつつも、ロ・メイヒの成長を温かく見守っているようです。それでも、シランでの暮らしも何不自由ないと、さりげなくロ・メイヒに故郷に戻ってほしいことを伝えてきます。

ロ・メイヒを気にかけるおじさん

 この世界なら何の苦労もなく、人からも愛され、全てが手に入る……

「こういう暮らしだって不可能じゃないんだよ」
「今からチャンスをあげるよ。兄さんさえその気なら、この街に残って、普通の人生を歩める」

ロ・メイタク
またもメイヒに「提案」するメイタク

「夢の中で暮らすかのような? でも、大事なことを忘れてる。もし僕が同意したら、この世界から完全にソ・シハンが消えるってことだろ?」
「先輩は友達なんだ! 生死を共にしたんだ!」

ロ・メイヒ

 ロ・メイヒはメイタクを屋上から突き飛ばします。もちろん、悪魔のようなメイタクがこんなことでは死なないことをメイヒは知っています。

「いや、僕は悪魔じゃない。バケモノだよ……僕たちはみんなバケモノさ。いつの日か…正義のヒーローに…殺されるんだ」

ロ・メイタク

記憶を辿る旅

 この世界でもロ・メイヒは両親と離れて暮らし、おじさんの家に世話になっていたようです。
 今晩は《プレイヤー》たちもおじさんの家に泊めてもらえることになりました。身分証がなく行き場をなくしていたのでラッキーでした。

調査結果を報告するフィンゲル

 フィンゲルはやはり、ロ・メイヒの過去と現在のロ・メイヒの人物像のギャップに違和感があるようです。得意のネットで引き続き調査を続けます。

 《プレイヤー》は家の中を探索し、幼少時代のロ・メイヒについて情報を集めます。

おじさんからも話を聞く《プレイヤー》

 おじさん曰く、ロ・メイヒの両親は考古学者として世界中を飛び回っており、彼は12歳から両親と会っていないとのこと。(そういえばメイヒの両親に関する言及って今までなかったかも。カッセル学院は表向きは古代爬虫類学に特化した大学を装っているので、メイヒの両親も竜殺しに携わっている可能性が高いです)

 しかしソ・シハンに繋がる情報は得られません。そのまま夜を迎えましたが、ソ・シハンのことを考えて眠れないロ・メイヒと《プレイヤー》は、こっそりベランダから抜け出し街へと調査に出かけることに。

ソ先輩のことを考えるとじっとしていられない

 スーパープロファイリングでふたりの行動を予測していたのでしょうか、階下にはノノが車を停めて待っていました。

ノノ先輩が車で送ってくれることに

 ロ・メイヒの案内で、一行は橋の向こうの高級住宅地らしい一帯に辿り着きました。行き先はソ・シハンの家。彼を最もよく知る人たちがそこにいるはずです。

 エレベーターホールに向かうと、ちょうどソ家の家政婦トンおばさんがゴミ出しをしているところでした。

 ロ・メイヒは近所に越してきたばかりの者を装い、さりげなくトンおばさんから事情を聞き出します。

ソ家の家政婦 トンおばさん

「奥様が入院してしまいまして、しばらく誰も住んでいないんですよ」

トンおばさん

「あれ? お子さんはいないんですか?」

ロ・メイヒ

「いないんですよ。大きな家にいい車、なのに子供だけがいないというのがね」

トンおばさん

 トンおばさんもやはりソ・シハンのことを覚えていませんでした。そしてソ家には子供がいないことになっています。がっかりするロ・メイヒ。
 一方ノノはゴミの中からソ・シハンの母親が入院している病院からの手紙を見つけ出しました。

親愛なるソ・ショウケンさん、聖心仁愛医院を選んでいただき、誠にありがとうございます。
住所:シラン市逢聖町0号

聖心仁愛医院からの手紙

 ここに行けばソ・シハンの母親に会える。ソ・シハンのことを一番覚えている可能性の高い人物が……!


カウンセリング

 さて、それからしばらく後の話ーー

 白い入院着に着替えさせられたロ・メイヒは、洛と名乗る人物の前でカウンセリングを受けさせられています。

洛医師は精神科医なのか……?

「君は転んで脳震盪を起こし、ご家族が検査に連れてきたんだ。気分はどうだい?」
「いくつか質問するから、リラックスして聞いてほしい。自分が誰だかわかるかな?」
「例えば幽霊とか、オカルト的な経験はあるかい?」

洛医師

 どうやら洛医師はロ・メイヒの心神喪失を疑い、彼を入院させようとしているようです。こっちはソ先輩のことで忙しいのに冗談じゃない。ロ・メイヒは必死に自分が正常だということを訴えます。

精神科ブラックジョークを披露するロ・メイヒ

 しかし、ロ・メイヒが自身の正しさを訴えようとすればするほど、相手はますますロ・メイヒが心を病んでいるという考えを深めていきます。

 その様子を、隣の部屋からノノとフィンゲル、李医師が観察していました。

ロ・メイヒに哀れみの目を向ける李医師

「可愛そうに、もう少し早く来ていれば……いや、大して変わらないか。すでに重症みたいだからね。すぐ入院の準備だ」

李医師

 どうやらロ・メイヒを病院まで運んできたのはノノとフィンゲルのようです。一体なぜこんなことに……?


(その3に続きます)