湯浅誠先生に絵を添削していただきました
目次
湯浅誠先生を選んだ理由
湯浅先生のご指摘を一部抜粋
私の考察
湯浅誠先生を選んだ理由
私は漫画を描いた時に人間が平面的なってしまうことに悩んでいました
原因は、
・下書きの時点で素体を魅力的に描くことができていない
・解剖学を少しはわかっていてもどこを強調すべきかわかっていない。
という部分だと思っていました。
最近の少年漫画、青年漫画はとても画力が高いです。あと私は重厚なストーリー漫画が好きで、尊敬する先生方は画力が高めの方が多いです。
なので画力が低くて悩むなら将来悩むより今可能な限り対応しておいたほうがいいと思っていました。
色々な課題がありましたが、まずは「絵が平面的すぎる」という点を解決するためsessaで湯浅誠先生にお願いしました。
透視図法について研究していらっしゃるところ、著書の多さ、流行に左右されない画風から湯浅先生を選択しました。
湯浅先生のご指摘を一部ご紹介
ご指摘内容を一部ご紹介します。
1枚目・私の絵
2、3枚目 湯浅先生の添削画像
湯浅先生の文章でのご指摘より抜粋
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頭、首、肩、背中へと続く流れを意識しましょう。
犬を抱いているので犬をもたれかけさせるためにお腹を少し前に出した方がポーズが自然に見えると思います。
手前の肩から奥の首に向かう肩の流れも断面を意識するととらえやすくなります。
服は肩の断面に服を乗せたり首の向こうに回り込んでいく流れを意識して描くことで立体感が強まります。
(この絵では、その辺を見せるために髪を後ろに逃していますが
実際にはもう少し手前に持ってくる必要があるかもしれません。)
ーー
ご指摘全文はこちら
私の考察
私はもっと断面を意識して描くべき、円柱で素体を描く、シワで立体を表現できるように練習すべき…など練習方針が具体的にわかりました。
また、湯浅先生の指摘では、デッサンの本に描いてあることを再度指摘してもらった…という部分がありました。
絵の本をたくさん読みすぎると情報が多くなってポイントかわからなくなってしまうことがあります。脳みその容量が10なのに情報が100あって、どれを選べばいいのかわからない…という状態ですね。
熟練した方はAの場合はB、Cの場合はDとEを組み合わせる…という知識を実践に当てはめる力が強いように思います。
(私はたくさんお絵描きに関する情報を集めることはできても、選ぶ力や注意力の振り分けがわかっていなかった。あと忘れる…)
また、アタリのとり方にも荒いアタリと細かいアタリの二段階に分けて…という風な考え方ができるようになりました。ユーチューブのさいとうなおき先生のおかげが多いと思います。
最近漫画を描きながらさいとうなおき先生の講座を流していて、動画は工程や考え方が学べていいなと感心しました。
絵だけ見ていると、完成品をみることになるので(多分ここはこういう工夫かな?)という予想を立てて真似するんですがあくまで予想の域を出ないので、おっかなびっくり真似することになります。
動画やこの湯浅先生のご指摘だとその過程を紹介してくれるので過程をしっかり真似できて助かります。
今後も定期的に絵のことを教えていただく機会を設けたいと思っています。
2021.7.2 クリスティーヌ中島
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