なぜイーロン・マスク氏はツイッターを買収したのか——下
Chrisです。下編 きました。 GW後半忙しくて書けませんでした。
前回までの流れ
3月14日、イーロン・マスク氏は公開市場でツイッター株9.2%まで購入し、ツイッターの最大株主となった。
4月11日、イーロン・マスク氏はツイッターの取締役会からの誘いを拒絶した。
4月14日、イーロン・マスク氏は(38%プレミアム価額)$54.2/1株でツイッター全株を買収すると発表した。同日、ツイッター取締役会はこの買収を「敵対的買収」と認定し、シャークリペラント(poison pill)を実施し対抗すると発表した。
4月25日、ツイッター取締役会はイーロン・マスク氏の買収を受け入れると発表した。
前回までの間の出来こと
5月11日、イーロン・マスク氏によるツイッター株買収案をめぐり、SECが調査に乗り出した。
5月13日、イーロン・マスク氏はツイッター買収「一時保留」と発表した。
お待たせしました。 今回は政治、マクロ経済についての分析になります。
本文
上編では、ツイッター買収において、イーロン・マスク氏自身の思いを語った。しかし、この買収案はマスク氏自身が決め出したことではないと考える。
イーロン・マスク氏がツイッターで発表した図表である。この図表で、マスク氏は元々民主党の傾いたが、今は共和党に傾いてることが分かる。
この図はイーロン・マスク氏とテスラの発展に深く関わっている。
結論から言うと
「イーロン・マスク氏は共和党が総力を尽くして、作り上げたランキング1位(資産)である」
民主党が代表するのは石油などをはじめの資源エネルギー財閥や軍事産業をはじめの製造業財閥の利益である。それに比べて、共和党が代表するのは金融、サービス、新エネルギーなどの財閥の利益である。簡単に言えば、旧財閥と新財閥の対立である。
新財閥集団が旧財閥と対抗するために、旧財閥の基盤である資源エネルギーを攻撃するのが一番致命的と考えていた。そこで考えた策は新エネルギーを作り上げることである。
選ばれたのがイーロン・マスクとテスラであった。
(最初は幾つの企業を支援してきたが、新エネルギーの利用技術の突破をもたらしたのがテスラであった)
テスラの株価を見ればわかる、2020年以降物凄く勢いで伸びたね。それは、政治的負けた共和党がその力を一箇所に凝集した証拠でも言える。
イーロン・マスク氏とトランプ元大統領は親しい関係である。テスラが中国への進出はトランプ元大統領が中で仲介したという噂がある。トランプ元大統領のツイッターアカウントがバンされたことはマスク氏に大きいショックを与えたこと、前回紹介したよね。それ以後、マスク氏はトランプ元大統領の「ツイッター発信政策」の代行者になり変わった。
今年の中間選挙で勝つため、共和党はイーロン・マスク氏にツイッターの買収を依頼してきたとは筆者の考えである。
ツイッターは現在、世界範囲内で最も使われているソーシャルメディアとも言える。そのため、政治的目的で最も政治家に使われている。世論を誘導する最適な場所とも言える。伝統的なメディアはほとんど民主党がコントロールしているため、共和党がコントロールできるソーシャルメディアは激しく求められる。
そのため、すでにランキング1位になり、しかもTwitterでたくさん支持を得ているマスク氏にツイッターの買収を依頼するのも納得できるだろう。
ツイッター取締会は最初マスク氏の買収を抵抗したが、ツィッターの株価を見れば分かるのが、マスクのオファーより以上出す人いないと判断できるだろう。いかに民主党がそれを阻止しよと株主に呼びかけているにせよ、株主は自分の利益を考えばマスク氏の提案を受け入れるのがベストである。
ちょうどこの時期、民主党はフランス大統領選、韓国大統領選で力の大半が引き取られている状態なので、ツイッター買収を十分に念を入れてる共和党にとっては手を掛ける一番いい時期である。そして見事に成功した。
ツイッター取締会が抵抗すると判断した民主党は気がついたら既に手遅れになった。民主党が使える最後の手段としては、SECを使って、買収案について調査に向かわせることである。5月11日に実行したよね。
このことについて筆者は4月25日ツイッター側が買収を受け入れると発表され、友人とこのことについて語り合ったとき、「民主党は今SECに向かわせて、中間選挙まで邪魔するしかない」と話した。見事に当てたけど、それしか方法がないのも事実である。
も ちろん、イーロン・マスク氏と共和党もこうなるのが承知しているはずである。SECが乗り出した二日後、マスク氏は、「ツイッター買収を一時停止」を発表した。そのことを受け、ツイッター株価が大暴落になり、マスク氏はこの間を利用し、公開市場でできるだけツイッター株を吸収するであろう。 それにテスラ株価も暴落しているから、ツイッター買収は以前よりコストが掛かると共和党に文句をつけば、さらに低金利で資金を調達できるはずである。まさに一石二鳥であろう。
これから起こり得ること
イーロン・マスク氏は「ツイッター買収をやめるかもしれない」と発表。
目的としては、ツイッター株価の暴落を狙う。
SECは「ツイッター買収案はルール違反かもしれない」と発表。
目的としては、時間稼ぐ。
トランプ元大統領のツイッター帰り
中間選挙と2年後の大統領選に向かての準備。
ツイッター買収放棄か契約違反
民主党の圧力増加、中間選挙民主党有利
では、イーロン・マスクについて一旦終わります〜〜〜〜
これから WEB3関連する知識をメインに発信していきます。
では、Chrisでした。
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