人を動かすには①プライドをくすぐる。
ライバーのアシスタントをしていると、ライバーと「どうしたらもっとみんな応援してくれるようになるか」を一緒になって常に考えることになる。その人によって色々得意不得意があるので一概には言えないが、「人を動かすスキルを持つ」ことは誰しも非常に大事だと考えている。
「応援して欲しい」「アイテムを使って欲しい」「もっと配信枠に来て欲しい」等、それらの思いはいくら直接口で言っても、所詮暇つぶしに来ているライトなリスナーには響かないだろう。いや、むしろ逆効果だろうと思う。
そもそも、なぜ時間とお金を使ってそのライバーを応援しようと思うのか?それは「そのライバーが好き」「枠を盛り上げるのが楽しい」「ライバーと共にランクアップすることで自尊心を満たしたい(他に負けたくない)」といったものであろう。「楽しいから」だけで大きいアイテムを投げられたら、それは幸運と思うしかない。
そもそも人間とは感情で生きる生き物である。感情をポジティブな方向に揺さぶることが出来れば、人は自然とやる気が出るのだ。やじろべえに触れるがのごとく。
ではどのようにして揺さぶることができるのか?
まずは優しく人のプライドに気を配ること。人は誰しもプライドがある。上から目線で言われると心のどこかで反発するものだ。色気でお願いしようが、オラオラ煽ろうが、ひもじいからとお情けを求めようが、下心が透けて見えるお願いにずっと応える人はいない。なんで自分がそうしなきゃ?って思うわけ。せいぜいそれは大道芸に小銭を投げるのと同じである。
人を動かすには、その人なりの大事にしているプライドをまずはくすぐるべきだ。気配りと優しさをもって。誰しも優しい言葉でその人に接し、その人のプライドをくすぐれば良い。まずフォローしてもらいたいなら、全力で行こう。
・え、アイコンかっこいい
・イケメンじゃないですか
・レベル高いですね
・面白い人ですね
・○○できるなんてすごい
・(○○のこと)めっちゃ詳しいですね
ひとまず、初見さまや来て間もない人にはこんな声がけが有効ではないだろうか?その人が大事にしていることが何か、気がついてあげれることも大事なポイントである。言って減るもんじゃない。相手をまずは、気持ち良いファーストクラスの席に乗せてあげることからはじめてはどうだろう?
ポイントは「プライドをくすぐる」である。たんにほめるだけでは滑るだけだ。その人の本質的に大事にしていることに気づけるかが大事になる。
注意点として、常にネガティブな人にはこれは効かないことがある。逆に言うとそういう人をずっと相手にしていても枠が盛り上がらないから、そういう場合は流してしまおう。そんな人ははっきりいって不要である(ばっさり)。
ライブ配信のみならず、人を気持ちよくさせることを無意識にできてる人は、たいてい仕事も人間関係も良好なものだ。いっぽう、これをやりすぎると疲れることにもなるので、その辺のストレスマネジメントについてもいつか触れてみたい。
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