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120日後にスタバを極めるおんな➁[完]

誰も寝てはならぬ!

プッチーニ『トゥーランドット』 アリアより


誕生日にスタバチケットをもらいました。

有 終 の 美

もらってうれしい スタバチケット

友人からひさびさのLINE。誕生日プレゼントとして、スターバックスのドリンクチケットをもらいました。

700円が6枚。期限は、11月30日。

今日は、11月30日。

最後の1枚を使う日です。

おもろいことを 書きたい

もう6枚目。さすがに、カスタマイズメニューは頭に叩き込まれています。激やばアレンジを加え、700円ぴったりを叩き出し、友人をぎゃふんと言わせたいところ。

しかし、1枚目を使い終えた時点で、ネタは尽きていました。

カスタマイズもいろいろ試したし(脳内)、理想のドリンクで700円なんて......


書くことが、ない。

「世間と言うのは、私じゃないか」

人は、何のために贈り物をするのでしょうか。

相手に喜んでほしいからです。

おく・る
≪贈≫ 気持をこめて人に物をとどける。

広辞苑 第七版

「スタバチケットをたくさんもらった!」
「noteのネタに! しなければ!」
というのは、わたしの妄想にすぎません。

好きな飲み物を、好きなときに、好きなように飲む。友人もそれを望んでいるはずです。

ミスドのオールドファッション ハニーと並び、わたしの「自分あまやかしフード」となっているスターバックス ホワイトモカ。

これを頼めと、友人が、言っている。そう、思いました。

ピオリム作戦

友人の望みですから、贅沢をしないわけにはいきません。

ホワイトモカは、それはそれは甘いので、いちばん小さいショートサイズしか頼んだことがありませんでした。

今日は、初めてのトールサイズ。

そして、同じカスタマイズを重ねる作戦。4か月間に渡るスタバ修行で学んだ戦術です。

注文したメニューがこちら。

【結果発表】
ホワイトモカ(トールサイズ)
ショット × 2 + ホイップ 追加
482円 + 50円 × 3 の税込 = 695円

お気に入りのドリンクに、カスタマイズを3つ。これが、贅沢です。

700円のチケットで、695円の甘々カフェイン祭りをゲットしました。

いま、午前1時47分ですが、達成感からか眠れる気がしません。

余談 スタバマスターの軌跡

もらったチケットは6枚。「120日後にスタバを極める女」シリーズは、たった2記事で終わろうとしています。

ほんとうによく調べ、よく考えたのですが、2〜5枚目のチケットは書くに値する <物語> を生み出せなかったのです。

思い出を振り返ります。

チケット
アイスクリームがあまり得意ではないわたしが、暑さに負けた日。
エスプレッソ アフォガート フラペチーノ
トールサイズ 630円

チケット③
調子に乗ってヨガに行く女、わたし。運動前のイキり飯。イキりすぎて、レシートを紛失。
何らかのラテ トールサイズ?

チケット④
友人とスタバへ行き、冬のスタバを単純に楽しんでしまった日。
ジンジャーブレッド ラテ
トールサイズ 580円

スタバのやさしさに ふれる

チケット⑤
締切に追われ、ちょっと濃いのが欲しくなった日。寝る時間はない。トゥーランドットラテ。

トリプルエスプレッソ ラテ(トールサイズ)
ショット + バニラシロップ追加
535円 + 54円 + 54円 = 643円
(エスプレッソショットが4回? 入っていることになる。)

もっかい 見て

向寒の候 冬の息吹を感じる 11月の夜。いい大人が、冷たい飲み物を頼むわけがありません。

アイスかホットか、一見わからないようになっているカップ。

かっこよくホットで決めている感じに見せてくれる スタバのやさしさが垣間見えます。

しかも、テイクアウトなのに、まったくこぼしませんでした。わたし、かっこいい。

勝手に開かないようになっている


これも、スタバのやさしさだったようです。

小さいころは 神様がいて

スタバチケットの期限まで4か月間、友人とスタバのやさしさに包まれながら 700円という数字と向き合いました。

来年も徳を積んで、カスタマイズしまくれる人間になりたいものです。


スタバマスターに、わたしはなる!

前回の記事:120日後にスタバを極めるおんな①

「世間というのは、君じゃないか。」

太宰治『人間失格』 青空文庫より

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