石破茂首相に願うこと
クリスチャン新聞に以下の文を寄稿しました。10月13日号(6日全国に郵便発送)2面に載ります。
ネットではすでに掲載されています。
次の通り
石破茂氏の首相就任に願う
石破茂氏が首相となった。信仰深い母親に、熊本バンドの一員のひ孫として育てられ、生まれてからずっと通った同志社系の、日基教団・鳥取教会で高校時代洗礼を受けたクリスチャンが総理大臣に就任したこと、まずはおめでとうを申し上げたい。
私は2020年、当時一般メディアが、首相候補の名に石破氏の名を全く取り上げないことに疑念と憤りを覚え『石破茂語録』という40ページの小冊子を作り、自らの版元「あだむ書房」から販売した(石破事務所の許可を取った)。今年7月でそれは第5版に及んだ。
安倍首相直系の後継と目される高市早苗氏に辛くも決選投票で勝ち総裁の座に着いたが、日本は問題山積で喜んでばかりもいられない。同じ主を信じる者として祈りをもって支えたいと思う。
私は次のことを石破さんに願いたい。
1.軍国主義・自国中心主義では決してなく、平和主義で、世界と共に生きる日本が存続するよう尽くして欲しい。よって、かねて表明の通り、靖国神社参拝を決してなさらないよう願う。
2.神に造られた人間一人ひとり、人権を重んじる国として存続するよう尽くして欲しい。経済問題もその線から考えていただきたい。
3.言わずもがなであるが極力クリーンな政治となるよう志を有しておられると思う。
以上のことは、祈りの支えなくして進み得ないと思う。
出馬の記者会見を地元鳥取の小さな神社の社頭でなしたこと、私も戸惑いを覚え
た。しかし、地域社会のコミュニティーの場であった神社と、国家神道(靖国神社に代表される)は全く異質のものだと思う。神道の中にも、靖国神社国営化というような方向に鋭い批判を寄せる方々が多くおられることを私たちは心に留めるべきだと思う。
『石破茂語録』に次のような「祈りの言葉」を掲載してきた。
<公職にある兄弟姉妹のための執り成しの祈り>
政治家をはじめ各分野で、隣人を愛し、誠実、公平、正義を以て自分の職を全うし
ようとする人々、ことにキリスト者である人々に、さらなる守りと導きがあり、彼らが有利なポジションについて、能力を発揮し、願う仕事ができるように。イエス様のお名前によって祈り願います。アーメン
祈ってこられた方々の祈りに今回、神が応えてくださった出来事でもあったと私は受け止めている。
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▼参考記事「大平正芳首相のために私たちはもっと祈るべきだった」