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76年 地元・岸和田でやってみたメンズ・サパー

岸和田というとだんじり祭で知られる。大阪駅から電車で30分南へ、泉南地域の中心都市だ。

福音派の「福音交友会」が戦後、積極的に教会開拓をした。

その活動の一環として「岸和田メンズ・サパー」というものが毎年開催され、それが第4回にまで及んだという記事が76年7月18日号に載っている。

先行して「大阪メンズ・サパー」というものがあったようだ(現在、「大阪婦人ランチョン」というものが超教派で続いているが、それと関連するのだろうか? また、やはり大阪を拠点とする教団、日本福音教会=JEC=が96年から「JECメンズ・サパー」を毎年開催し、20回を超えているが、それとは別に、もっと「超教派」のものがあったのだろうか。)。

メンズ・サパーというのは、従来、教会というところに来にくい、壮年男性層にキリストの話を聞いてもらう機会として、本格的なホテルやレストランなどの会場を借りて、本格的な食事を共にしながら、有力講師の話や信徒の体験談(証し)に耳を傾けてもらうというもの。

岸和田メンズ・サパー開始のきっかけとして、「大阪メンズ・サパーが回を重ねるに従って、これなら行ける味をしめたこと、地元の人を大阪市内まで連れ出すのは難しいこと、会費が次第に値上がりしてきたこと」で「地元岸和田で工夫するなら、もっと効果的に伝道の突破口として活用できる」というねらいをレポーターの黒田朔氏(岸和田聖書教会牧師、当時)が書いている。

同教会の若手壮年の企画として開始し、教会内では婦人層が、未信の連れ合いを誘う機会として、青年層は「父親や兄弟への証しの機会として」活用するなど、教会全体を巻き込んだ企画となったこと、また周辺諸教会にもチケットを届け、参加を求めた。
第1回は、地元の雰囲気を生かしつつ、大阪メンズ・サパーの真似をしようと大阪メンズ・サパー実行委員長の堀内顕牧師を講師に、古林寿真子牧師に準備の指導を依頼したことが記されている。

自分たちで開催してみないと分からなかった出席者数や当日の運営、経済的な問題、また誘い方、誘う範囲など経験値を積んで第4回に及んでいることが記されている。

毎回大好評で、「次回が楽しみです」との感想を多く聞いていること、また、岸和田市長の参加もあったことを報告している。

クリスチャン新聞1976年7月18日号4面


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