見出し画像

#202305 三陸歌声喫茶@大槌・田老

 今年度の歌声喫茶がスタートしました。二日間で4箇所を回ります。6月10日(土)は大槌にて、午前が吉里吉里4丁目で、午後は末広町。そして翌日11日は田老にて、28分団屯所と、三王団地の集会所でした。

吉里吉里集会所において設営中。

 今回初めてお伺いした吉里吉里では、大槌開催での定番となった校歌コーナーも設けました。2015年〜18年まで、特別支援員として吉里吉里小学校におりまして、何度も何度も弾いてきた校歌。三拍子の美しいメロディが懐かしくて、私も一緒に歌ってしまいました。これは余談ですが、赤浜の校歌も3拍子なのです。海が見えると三拍子にしたくなるのかな。有識者の方教えてください。
 午後の末広町は、私が夜に千厩でライブを控えていたこともあり(別途note書きます)、とてもタイトなスケジュールで移動・設営をしました。シェイカーを使ってみたり鍵盤ハーモニカを使ってみたり、そしてサックスとのコラボもあり。バラエティに飛んだ時間でした。
 二日目の田老は、私は二度目ですが、歌声喫茶としては何度も訪れている28分団屯所からスタート。「しばらくねえ」と声をかけていただいて、なんだかほっこりしました。前回、究極に弾けな過ぎて挫折した曲にもリベンジが出来ましたし、隊長ハルさんの取材でいらしていたNHKの取材クルーの方にも歌っていただいたり、最後はまるで野外フェスのような盛り上がりで「ひょっこりひょうたん島」を演奏し、アツい時間でした。
 午後の三王団地の集会所でも、「しばらくねえ」「まってたわ」と声をかけていただいて、とても嬉しい限りでした。

今回のメンバー。

 という現場レポと共に、そもそもこの振り返りnoteは、私自身がアマチュアのピアノ弾きとしての成長も少しだけ期待をしてやってみようと始めたものだったことを思い出したので、ちょっとだけ音楽の話もします。
 今回二日間の歌声喫茶を通して、複数コード楽器がいる状態におけるピアノの役割とはなんだろうか、という問が自分の中で浮かんできました。今回の構成はギター2本、ベース、ピアノ。ギターもピアノも和音を鳴らせる楽器なので、これまでも周りの音を聴きながら、白玉で和音を引いてみたり、バッキングの鳴らし方を変えてみたりもしていたんですが、もう少し楽曲の中でどんな役割を果たすべきか思考しても良いような気がしました。
 例えば、歌い出しの音が分からなくなってしまう歌い手さんのためにガイドメロディを弾くことは出来るだろうと思いました。普通のカラオケ音源って、大体ガイドメロディがついているので、まったく0の状態で歌うのは難しいこともあるんだろうな、と思います。
 あとは、先日ビッグバンドで演歌を演奏していて、演歌におけるブラスの重要性をめちゃくちゃ感じたので、それをピアノの音色を何かしらに変えて出すことも出来るかもしれません。
 とにもかくにも、ただ譜面に書いてあるコードを追いながら和音を鳴らすだけではない試行錯誤を、次回の歌声喫茶に向けてやってみたいというのが今回の学びでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?