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#202310 花巻リズムヤンガー オータムコンサート
10月まで残暑が続くと言ったのは誰だったのでしょう。9月末にフットネイルを新しくして、靴下を履くのが悔しいという理由で、10月の現場はほぼサンダルで乗り切りました。寒かった。
さて、花巻リズムヤンガーが開催する、年に一度のオータムコンサートが終了しました。久しぶりに、雨女を発揮しました。これまで何度「お足元の悪い中」とアナウンスをしていただいてきたか数え切れませんが、本当に、お足元の悪い中、ご来場いただいきありがとうございました。
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なはんプラザでのコンサートは、2019年ぶり。その頃は、テーブルを並べ、ケーキとお茶と一緒にジャズを楽しんでいただくスタイルでしたが、今回はたくさんのお客様に入っていただくべく、出来る限り客席を増やし、ステージにも照明を入れ、これまでとは違った装い。めちゃくちゃかっこよかった。
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今回は、先代バンドマスターの髙橋康夫さんをゲストに迎えてのコンサート。1月、突然の勇退から9ヶ月。練習のときから、全くブランクを感じさせない素晴らしい演奏に圧倒されました。
私が花巻リズムヤンガーに入った頃から、同じコードを弾く楽器として、何かと面倒を見ていただきました。よく分からない謎なコードを教えていただいたこともありました。私の席から見える景色は、ピアノの蓋を挟んで左側にドラムとベース、そして右側に、康夫さんの横顔。その横顔越しに、管楽器のみなさん。という景色でした。なので、一緒に演奏した最後の曲、A trainで、ほんのちょっぴり目元が潤んでしまったことを、ここで初めて公表します。ずっと康夫さんが担ってきた冒頭のソロ、次からは私が弾くと思うと、とてつもない重みを感じます。
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打ち上げをすることが出来たのも久しぶりでした。沿岸住まいなので、どうしても忘年会などにも参加出来ず、最後にメンバーの方々とみんなで飲んだのは、実は70周年の時くらいまで遡るのではないかと思います。
良いライブが出来たあと、ああでもないこうでもないと、音楽談義をし続けるあの空間、本当に最高に好きです。
今年は、ビッグバンドのピアノって結局のところなんなんだろう、という問いと向き合い続けた1年だったと思います。ビッグバンドのピアノは、コンボ、特にピアノトリオと比べれば、割合地味に見えることが多いです。でも、それがまた奥が深い。やればやるほど、分からなくなってくる。ここ最近は結構迷走気味です。分からなくなりすぎて、今ラグタイムまで遡っています。個人的には、ツボ押しみたいなものなのかなあ、と。なんとなくそのへん、ではなく、そこ!そこそこ!というところにズボっと突き刺されるような、なんかそんなことができるようになったら良いなあと思います。
今年の本番が全て終わったような書き方をしてしまいましたが、まだまだ続きます。来年の1月くらいまでは予定が埋まっています。日々精進。頑張ります。ステージでいい演奏をするということが、私にとって何よりも大事なのだということも、ここ数年で心の底から腹落ちしたことです。
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