日記:2024.02.06

20240204、少女的心。

新宿は歌舞伎町のど真ん中、地下2階相当に位置するライブハウスでは今日も どこかで誰かが歌い踊り、あるいは楽器をかき鳴らしている。1億2000万人のうちあの空間にいた人は200人前後くらいだったと思うけれど、それら1人1人の人生がフロアとステージで交錯する瞬間が大好きで、ライブアイドルシーンを愛している理由の一つ。

そうしたライブハウスにこの日約5年ぶりに帰ってきたのがCLOCK & BOTANだった。CLOCK & BOTAN(通称クロタン)は元BELLRING少女ハート、グーグールルの柳沢あやのさんのソロプロジェクトであり、クロタンとしての実質的な活動期間は2017〜2018だったと記憶している。2020年にアイドルを卒業してからはライブ活動自体ほぼなかった状態ではあったものの、2023年からはへっぽこーずとしての活動を再開し、あやのさんが届ける音楽をまた感じられる嬉しさもひとしおだったところ、わりと急遽な感じでCLOCK & BOTANの出演告知が来たもんだから、当日まで緊張しまくりでした。ええ。

↑クロタンの過去ライブ映像

柳沢あやのさんは2014年以来の推しメンであり、現在のわたしという人間(人格や精神)を形作る上でなくてはならない存在。あやのさんの好きなところは常に「いま、ここ」を生きていること、プラスもマイナスもひっくるめてのすべての感情を大切にしていること、それをステージに、歌声に、目線に、一挙手一投足にすべて乗せて表現していること、根底にある愛情のでっかさ、だったり他にも色々あるけど、この人には全人格で対峙したいと思わせるものがあると思っている。

そんな柳沢あやのさんのクロタンとしての20181231以来のパフォーマンス。始まる前まで抱いていたちょっぴりの心配なんて吹き飛ばすくらいに、ギターを掻き鳴らしながら歌を、感情をすべてぶつけてくるところはあの時と少しも変わっていなくて、その上で懐かしさになんて微塵も浸らせない眼の前の観客をロックするところがたまらなくかっこよくて、1曲目から泣いてた。し、あやのさんも泣いてた。ずっと観てきた人だから、互いに色んな時と感情を経てここにいるからこそ、会話以上のコミュニケーションがあのライブにはあったと思っている。持ち時間としては20分弱だったものの、この日いちばん食らったライブだったし、この数年レベルでも最上位に近い体験だった。人ってあんなにステージから人の心を掴んでこんなにも揺さぶることができるんだな、と実感する出来事だった。

最近はオタクとしての行動範囲も広がり、各方面にお知り合いが増えて大変嬉しいところですが、わたしのルーツはここです、というのを表明しておきたい。そんな動機で書いた日記でもあります。これからも何卒。

ベルハーで検索すると色んな動画出てくると思うのでぜひ。2023年からはメンバーが新しくなって再始動しているよ!


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