日記:2024.01.08

爪を塗り始めてから2年が経った。

別に自分の中で何かが大きく変わったから、などではなく単にやってみたかったからという理由で始めたけど、これがかなり自分のテンションを上げるというか支えてくれている実感が確実にある。2022年末のfishbowl沖縄に行った時、アメリカ村でカフェのお姉さんが「気分上がりますよね〜〜」と話しかけてくれたの大変良かった記憶。そうなんすよね、自分の手を見るたびちょっとMP回復できるというか。situasionの『PUNK DOLL』における「見て、このネイル可愛い!」の精神でやっています。

2023年は10月から仕事がガラッと変わって忙しくなった+平日ライブの参加が難しくなったという状況があり、精神的にも余裕はあまりなかったが故、休日に爪を塗ることすらほぼできていなかった。そんな1/8、久々に爪を塗って横浜に行きます。


30歳という年齢は数字が+1されただけという感覚と迎えるまでは思っていたけれど、いざ実際になってみると節目を感じざるを得ないんだな、と思う。12月末には中学時代のサッカー部同期会・この1月初頭には高校の同窓会があったけど、双方とも10年以上振りに会う人が大半だったので記憶をサルベージするところで前半終了する感覚。自分以外既婚者だったみたいな状況については、結婚している/していないということそのものよりも、送ってきたそれぞれの人生のダイナミズムを感じて食らったところがあった。中学はあまり治安の良くない公立だったし、サッカー部はそのメインボーカル(?)みたいなやつが何人も居て途中で辞めてったりしたのも居たから、あの時先生に〇〇で怒られて〜という会話で懐かしむという空間。名前をどう呼び合ってたかも席につくまでは曖昧だったのに、会話がドライブしていくにつれ当時の呼称で関係性が立ち上がってくる瞬間は「たしかにわたしはここで育ったんだ」という実感をくれるものだった。


高校の同窓会は20歳以来10年ぶりの開催にもかかわらず、当時の学年の半数が出席していて驚いた。わたし自身は1浪してから大学に入っているのでという留保もあるけれど、卒業してからはあまりというかほとんど高校の同級生との連絡を取り合ったりすることはなく過ごしていたから、もはや覚えているのだろうかこんなわたしを…という気持ちで若干ビクついてた。あとわたし自身が大きく(物理)なったこともあるし。けれどちゃんと覚えてくれていて嬉しかった。高校も公立、しかも地元だったので脳内に浮かぶ景色が固定されている感覚はあり、近かったし自転車通学のありがたみもあったけどもどこか閉塞感を感じていたのも事実で、そうした苦味も含めて思い出した会。


成人式。行く行かないという角度でそれぞれの思い出が語られる時期だけど、新成人代表の司会という立場で参加だったので語ることはそんなになかったりする。ヤンキーが壇上に登って妨害する、というのを体感したのは当時こそ「本当にやるやつおるんや〜」くらいだったけど、今となってはそうした情動がどうしても抑えられないんだな〜〜〜くらいに思っています。中高とも地元で同窓会・2次会は高校側で出たけれども、2次会の居酒屋で中学の同級生がバイトしている店だったのが世間の狭さを感じた。新成人の皆さんおめでとうございます。


愛聴しているポッドキャストは『奇奇怪怪』、最近は『ゆる言語学ラジオ』もちょこちょこ。『奇奇怪怪』ドリブンで出会うエンタメとか概念を自身に引き付けて咀嚼するというのがいまの自分の性に合っている。


『わかりやすさの罪』を読んだ。思うことをすべて言葉にすることなんてできないし、言い切ることでこぼれ落ちる感情や情緒がある、ということを自分自身でも自分以外の他人にも感じるけれど、Twitterというメディアではどうしても紋切りにならざるを得ないので、わたしはnoteでThreadsをした結果をTwitterに貼るスタイルで行きます(?)


日プ。1pickはデビューできなかった。故にME:Iは「観測対象」。飯田さんは「焦点」です。ピントを合わせたいのはこの人、という感じ。いまのところ。


2023.01.08から1年。


長くオタクをしているとこういう文脈全回収みたいな日がある。その上で、いつだって俺は今なんだよ!!!!の精神でやっていきます。

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