見出し画像

おせっかいはカッコよく。

昔から人の世話をするのが好きだ。

今でもアシスタントみたいな仕事をしているが、新卒で仕事を探す時、今なら間違いなく秘書業務を希望していたと思う。
が、その時は自分の特性に気づいていなかった。

40代後半になって、初めて派遣でアシスタント的な仕事始めた時、自分の天性はこれだ!と気づいた。
上司に褒めていただくことも結構あった。

で、改めて思い返した時、私のおせっかいが結構役立ったんじゃないかなぁと思えることが幾つかある。

まず、高校の時、私は四大の指定校推薦がもらえるかどうか瀬戸際の成績だった。
短大だったら余裕だった。ので、短大の推薦に応募した。
色々あり、結局は推薦はもらえなかったのだが、その話はまたいつかしたい。

まぁ、そんな感じだったので、推薦に関する情報は割と持っていた。
そんな時友人がもう受験勉強したくなーい、と叫んでいたので、推薦出してみたら?と言ってみた。
全然推薦出せる成績じゃないよーと言っていたが、私の情報ではギリギリクリアしている大学があり、そしてそこは他に誰も応募していなかった。
あれよあれよとその子に推薦が決まった。

時は過ぎ、学校図書館で働いていた時、mixiで年下の友人ができた。
勤務先とその子の地元が近いので、仕事終わりにスタバでお茶を飲みながら、何時間も話したりしていた。

元々は推しが同じグループで、当時大学生だった彼女が社会人になってからも、仕事の話から恋バナまでたくさん話した。

全くの文系からSEになった彼女は仕事が大変なようだった。
人間関係も。
そこで、私と同じく司書の資格を持っていると聞いていたので、当時地元の図書館の運営をしていた会社に応募してみたら?と言ってみた。

すると採用されて、どんどん責任ある仕事を任されて充実しているみたい。
今は疎遠になってしまったが、そこでそのまま頑張っている姿をSNSでたまに見かける。

また、高校の部活の友人が食の関係のモニターを探していた。
食材を使用した料理を考えたり、その会社の生産工場にも行ったりする本格的なモニターだった。
ある程度時間に余裕があって、食に興味のある人はいないかと言うので、同じく高校の友人でお茶の先生をしている子を紹介した。
自分で料理も作ってもてなしたり、テーブルコーディネートもしているピッタリの子だった。
よく考えたら、2人は同じクラスだったらしい。
素敵なご縁を取り持つことができた。

こんな感じで、人と人を結びつけたり、何かを紹介したり、サポートできた時にこの上ない喜びを感じることに気づいた。

きっと、カッコいいおせっかいは、そんな風に結びつけたことも忘れちゃうことだ。

私は、なんだかんだで、わたしが結びつけたの、すごいでしょ!っていつまでも覚えてしまっているし、自分の中での業績?と思ってしまっているから、カッコわるい。

でもね、私は、そのお茶の先生の友人に、
高校時代
「何でそんなに秘密主義なの?
どんどんオープンにしていこうよ!」
と言われたことがあり、本当は自分は誰にでもフルオープンにしたい性格だと気づき、今に至っている。
誰にでも心をフルオープンに話しかけることができ、コミュニケーション能力は結構高いのではないかと思うので、その子の助言を大変ありがたく思っているし、何なら私の人生を変えてくれた一言だと思っているし、彼女には心から感謝している。

だから、心の中ではもしかしたら、私が結びつけた縁に対して感謝して欲しいのかなと思っている。
いまだに忘れていないことからも。
執念深い蠍座だし。関係ないか。

だからカッコわるい。

カッコわるいけど、これからもそういう機会があれば、おせっかいは発揮したい。
ただし、見返りは求めずに、ね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?