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【観戦メモ】2019年ACL-GS第3節 vs大邱FC

さすがに葉桜も増えてきていますが、沼田の地ではまだ桜がきれいでした。

桜の季節が終わると虫たちが元気に飛び出してきて大変憂鬱になりますし、GWともなればうだるような暑さが来るのかなーと戦々恐々している今日この頃ですが、4月の中旬に差し掛かろうというのに凍えるような寒さの中、試合を見てきました。

①ACLの厳しさと緩さ

ACLの試合は、先日のプレーオフ以来となります。あれも寒かった…。

当時、カラフルな大型掲示板(パナソニックアストロビジョン)の選手紹介が静止画なのは映像が間に合わなかったからなのかなと思っていました。

しかし、昨日の試合でも腕を組む登場映像は使われず。もしかしたら袖や背中のスポンサーを映さないようにする配慮だったりするのでしょうか。

というのも、昨日の試合会場は「広島広域公園陸上競技場」であって「エディオンスタジアム広島」ではありません。これはACLのスポンサーとバッティングすることを防ぐためと聞いております。

2012年のCWCだったでしょうか。会場の持ち込みペットボトルもコカ・コーラ社製品以外はNGなので持ち込み禁止といわれたような記憶もありますし、国際大会はそういうものなのでしょう。

そう思っていたらハーフタイムにこんな宣伝をバンバンやってしまうサンフレッチェさん。写真を撮り損ねましたが、この後「フライデーナイトDAZN号」ってバンバンに企業名出しちゃってたけど。いいのかな。

AFCは本当によくわからんです。

②姉妹都市・大邱との交流

韓国第三の都市と呼ばれている大邱は、1997年から広島市と姉妹都市になっています(余談ですが神戸市も姉妹都市らしい)。

近年はサンフレッチェもよくトレーニングマッチ等をやっているなと思っていたのですが、姉妹都市であることも影響してたんでしょうか?

大邱の現市長・權(クォン)泳臻(ヨンジン)さんは姉妹都市交流に尽力されておられ、2015年にはフラワーフェスティバルの視察をしたり、名誉広島市特別名誉市民になったりとかなり友好的なお方。

この日もビデオ映像で姉妹都市同士の対戦についてコメントを寄せてくれたのですが(広島市長は来場してコメントしています)、まさかの全部日本語で結構びっくりしちゃいました。逆はできねーぞたぶん。

そんな感じで大邱という都市に対する好感度は上がっていたのですが、試合前には大邱サポーターに挨拶してから円陣を組み、試合終了直後に広島サポーターに対する挨拶から始めるという紳士っぷり。今日だけ特別なやつなの?それとも普段からやってるの?なにそれ格好いい。

さらには、大邱サポーターが広島の選手を拍手で迎えてくれたことには大変感動しました。ACLは何か殺伐しがちですし、特に韓国チームとの対戦ではトレーニングマッチであってもケガのニュースを聞く印象があったのでびくびくしていました。

そうした軽めの偏見を持っていたのに対して、こんなに紳士的な態度を取られたらちょっと恥ずかしくなってしまいます。そういう人もいるけど、そうじゃない人もいるという当たり前のことを再確認出来て良かったです。

この光景を2611人しか見ていないというのが大変悔しい。

③試合を観戦して

毎度ツイッターに書きましたが、ガンバ戦に続いて完勝といっていいのではないでしょうか。大邱はミシャ式にどう対応すべきなのか90分間答えを出せなかったのかなという気がします。

選手個々のほうに目を向けますと、リベロ吉野の守備面での奮闘が目立った印象でした(ボランチに入ってからは割愛)。また大迫がハイボールに飛び出しておおちょんぼしてみたり、東がゴール前でシュートではなくパスを選択して逸機したりと、のびしろがあっていいですね(震え声)

ごろーちゃんが完全復活したのはめでたいですし(でも森崎和幸ロールは向いてないと思う)、シャドーに入った渡の攻守両面での奮闘が報われてよかった。

皆川の退場は何とも言えませんが、前半渡に対するファールを見逃したり、結構怪しい判定が見られましたし、2点差とはいえATそんな端折っていいのかという気もしましたし、変なことにならなくてよかったです。

これでようやくGL突破の「権利」を得ることができました。2010年は6戦3勝の勝ち点9でGL敗退でしたから気を緩めず勝ち点を1個1個拾ってまいりましょう。

サポートして頂いた金額は、広島のスタジアム建設募金に全額寄付する予定です。