サンフレッチェ広島公式HPリニューアルについて変わったことと思うこと
高橋壮也が退団したり、パトリックが謎のレンタル移籍をしたりしていて心が落ち着かない状況ですが、それ以上にサイトリニューアルの内容で心が落ち着かなくなったので書き留めておくことにしました。
たぶんサイトリニューアルで変わったことや消え去ったことというのは、今このときでなければ分からない点が多々あるでしょうし、忘れてしまっていいのだろうかとモヤモヤしたのでいっそまとめようと思った次第です。
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①なぜサイトリニューアルしたのか
そもそもなんでサイトリニューアルしたかというと、今年3月のサポで次のように説明されていました。
さらに、7月頃にクラブ公式ホームページを一新する予定です。スマートフォンからも見やすく、検索しやすく、分かりやすい内容にしていきたいと思っており、こうしたところからも集客アップにつなげていきたいと考えています。いずれにしても、ライト層の取り組みはサポーターの皆さまの協力なくしてはできません。ぜひとも引き続き、よろしくお願いいたします。
要するに、スマホ等からアクセスするモバイル版ホームページが今ひとつであるという認識をクラブは持っていて、PC版のホームページとリンクさせた上で見やすい形にしたいというのがまずあったのだ思います。
参考になる画像を発掘できなかったのですが、要するに何が不満だったかというとこの一言に集約されます。結局右上の「PC版表示」というボタンを押してPC版サイトに行かないと用をなさないサイトだったんですよね。
②改善点:ユース紹介を大改革
従来のユース紹介のページはこういう簡素なものでした。
それがリニューアル後はこういう風にユース出身選手を表示するように。
これは大変良い変化だと思います。一方で年代別の表示については、年代の表示がないので大変分かりづらいのがもったいないと思います。
どう変えて欲しいかというと、エスパルスのHPを参考にして欲しい。
③改善点:チームスケジュールが見やすくなった
文字通り誕生日が出るようになりました。土日祝をブルー・レッドと色分け表示しているのも見やすくなってていい変化だと思います。チケット誘導も以前はできてなかった仕組みなのでグッド。
トップページにも本日の予定がズバッと表示されるようになっています。これもとてもいい変化ではないかと。
以前はこういう感じで古き良き時代のHPかよというようなスクロール文字でスケジュールを把握しなければならなかったので(もう少し前はそもそもユースとかの情報すらなかったはず)、大きな改善点です。
④改善点:サッカー観戦講座を推してる
サイト上で「はじめてでもよく分かるサッカー観戦講座」というページへのアクセスを激推ししてくるようになりました。
サイト上部にも掲載されていますし、サイト下部でも浮き上がってきます。余談ですが、サンチェの「ページのトップへ」は大変かわいい。
ところで、このページはサイトリニューアルに当たって急遽作られたものではありません。以前からオンライングッズショップのe-Vpointのサイト内に掲載されていたものの焼き直しです。
とはいえホームページに掲載することの意義は大きいのだろうと思います。
⑤改悪点:過去の歴史がゴミ箱に捨てられた
サイトリニューアルというのはいい話だけではありません。2006年頃にサンフレッチェのホームページがリニューアルされた際も、2005年以前のプレスリリース等が削除されてしまいました。今回もそれが怖かったのですが…。
結果はツイートしたとおりです。
プレスリリースは2015年以前を削除。試合記録は2018年以前を更新予定としていますが、フォトニュースはすべて削除されてしまいました。
サンフレッチェは現在公式HPのほか、フェイスブック、ツイッター、youtube、LINE、そしてインスタグラムと情報発信のツールを複数運用しています。このうち、フォトニュースは特にインスタグラムと被るところが多いポジションで、今後どう運用するのかは気になっていました。
しかし、まさかの全削除をいきなりするとは予想しておりませんで…。昔の怖い時代のサンチェの画像はもちろん、トルコキャンプの様子などはすべて消え去ってしまいました。
⑥愚痴なので読まなくてもいいです
断捨離することが悪いことだとはいいません。サイトリニューアルに当たって古いデータが圧迫する可能性もあるでしょうし、データを消し去るのはサンフレッチェに限った話でもないです。
ただ、自分としてはこれまで25年以上クラブが歴史を積み上げてきたわけで、その歴史の一部をこんなにあっさりと削除していくというのは、モヤモヤが晴れないのです…。
紙媒体が少しずつ淘汰されていくこのご時世。行政文書の破棄のようにサクサク削除していく自分とは相容れない方々もいますが、デジタルデータはそれ以上に保管が難しい資料です。電子書籍などがサービス終了であっさり読めなくなってしまうように、サービス提供者が決めたらその瞬間二度と貴重な資料にアクセスできなくなってしまうのですから。
逆に言うと、サンフレッチェさんはそうやって歴史を定期的にゴミ箱に捨てるクラブなのだという正しい認識を持って、我々サポーターが歴史を書き残していかないといけないのだなと痛感している次第です。
奇しくも歴代外国籍選手列伝という企画・流れを作ったジェイさんが語っていたようにアーカイブ化はサポーターの仕事なのかもしれません。今回のように、そしてJ'sgoalが一度ゴミ箱に捨てられたように。
そういうことは起きることなのだという認識を持って、普段から見たこと・感じたことを書き綴っていかないといけないなという思いを強くしました。あと、ダメ元で古い資料を掲載してくれと問い合わせる予定です。時間かかってもいいから、歴史を簡単に捨てないで欲しい。
ここでお借りした画像ももう二度と見れない。つらい。
サポートして頂いた金額は、広島のスタジアム建設募金に全額寄付する予定です。