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号外号外!!              カメラもレンズも買うより借りる時代?

カメラとレンズの遊び方のワンダーランドである四谷荒木町のガラクタ屋さんのにだいめさんがカメラを販売するのではなくて、その逆で借りて使うような時代になったのでびっくりした。ネットで調べるとレンタルカメラと言うのはずいぶんいろいろなところでやっているがこのサービスと言うのはニコン公認と言うところが強いのかな?ガラクタ屋さんが手に入れたのはこのAPS-Cのカメラであったのかそれともフルサイズのカメラであったか忘れたけれどもAPS-Cなら送料無料でこの値段で借りられるのである。しかもレンタルの期間は1ヵ月である。

クラシックレンズのレンタルサービスは私もお付き合いのあるTorunoが有名であってついこないだも新宿で2週間の長い期間でクラシックレンズフェスティバルと言うのをやった。クラシックレンズはなかなか手に入らないからその場合借りると言うのは選択としては普通である。しかし新品のデジタルカメラを貸し出してしかもそれが気に入ったらレンタル代を割り引いて売りますと言うのは何か冒険であると私は考えている。

と言うのもプロフェッショナルな世界では例えばムービーカメラとかビデオカメラのレンタルは非常に普通のやり方である。それもレンタル代は高いがその機材の本来の値段と言うのは10,000,000円に近かったりする。だから最近私がちょっとびっくりしているのは毎月6000円位でカメラを借りるのは結構だが気に入ったら買ってくださいと言うところがいまひとつ理解に苦しむのである。

この数年来の私は最新型のデジタルカメラに全く興味を失ってしまった。

その理由は単純であって単なる高性能競争に終始してしまってるから何も自分のカメラのワークライフをワクワクさせるようなカメラライフスタイルがそこに存在しないと言うことなのだ。つまりデジタルカメラは流れ去る水のようなものなのである。フィルムカメラの命長くデジタルカメラの命短し。

最新鋭の性能主義のデジタルカメラが面白くないのは、クラシックデジタルカメラは何の価値もないと言う基本的なスタンスに終始しているからだ。それで私はつい最近

クラシックデジタルカメラを愛する市民の会

と言うのを作った。会員は増えているがその入会のマナーがメンバーになりたい人はそれぞれ自分の持っている古いSDカードとかCFカードの画像をアップしてそれを入会の申請にすると言うことだ。だから8 MBとか16 MBの20年近く前のメモリーが画像に登場することになる。そうやってクラシックデジタルカメラを愛する遊びが必要な時代である。

20年前に作られたコンパクトデジタルカメラの頃はもっとすごくてメモリーのカードサイズはフルサイズであった。その容量は1 MBであって25,000円もした。だから私の持っているパワーブックにそれを差し込むためにはPCMCIAのカードアダプターと言うのを別に手に入れていたのである。その時代にはまだ3.5インチのフロッピーディスクがメモリとして使われていたから撮影中にメモリーがなくなるとそこらのコンビニに駆け込んでフロッピーディスクを手に入れたものであった。

最新型のデジタルカメラをレンタルサービスで使うと言うのは投資効果としては非常に良いと思う。私もちゃんとした雑誌の仕事等ではフルサイズのデジタルカメラをレンタルで使っていたものであった。しかしそれは自分のカメラとなると保守点検もしなければならないし佃のカメラジャングルにはクラシックカメラがありすぎて最新型のデジタルカメラを置くスペース等は存在しなくなっている。

その意味でも注目を集めているデジタルカメラのレンタルサービスには期待できる。


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