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号外!!! 傍流写真主義ってなんだ?

Facebookでスタートして大変な人気。傍流写真主義てなんだ?


傍流写真こそ本流写真である


Facebook上で傍流写真が横行している。私が発明したように勘違いされているがこれを発見したのは最近注目の写真家Kita 3である。彼が写真家としてスタートしたのは私が知る限り昨年の今頃の写真集ランドレジメと言うのでこれはちょっと見ると不動産屋さんの記録写真のように見えてちゃんと見ると表現であるということがわかってそれで私は絶賛したのである。


世の中の写真の分類と言うのは変な写真評論家のせいで歪められているのである。山岳写真を撮って75年とか女性写真を撮って300年とか富士山撮影して1000年みたいなことになっているのは実に不思議な時代だ。退屈極まりないテーマ主義。


1970年と言うからもう50年前だが当時の前衛的なスイスで出されていたカメラと言う雑誌でこれはアランポーターと言う有名な編集長が編集していたのだがその特集のタイトルが当時私は非常に影響受けた。


超陳腐主義


と言うのである。当時コンテンポラリーフォトグラファーズが台頭していてその関係もあるのだがこのスイスカメラに掲載されたのは何にも写ってない大都会の周辺部とか、退屈なおばさんが写っているポートレートなのである。退屈なおばさんのポートレートと言うのは実はまだ元気だった頃のダイアンアーバスであった。


^_^写真はテーマ主義に逃げ込むのが1番簡単だから初心者はそれで騙されるのであるが、アルフレッドスティグリッツも指摘しているようにストレートフォトグラフィーの存在そのものが現実を冷静に分析する哲学の目玉なのである。


ロバートフランクも彼の長編インタビューで自分はコンセプトに従って写真を撮影した事は1度もないと言っている。


ウォーカーエバンスは彼が写真家としてスタートした20代後半に自分は写真家としての指針としてエキセントリックな写真は撮りたくないと言っている。



その意味で今回スタートした傍流写真と言うのは新しいストレートフォトグラフィーの考え方だと言うわけだ。


面白いのはこれをスタートさせた写真家はFacebookの非公開グループにセットしていると言うことにある。真実の写真のグループであるから公開して広がる方がマイナスイメージなのでこれを非公開にしたのは正当であると思われる。

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