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6月第一弾 写真集の作り方ウィーンモノクロームセブンティーズ

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写真集と言うものは、自分が出版してから10年以上理想的には20年ぐらい経過して、それを見返すというのが非常に正しい鑑賞の仕方であると思う。
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カメラノートスペシャル6月第一弾 1 写真集の作り方ウィーンモノクロームセブンティーズ

1 私は手元に自分の写真集をおかない主義なので、十数年前にできたと思うのだが、奥付がわからないので、正確な年代は不明である。 通して本が返品されたりすると、ほんの疲れ方が汚れ方がひどいと思うので、ダイレクト通販と言うことにした ウィーンモノクロームセブンティーズと言うタイトルは小さな出版社の社長であり、編集長が決めてくれたのである。こういうタイトルは自分ではなかなか考えつかないものだ。この写真集はハードカバーで500ページあって、重さが2.5キロある。最初は1000ページの写

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カメラノートスペシャル6月第一弾 5 写真集の作り方ウィーンモノクロームセブンティーズ

5 今回の田中長徳のカメラノートスペシャルでは、写真集の見開きページと言う事について集中的に考えてみることにする。写真集の見開きページとその視神経に与える影響力と言うのは非常に重大なものであって、これがバーチャルな写真集ではなかなか達成できない。視覚的効果なのである。見開きいて写真が左と右に並んでいると言うのはペーパーに印刷された。写真集の場合、それがかなり強烈な視神経の刺激として我々に伝達されるのである。その理由の1つに写真集を見る観察者が実際に指でページをめくっていくと言

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