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#写真
カメラノートスペシャル. その2 スナップ写真取り始めて半世紀ここらでスナップ写真について考えてみる。マンハッタンで撮る
雑誌の仕事等でマンハッタンに行くと言うのはストレスになる。というのも名所とか 有名な建物とか素敵なレストランとかその料理などである。そういうのは雑誌の主題であるから仕方がないとは言え本当に面白いのはマンハッタンの路上なのである。だからできることならば仕事なしでマンハッタンに行くと言うのが1番面白い。マンハッタンの路上で1番面白いのは人物である。日本の場合はこれは何と言うのか個人というのが存在しないから個人は自分以外の大勢の人にどう活用としてみんなおんなじ行動パターンなのである
カメラノートスペシャル. その3 スナップ写真取り始めて半世紀ここらでスナップ写真について考えてみる。ポルトガルのリスボンでスナップ
初めてリスボンに行ったのは1980年の秋であった。当時住んでいたオーストリアのウィーンと言うところはヨーロッパの東の果てである。その秋はドイツのケルンに取材に行ってその後パリに行って、いきなり思いついてパリのおしてる立駅から夜行列車ででリスボンに向かったのだった。夕方にパリを出てリスボンに着いたのは翌々日のお昼である。これがヨーロッパを旅するときの正直な時間経過と距離の感覚と言うものだ。今のようにヨーロッパの主要都市から飛行機で1時間と言うのではあまりにも面白くない。
カメラノートスペシャル. その4 スナップ写真取り始めて半世紀ここらでスナップ写真について考えてみる。Wien Monochrome 70sと言う写真集
これは私の写真集である。ハードカバーで箱に入っていて500ページある。重さは2.5キログラムある。最近はそういう馬鹿なことが考えなくなったけど、10年位前にやたら大きくて重くて分厚い写真集を作ろうと思ったことがあった。とりあえず1000ページの写真集を作ろうと思って、束見本と言うのであるが実際の本のダミーを作ってもらって印刷代から届いたら重くて持ち上げられなかった。それが1000ページである。私の写真展のオープニングなどでこれを販売してお客さんにこれを買って帰ってもらうのは恐
カメラノートスペシャル. その5 スナップ写真取り始めて半世紀ここらでスナップ写真について考えてみる。 オーストリアウィーン1973
スナップ写真は出会いの瞬間の迅速な反応である。どこかの世界的有名写真家の制作ノートにそんなことが走り書きされていそうだ。実際そうなのである。写真家はカメラをぶら下げて時間軸と空間軸の両方を体に引き受けながら世界中の街をうろうろしているのである。五感の感性を広げて何かが自分のクモの巣に引っかかるのを期待しながら街を北輝歩いているのである。まず組もうと言うよりか野良犬であるのだがその事は森山大道さんの名作振り返った野良犬に証明されている。でもこれが勘違いの元なのは写真美学として考
カメラノートスペシャル. その11 スナップ写真取り始めて半世紀ここらでスナップ写真について考えてみる。大観覧車ウィーン2016
神田明神の脇のギャラリーバウハウスでの個展のために撮影に行ったときのスナップショットである。1月の季節でマイナス6度位だから暖冬と言うこともできる。この冬のありがたかったのは2週間ほどの滞在で天候が良かった点である。私の記憶によればだいたい秋の終わりから復活祭が終わるまではウィーンと言う街は光を失ってまるでモノクロームの世界であった。それに慣れてしまっているので冬はモノクロームだと思っていたのであるがこの撮影に行った時はちょっと考え方を変えざるを得なかった。