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母と祖母の


こんにちは、sanjuです!

納骨堂での、母と祖母の話。


祖父が亡くなり、
脚の悪い祖母にはお墓まで行くことが大変になったため、
近くのお寺の納骨堂に祖父の遺骨を入れてもらうことになりました。


その後、購入したての納骨堂を見に行く機会がありました。

「ここだよ、開けてごらん」と、
祖母に言われたところを開けてみると、
ガラーンとしていた中央の光景の目線の下に、以前に使っていた方の、額に入った写真が置いてある。

その時母は「やだちょっと〜!!!」と、
驚いた反応。
かたや祖母はその写真をさっと持ち、
「前の人のね」と穏やかに一言。
その後お寺の方に渡していました。


すごーくちょっとしたことですが、
こういうところに人ってのが出るんだなぁと、
しみじみ。

驚く人がいる、穏やかな人がいる。

色々なことに動じない祖母は、
幼い頃の戦争の体験から始まり、
私には想像もできない程様々な経験を通して今の境地に至ったのでしょう。

私も年を重ねていくに従って、
穏やかな人になっていきたい。

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