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Q.「お腹の支えとよくいわれますが、どのように児童、生徒に意識させたらよいかわかりません。何か良い方法はありますか?」

A. 「支え」とは何かを理解し、わかりやすく児童、生徒に伝えましょう。

「支え」とは何でしょうか?
歌うのに邪魔な筋肉の緊張を「力み」と呼び、歌うのに必要な筋肉の緊張を「支え」と呼ぶとわかりやすいです。
声を出すためにはどこかに力を入れなければいけません。
歌うのに必要な筋肉の緊張させずに、ノドだけに力が入っている声をノド声と呼びます。
「支える」ことによって、女声の息もれ声も、男声のノド声も改善します。
また「支え」は感情、喜怒哀楽と結びついています。「支え」のない歌声は無表情に聞こえます。

では児童、生徒に「支え」を説明するコツは何でしょうか?

「支え」をわかりやすく児童、生徒に伝えるポイントは「歌唱フォーム(姿勢)」と「意識する筋肉」を具体的に伝えることです。
「姿勢」を良くするのは、もちろん生徒指導的な目的からではありません。
「意識する筋肉」を具体的に伝えると、驚くほど発声が良くなります。

→「支え」=歌うのに必要な、わき腹および背中からうなじにかけての筋肉の緊張と考えてみましょう。

STEP 1
【背中からうなじにかけての筋肉の緊張感】

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