見出し画像

Q.3 ボイトレの先生から声が柔らかすぎて鳴らしきれないと言われました。

Q.3 ボイトレの先生から声が柔らかすぎて物足りない、鳴らしきれないと言われました。わざと汚い声を出すようにして声門閉鎖の練習するように勧められたのですが、うまくやり方がわかりません。なにかいい練習法はありますか?

A.
「歌いだし練習」をおすすめします。「歌いだし練習」というのは、スタッカートの練習を行うことで歌いだしの声門の接近具合いを矯正し、バランスのとれた歌いだしができるように調節する練習です。

歌いだしの声門の接近具合いは、後続するフレーズの音色に影響をあたえます。「声が柔らかすぎて物足りない、鳴らしきれない。」という状態は、歌いだしの観点から説明すると発声開始時の声帯の接近が不十分で、「やわらかい歌いだし soft onset」をしている状態です。したがって、「声門閉鎖の練習をしなさい。」というのは、「やわらかい歌いだしを矯正して、バランスのとれた歌いだし(発声開始時の声帯の接近が適切な歌いだし)にしなさい。」という意味であると解釈できます。

ここから先は

511字

¥ 150

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?