![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/11763517/rectangle_large_type_2_0809de3dc882ec4982eed544e531723f.jpeg?width=1200)
リチャード・ミラーの理論による「合唱のための歌唱法」 ③
7. 歌いだし練習
歌いだしのことを英語でonsetといいます。この練習は
「オンセット練習」とも呼ばれます。
どのように歌い始めるかが、フレーズの残り部分の自由度を決定します。
喉頭と呼吸がうまく調整されていないのに音を出し続けてもうまくいきません。
①一方の手を胸骨に、もう一方をわき腹にあてます。
②胸骨を引き上げるように息を吸います。
③「Ha-ha-ha-ha-Ha」と笑ってみましょう。胸骨が動いてはいけません。声のリズムと連動して、わき腹に緊張と動きが生じるのを感じましょう。
ほとんど聞こえない短い/h/を使うと、始めに微量の空気が流れて、すぐに無理なく声帯が閉じます。(ベルヌーイ効果)
④5-4-3-2-1の音階を「Ha-ha-ha-ha-Ha」を使って歌ってみましょう。(スタッカート練習)
胸骨の位置が、横隔膜の位置を決定します。音が出るにしたがって横隔膜が上昇します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?