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合唱・発声Q&A vol.2 (Q21.- Q40.)

Q21. 声としてはいい響きが出ているのに、ちゃんと歌えてた曲が、日によって音程が不安定になることがあったりするのですがどうすれば良いですか?
A. 
1.コンディション管理
2.十分な準備とメンタルトレーニング
3. 加えて声を出さずに頭の中で歌うことを実践してみてください

Q22. 裏声の低音域、および裏声と地声の連結の練習方法を教えてください

1.うなじを緊張させる(二階席を見ながらあくびをこらえる、うなじのアッポッジョ)
2.表情筋を持ち上げ、歌詞「ギー」で地声←→裏声のポルタメント(声区融合)で練習
がおすすめです。

Q23. 合唱初心者の息漏れをなおすアプローチを教えてください
1.息の吐きすぎに注意、ため息のように胸郭を下げながら歌うと息もれ声になります
2.うなじの緊張が弱いと声門の閉鎖が甘くなり息もれします
3. 表情筋を持ち上げ、鼻に息が抜けないようにすると息漏れが減ります

Q24. テノールの高音域が混ざらず飛び抜けて聞こえる(胸声が強過ぎるように思います)、音色を女声に寄せるように言ってもあまり効果なしです。どうすれば良いですか?
A.
・軟口蓋を下げて鼻に息を抜いてもらう(メッツァ・ヴォーチェ)
・録音を聴かせる
などいかがでしょう?

Q25. 低音の音域を広げる練習方法を教えてください。
A. 最低音域に限っては喉仏を最大限に引き下げるのが効果的です。(シュトローバスといいます)腹壁を外側に張り出すとさらに喉仏が下がります。ただし他の音域でこれをやると音程が不安定になるので気をつけてください。

Q26. 歌ってる最中に、喉周りの不要な筋肉を脱力するのに効果的な体の使い方・練習法・意識の仕方などを教えてください。

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