見出し画像

Q. テノールのアクート(実声による高音)の出し方を教えてください!

A. アクートのしくみを学びましょう!

ミックスボイス(声門閉鎖の強い裏声)が、喉頭内の声帯を伸ばす筋肉と、声門を閉鎖する筋肉のバランスに気をつけながら口の開け方を調整することで実現されるのに対して、アクート(実声による高音)はぴたりと閉じた声帯とうなじとブレスの支え、母音修正によって実現されます。

母音修正とは声帯の振動にマッチしたフォルマント周波数が生まれる母音に修正する技術です。

【フォルマント周波数】
「声道は共鳴器である。共鳴器は、音の周波数に依存して、ある条件のもと、音が共鳴器を通り抜けることを許す。特別な共鳴器に最適な周波数を共鳴周波数と呼ぶ。共鳴器が人間の声道である場合は、フォルマント周波数とよぶ。フォルマント周波数と異なる周波数をもつ音が共鳴器を通過する場合、音は伝送中に振幅を小さくし、共鳴器は音を減衰させる。」 (スンドベリ「歌声の科学」より)

https://t.co/aomPC65cXx
この動画で口を開け方を変えたことによってハイCが出ているのは、

ここから先は

579字
この記事のみ ¥ 100
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?