合唱・発声Q&A vol.4(Q.61.-Q.80.)
Q61.
腹式呼吸でお腹が凹みすぎるのは何が原因でしょうか?
A.
胸骨が下がると横隔膜が上がってしまい、お腹もはやく凹んでしまいます。
お腹を膨らませすぎると、胸骨の位置が下がってしまうのでお腹の膨らませすぎに気をつけてください!
Q62.
私は今現在東京藝術大学で声楽を学んでいます。私は合唱やアンサンブルに適した発声とクラシカルな声楽の発声は違うのではないかと思っています。
そしてそれらの使い分けがとても難しいと感じています。
黒川先生は東京藝大で声楽を学ばれたそうですが、これらについてどのようにお考えになられますか。
A.
まさにその通りですね。若くしてすでにそのことに気がついているのが素晴らしいと思います。「その人にとって一番生理的・音響学的に理にかなっている発声」を目指すという基本は同じですが、唱法はジャンルによって違うと思います。私は「全ての発声法は、音楽のためにある」と考えています。
Q63.
合唱部に所属している高校生です。私はメゾソプラノなのですが、中音域を出すときに地声っぽくなり、響きが出ません。声量はあるのですが響きをつけようとすると声量もなくなり、カサカサしてしまいます。オススメの練習法などはありますか?
A.
「地声っぽくなる」
①支え(細いストローに強く息を吹き込む時のような呼吸筋の緊張)を増してみてください
②口の開けすぎると地声っぽくなるので気をつけてみてください
「響きをつけようとすると声量がなくなりカサカサする」
→「響かせよう」として、眉を持ち上げたり、あくびしたりすると、軟口蓋が下がって鼻に息が抜けて声量がさがり、息っぽいカサカサした声になります
①頬の表情筋を持ち上げてみてください
②鼻を塞いで歌うと声にツヤが出てくると思います
Q64.
声楽の先生に、よく「声がぶら下がっている」と言われるのですが、解剖学的には何が起こっているのでしょうか。またどう直せば良いのでしょうか。ご回答いただければ幸いです。
A.
①軟口蓋が下がって鼻に息が抜けている(クレヨンしんちゃん的な鼻声)
→頬の表情筋を持ち上げて、鼻を塞いで歌う練習をする
②胸骨が下がって、横隔膜が上がりやすくなり、息を吐きすぎている
→身長が一番高くなるように立つ。
→腹式呼吸を意識しすぎないようにする。
を練習してみてください!
Q65.
オ母音がこもるとよく言われるのですが具体的な解決方法はありますか
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