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宮城県合唱祭の曲目

2023年5月21日に名取で行われる宮城県合唱祭に合唱団Hakugaで乗る曲は以下の2曲です。

『今宵の月のように』
作詞・作曲:宮本浩次 編曲:小林紘努
『怪獣のバラード』
作詞:岡田冨美子、作曲:東海林修

ここで終わってはただオリジナルのポップスを歌うだけで、Hakugaの理念にかすってるだけでピンポイントで捉えてはいません。

全員がこちらのティラノサウルスを着て、「今宵の月のように」と「怪獣のバラード」を歌います。

まず一曲目に「今宵…」を歌い、二曲目に「怪獣のバラード」を歌います。

Hakugaの理念というのは「コミュニケーションを変え、「人」と「ハイカルチャーとしての合唱」を繋ぐ」です。

どうやって合唱の魅力を伝えられるかは合唱に興味がない人が興味を持つきっかけを作って初めてスタート地点に立てるのだと思います。

聞いてもらうにはまず認知を確立することがブランド設計の基本です。

【コラム】
有名な高級旅館の星野リゾートを拡大させた現代表は、サザンの例が素晴らしい見本になると語っています。
サザンのデビュー曲である『勝手にシンドバッド』は曲とは全く関係のないタイトルです。これは曲ができてから、適当に、当時人気だった2曲、ピンクレディーの「渚のシンドバッド」と沢田研二の「勝手にしやがれ」をとってタイトルにしました。ただのおふざけバンドとして認知をとりに行ったわけです。
でも、このおかげでサザンは一気に有名になりました。つまり彼らは、アーカー氏の言う4要素の中で、「認知率」だけを優先して上げたのです。そうしておいて、次に『いとしのエリー』という素晴らしい曲を出した。その結果、今度は「知覚品質」が上がり、圧倒的なブランド力を築くことになります。このサザンのマーケティングは、アーカー氏のブランド理論にぴたりと当てはまっているんです。

日経クロストレンド

ただ、Hakugaはおふざけでは全くなく、団として人気をとることが直接の目的ではなく、あくまでこれまでの合唱(ハイカルチャーとしての合唱)の架け橋になることです。つまり、本当のちゃんとした合唱が伝えたい。

こういう思いは、自分たちがやりたい音楽をするか、大衆向けの音楽をするか多くのアーティストたちがぶち当たる壁です。そしてそれと戦い、ある種の成功を収めたのがエレファントカシマシです。

上記リンクは、「今宵の月のように」を解説した記事です。

こちらを読んでいただけたらわかりますが、宮本浩次が当時まで自分たちがやりたい曲作り続けてたが、それで事務所との契約を打ち切られ事務所を移籍してそろそろまずいとなってできた曲が「今宵の月のように」であると。

曲調もライブもPRの方法も一気に変え、いつの日か自分たちが作りたい音楽を聞いてくる日が来るだろうと。その思いがこの曲に乗っているのです。

だから俺らもくだらねえとは思いながらも溢れる熱い涙を流すために希望を持って合唱をやっていくメッセージが伝えられると思っています。

これをティラノサウルスを着てやるんです。みんなは笑うかもしれないが、ティラノサウルスを着て、怒りというか反抗心を伝えて歌い、そのあと、そのために頑張る怪獣のバラード歌ったら非常に美しい。

と言うわけで結論。

合唱祭はティラノサウルスで「今宵の月のように」と「怪獣のバラード」をやります。

一応泉くんが諸々確認中です。諸問題クリアできたらやります。

ちなみにHakugaは外部向けのイベントもたくさんやっていく予定です。博物館や路上ライブでティラノサウルスでやる可能性あります。

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