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世代と時を経て積読より愛読に

亡くなった祖母が愛読していた通称【赤本】

築田多吉. ”家庭に於ける実際的看護の秘訣” 1952年増補新訂版

1週間程実家に帰る予定が立ち、暇を持て余しては断捨離をする折見つけた。

記憶も薄らいでいたのだが、ふと気になり手に取ったが最後、読み耽ってしまった。

辞書程の厚さがあり、当本は戦後の増補新訂版ではあるが初版は大正14年2月の内容。旧字体で羅列され、付属の「読者の聲」には読者個人の本名はもちろん詳細住所まで掲載されており、何せ時代を感じる。埃まみれで色褪せており、子をもうける前には目にも留まらなかったであろう本に魅了されてしまった。

はしがきには 

略)慢性病の根治する絶食療法、鍼療法、万病に効果ある枇杷葉療法、
抵抗療法で癌の治った実験例等新たに増補したのであります。

とある。気になる。

当時の科学では解決しない病、痛みを非科学療法をもって治すことをどうやら細かに書かれてある模様。

子宮癌の手術後に悩まされる患部の過敏性激痛はレントゲンもラヂウムもその量を超え一切の注射を総動員し、モルヒネの 2時間おき注射と云う中毒無視の極量をやっても小時間しか痛みは止まらない、百方尽き果て(中略)漢方の芋湿布やアラメの腰湯を教えたら唯の一回で猛烈な痛みがピタリと止まって…略


などなど、はしがきから気になる。
芋湿布とは?アラメの腰湯とは?

芋湿布は乳腺炎の時に使った里芋の粉を使った湿布のようで、アラメはどうやら伊勢志摩にある海藻のこと。

アラメは東京、広島にある三樹園社にあると書いてあったのでググるとどうやら現在は築田三樹園社で健食販売をされているようである。アラメは残念ながらなかった。枇杷葉療法の枇杷類も販売されていないようだ。

今は諸説あるだろうので、効用はそれぞれなのかも知れないが、自身の症状に合わせて試しながら実践してみたいと思った次第。

だって今病院行きたくないし。熱すら出せないし。

敷いては専らイボとりでも試してみようかな。
イボ娘だった私に祖母が丁寧に何ページに書いてあると広告の裏紙にメモ書き残して挟んでくれてた涙🥲↓



イボはハトムギが効き茄子のヘタで擦ると書かれてある。(そういえばよくハトムギ茶飲まされたわ)すぐに取れるが繰り返すので根気よく実践あるのみとある…

ので、背中にできたイボとってみよう!

上手くいったら皆さまに細かくシェアします。

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