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choroのおすすめ

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お気に入りの本や映画その他色々紹介しているnoteです。
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記事一覧

「泉鏡花」と「野田洋次郎」

泉鏡花の『春昼・春昼後刻』を読み終えた …のだけれど、ほんとに難解で ほぼほぼ意味がわからない 『永遠の夏をあとに』の作中作で、 どうしても読んでみたくてチャレンジ 文体のせいだろうか 私の理解が追いついていないせいだろうか 情景はなんとなく浮かぶような… コーヒーを飲みながら 同じページをいったりきたり ダメだボンヤリしてきた うつらうつら船漕ぎそう * ところが ハッと、あるページで軽く電流が走った あるページのこの部分 「目が覚めるから、夢だけれど、 いつまでも

好きなコトばっかしてても、怒られない世界

平日、研究室事務の仕事をしています。 いろんな研究者がいる中で、 私のイチオシは… 夢見るような表情で通ってくる女性。 「自分の研究テーマについて考える時間」は、 「至福の時間」なんですね。 だから夢見るような表情。 研究に必要な本を手配してもらい、 学会に参加する手はずを整えてもらう。 コー匕ーを片手に研究のことだけに没頭する。 この世の楽園 桃源郷 理想郷 (そんな研究者ばかりではありませんが…) * さて、その方の(夢見るような)表情を見るたび ふと思うこと…

好みの滑り台(遠くに行くだけが冒険にあらず)

シュッと角度がついてる抉れてるタイプの滑り台が好みです。トップ画像イラストの 1 です。かまぼこのようなハンペンのようなツルっとした感じ。 朝のお散歩中、出来心で滑ってみたらハマりました。一瞬ですが意識が飛ぶというか、気を失うというか…。大人の体重だから加速がついてさらに良いんだと思います。 皆さんのご近所にはありますか??抉れてるタイプの滑り台。あったとしても大人だけで滑りませんよね、なかなか。でもあったらちょっと試してみて欲しいです。新境地が開けると思うので。 別の

母親も女『氷点』(三浦綾子著)

小学生の頃のわたし、母がこっそりしまっていた本を見つけた。『氷点』だった。なんだか秘密を垣間見たような気がしてドキリとしたけれど、それよりも嬉しくなった。 何が嬉しかったか? あぁ、お母さんだって一人の女の人か それを知って嬉しく思った。 家事にパートにと奮闘しているさなか、こんな時間を持っていたとは。読書=密やかな対話。母が私の知らない一人時間を過ごす様子が浮かぶ。チラチラ盗み読みしていた内容が子ども心にセンセーショナルだったのでなおさら。 * あれから40年 ず

老いと死

ひさしぶりに実家に帰ったら、父(80歳)が目の覚めるようなTシャツを着ていた。蛍光グリーンで10歳は若く見える。どこぞのサッカー選手かと思った。 「どうしたのそれ。すごいカッコイイね」 と、よくよく聞いてみれば… 母の目がかなり悪くなって…夫婦で出かけた時に、すぐ見つけられるようにド派手な色の服を着させられているとのこと。 目が悪いっていうのもかなりヘビーで、左目はほぼ見えないらしい。…なんだけど「派手な服着てくれると見つけやすくていいんだよね。若く見えるしちょうどいいで

得したい、得したい、得したい…って力みすぎると逆のコトが起こるよ

私と夫 私だけ山頂で絶景を楽しむ (夫はその手前でバテる) 私だけイルミネーションを楽しむ  (夫は仕事で間に合わず) 私だけ応募したものが当たる (夫はハズレ) そして…まだまだココに書ききれないほど… 何でそうまで、そうなるの? * そんな夫について、ちょっと考えてみました。 おそらく「最後の最後までギュッと手を握り締めすぎなのでは?」 得したい、損したくない、当てたい、儲けたい、いい思いしたい 得したい、得したい、得したい、 得したい、得したい、得したい …と

前から「ものすごい美人が歩いてくる」と思ったら友人だった

とある金曜日の夕方、コンビニで小さいワインを買ってスタタタと歩いていると…前から発光している美人がやってきた。その人の周りだけ明るいみたい。エネルギーの塊が横断歩道をわたってくるという感じ。 「こんにちは」って声をかけられ、よくよく見れば近所に住む友人だった。ナニ!! 全然わからなかったよ。 私はその人のことを心の中で【美容部長】と呼んでいる。美容に詳しいし、いつもおしゃれなので。その彼女が半年前の女子会ではなぜか?精彩を欠いていたのを記憶している。ところがその金曜は本来

アレコレ聞かない人

映画『すずめの戸締まり』と『市子』を観ました。両作品ともにスキな登場人物がいます。すずめの方は「千果」、市子の方は「キキ」。2人とも主人公に対してアレコレ詮索しません。 アレコレ詮索しない人って魅力的です。 相手の今の状態だけを見ている、 自分の感覚を信じている、から? 『すずめの戸締まり』の「千果」は言います。 「すずめは魔法使いやけんなぁ」 「秘密ばっかや」 「でもなんでやろうな、 あんたは何か大事なことしよるような気がするんよ」好きなセリフです。 『市子』の「キキ

春の雨が好き

春の雨はいいですね。落ち着くし、他の季節よりしっとりしてる感じ。雨の日におすすめの曲を教えてもらいました。夜に聴くとさらに良いです。 春雨(はるさめ)、菜種梅雨(なたねつゆ)、催花雨(さいかう)、春霖(しゅんりん)、春時雨(はるしぐれ)、桜雨(さくらあめ)、春驟雨(はるしゅうう)、小糠雨(こぬかあめ)、発火雨(はっかう)、軽雨(けいう)……春の雨だけでこんなに種類があるんですね。 「春の雨に関する言葉を知る」ということは、自分の中で「春の雨の種類がそれだけ増える」というこ

『ゼロ・ポイント・フィールド』があるとしたら

『ゼロ・ポイント・フィールド仮説』って初耳。 田坂広志氏の著書『死は存在しない』で知りました。 宇宙のすべての出来事のすべての情報?って上手く想像できませんが、どんな人の人生も(あなたの人生も私の人生も)すべてこの『ゼロ・ポイント・フィールド』に記録されているとのこと。興味深い仮説。 * 休日の午後、コーヒーを飲みながら考えてみた。 『ゼロ・ポイント・フィールド』が実在するとしたら… 村上春樹は小説を書く時、 『ゼロ・ポイント・フィールド』につながるようにしている?

『Think clearly』で私のココが変わった

『Think clearly』 (ロルフ・ドベリ著、安原実津 訳)  52の思考法のうち 25番目がわたしの考えを変えました。 25  死よりも、人生について考えよう* 著者のロルフ・ドベリ氏は言います。 死ぬときのことを考えてみても何もならないし、死の瞬間についてばかり考えていたら、良い人生を過ごすことから意識がそれるだけだ。 まず気をつけなければならないのは、人生最後の体の衰えた時期だけで、あなたの人生を評価してはいけないということだ。 * わたし、有名な方が

今年叶えたい夢

正職員登用試験に合格しますようにという願いがあります 職場にそういうチャンスがあるんです パート職員向けに わたしは真剣に受けるつもりなんだけど… 周りはちっとも真剣に取り合ってくれない 「へー、そうなんだー」っていう感じで 合格はムリでしょが伝わってくる わたしがオーバー50だから? いや、それでもわたしは真剣です 筆記試験もあるのですが 「試験を受ける」って考えるだけで、 なんかワクワクします 角川漫画学習シリーズで歴史を学んだり 公務員試験用の問題を解いてみた

笑いのカイブツ

「駆られてる人が好き」 「軽くイッちゃってる人が好き」 …などと思っている私ですが 今回の映画ではそういう人の地獄を見ました。 書かずにはいられない 作らずにはいられない 表現せずにはいられない 自分にはそういうのが無いので、 それがどういう感じなのかわかりません。 それがどういう地獄なのかわからないです。 もし自分がカイブツ的な人に対して 何かできるとしたら… その人が作りだす世界を余すことなく、 心から楽しむことでしょうか。 カイブツがいけるところまでいくのを、

新年の目標「あいさつは自分から」

「見知らぬ人に挨拶する」は朝の散歩中によくあることで、ちょっと登山中と似てるかなと思います。中高年の女性は高い確率で「おはようございます」と声をかけてくれます。 私は自分から先にってなかなかできません。(無視されたらどうしよう?)とか(何だか気恥ずかしい)と思うから。 元旦に早朝散歩していたら…前からやってきた女性に「おはようございます。あけましておめでとうございます」と声をかけられました。なんて爽やかな挨拶だろう…と思いつつ例によって私の方が後から挨拶。 本日(1月2