ふらっとフーテン柴又散策(その2)
金町駅から柴又へ
さていよいよJR金町駅から柴又へ入って行きます。改札を左に折れて、このトンネル道を南側に抜ければ、そこは、葛飾柴又ワールドの始まりです。この雑然とした連絡路も金町らしくて好きです。
トンネルを抜ければ、すぐに京成金町駅が右手に見えます。ちょうど、ステンレスの電車が入線してきました。京成金町線は高砂ー柴又ー金町の3駅しかないまさに都心ローカル線。しかし、いつ乗っても結構な乗車率で、少なくとも15分に一本は出ているので、時刻表は気にすることはありません。
金町駅を出発して、左手に春には桜の綺麗な金町浄水場を眺めているとあっという間に、柴又駅です。さて、柴又駅、この数年で駅前が改修されまして、こんな感じになりました。「男はつらいよ」のかつての柴又駅を知っている方々は、えええぇっとなってしまうかもしれないほどの様変わりで、ショックを受けるかもしれません…。
柴又駅がちょっと息苦しそうですが、これも時代の流れということで。寅さんとさくらの銅像を後にして、さっそく参道の方に向かいます。
帝釈天の参道から江戸川の土手へ
今回は、ふらっとフーテンなんで、気になった参道をパシャパシャと撮ってみました。
いたちかなぁと思ったら、お猿さんでした。柴又にも昔居たのか!?と思わせる石碑の下のモニュメント。
えびす屋さんも、一時閉まっていたような気がしますが、鰻復活してます。そういえば、寅さんも江戸川で鰻釣って喜んでましたっけ(第二作)。今も、日暮れまでがんばって釣ろうと思えば、釣れるんでしょうねぇ。
山田洋次監督のモニュメントも出来てました。よく見たら、石碑がフィルムになってますね。凝ってます!
そして、草団子はいろんな店で出してますが、吉野家さんは長野の松代のよもぎ使った強めの香りの団子です。夕方には売り切れるので、ここで買っちゃいます。寅さんが遊んでた、帝釈天の境内の脇道を抜けて、江戸川の方に向かいます。
和洋折衷のお屋敷、山本亭のお庭を通って行きます。もみじが少し色づき始めてます。山本亭を抜けると、土手の階段が見えるので、一気に駈上って行くと、ようやく江戸川が見えてきます。
風の吹くまま、気の向くまま、江戸川の土手
ようやく江戸川の到着!
どうです、この解放感。パノラマ撮影しても、伝わらないのが残念…
秋風と共に、土手の向こうからふらっと寅さん歩いてきそうです。
「男はつらいよ」構想当初は、浦安とか、豊島区の雑司ヶ谷とか候補に挙がったようです。浦安は昔は江戸前の漁をする人たちの街でしたが、今となっては新興住宅地とディズニー、雑司ヶ谷も雰囲気は少し残ってますが、住宅地と周辺は高層マンションだし、こんないつ来ても晴れやかなスペースはないので、やっぱり柴又で良かった❤️
対岸をよ~く眺めてみると、矢切の渡しの船着場とそばに船が2艘浮いてます。なんか動いている気配がないので、今日はお休みなのか、それともお昼休みなのか…。そういえば「矢切の渡し」でヒット飛ばした細川たかしがオープニングで特別出演している作品もありましたね。(第31作)
という感じで、しばし、秋の爽やかな風にあたって、リフレッシュです!
(その2)で終わる予定でしたが、柴又を去る流儀が書けず、(その3)へ
m(_)m
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?