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ふらっとフーテン柴又散策(その3)

土手を降りたら、寅さん記念館へ

土手から、柴又の方に目を向けると、柴又付近は一望できます。帝釈天は思ったより遠くに見えます。

土手から柴又を望む

そのあと、土手を降りていくと、すぐに寅さん記念館です。こちらは、見てのお楽しみということで。山田洋次監督のミュージアムも併設されていて、「家族」のテーマが多い監督のあったかさが伝わってくるミュージアムです。是非こちらにも入って欲しい!

寅さん記念館&山田洋次ミュージアム

住宅地を抜けて、柴又駅へ

こんなもの売ってまして、思わず買ってしまいました。(あっさり予算オ〜バ〜)

アイ・ラブ・ユー できるか、青年!

新しめのお宅の多い、住宅地を抜けて、帝釈天の方に戻ります。すでに世は令和ですが、なぜか昭和の下町風の空気が流れる不思議なエリアです。帝釈天の門前、向こう側から、さくら(倍賞千恵子)が買い物かご付いた自転車に乗って、この角を曲がっていきそうです。

帝釈天の門前

あっという間に柴又駅に戻ってきてしまいました。名残惜しいですが、寅さんとさくらの銅像を写真に収め、「また来るからよ」と一言つぶやいて、去りましょう。二人の足元を見れば、さくらはサンダル、寅さんは雪駄です。サンダルには、さくらの名前が! いたずらじゃないようです笑
そして、寅さんの素足には、「顔で笑って、腹で泣く」人生の労苦が感じられるのでした。

さくらサンダル、寅さん雪駄

柴又駅 「故郷ってやつはよぉ~、  」 

別れの駅、旅立ちの駅、再会の駅、数々の名場面を生んだ「柴又駅」

柴又駅(高砂方面行ホーム)

遠方の方は、もう帰らねばならないかもですが、
お二人で来られた方は、日が没するまで、駅付近のお店で食べてもよし、お一人で来られた方は、店の主人と話しながら、下町トークで盛り上がるのもよし…。絶滅寸前の夜行で帰る方は、柴又か上野で食べるか…
一度は夜の柴又駅を体験するのもおススメします!

柴又駅での別れ(第六作)

さて、寅さんがこんなに明るく、元気に、フーテンで居られるのは、やはり、ふるさとがあるから。
おいちゃんの「おい、まくら、さくらもってこい!」ではないですが、人は帰るところがあってこそ、まくらする所があってこそ、だと思います。第六作の別れ際、(↓確かこんな感じ…)
電車に乗る寅さんにマフラーをかけてあげるさくら。
さくら「あのねお兄ちゃん、辛いことがあったら、いつでも戻ってきていいんだからね」
寅さん「そのことだけどよぉ、・・・、故郷ってやつはよぉ~、故郷ってやつはよぉ~ 」
電車の扉が閉まり、寅さん電車の中で何か言っているが、聞こえない…
寅「✖〇△、~・・・」
さくら「なに⁉、なんて言ったの」
寅「●〇✖︎△、・・・〜」
これ、ふと何度か考えたことありますが、分からない…、何でしょうね?
これですよ!って、思いつく方いたら教えて欲しいです笑
とにかく、良くても悪くても、どんな所でも、心の故郷でも、「ふるさと」は大事ですね。       (2022.11.12)

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