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聞かなきゃsongs#34:ナイアガラ トライアングル Vol.2(983/1000)

桜が咲いたかのようにピンク一色なものなーんだ?
答えはすでに見出しの写真で明らかですけれど。

そう、「ナイアガラ トライアングル Vol.2 40周年記念盤」ですね。
発売日に届いたVOXを見よ!
音源もさることながら、ブックレットが凄い。
64ページにわたって、様々なデータが記されている。
ナイアガラ―垂涎の1冊と言えましょう。

まず、30周年のときの大瀧詠一、佐野元春、杉真理の鼎談が完全版として掲載されている。
大瀧詠一の洒脱な受け答えがツボだなぁ。痒くないところまでくりくりと掻いてくれるようで。そうして、あらゆることを考えながら作っていることに驚きます。まあ、だから一流なんだけどさ。

さらに今回の40周年のために、佐野元春と杉真理が回想している。
それぞれの人間関係の濃い繋がりや音楽の制作秘話などに触れており、興味津々。
ナルホドと思う個所が至る処にあり、読み返すたびに愉しい。

曲には先行作品があり、インスパイアされて作ることもある、という話の中で具体的な曲名が記されている。
長年のファンだから、そこで言及されている曲はほとんど持っているんだな、これが。
ので、曲名が記されるたびにその曲を聴き返すことができる至福。
ちなみに、どんな曲を再生していたかというと。

「ペギー・スー」(バディ・ホリー)
「あの娘に御用心」(大瀧詠一)
「ワーズ・オブ・ラヴ」(バディ・ホリー)
「ホンダラ行進曲」(クレイジー・キャッツ)
「夢で逢えたら」(吉田美奈子)
「ナイアガラ音頭」(布谷文夫)
「うなずきマーチ」(うなずきトリオ)
「Funny Walkin'」(佐藤奈々子)
「SWINGY」(杉真理)
「SWEET SWINGIN'」(佐藤奈々子)
「BEGINNING」(竹内まりや)
「禁煙温度」(竜ケ崎宇童)
「あなただけI LOVE YOU」(須藤薫)
「Don't Stop the Music」(杉真理)
「初恋」(村下孝蔵)
「朝寝坊」(大滝詠一)
「トライ・トゥー・ハード」(デイヴ・クラーク・ファイヴ)
「59番街橋の歌」(ポール・サイモン)
「Ring-a-Bell」(渡辺満里奈)
「空飛ぶくじら」(大滝詠一)
「ドゥ・ユー・ラヴ・ミー」(コントゥアーズ)
「夜のシュミルソン」(ハリー・ニルソン)
「ユア・マザー・シュッド・ノウ」(ビートルズ)
「アイル・フォロー・ザ・サン」(ビートルズ)
「J-BOY」(竹内まりや)
「J-BOY」(浜田省吾)
「ワン」(ハリー・ニルソン)
「シー・ラヴズ・ユー」(ビートルズ)
「びんぼう」(大滝詠一)
「颱風」(はっぴいえんど)
「ビー・マイ・ベイビー」(ロネッツ)
ほかにもミュージシャン名だけ出ている(例えばコーギスとか)ものも聴き返したりしていたので、読むのにどれだけ時間がかかったことか。

さらに「レコード・コレクターズ」4月号でも特集されているので、読む資料だけでもたっぷり。
幻のヘッドフォン・コンサ―トの音源など聴きながら読みふける幸せ。

今ごろ下さんも狂気乱舞しているんだろうなぁ。
また、語り合いましょう、ナイアガラ―同士で♫


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