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続きのない話#38:フォーラム「子どもたちの未来、子どもの本の未来」のお知らせ(200/1000)

日本ペンクラブは、文学の普遍的価値の共有、平和への希求と憎しみの除去、思想・信条・言論・表現の自由の擁護を基本理念としています。

なんだいなんだいやぶから棒に、と思ったことでしょうが、じつは私、日本ペンクラブの会員なんですよ。
いくつか委員会があるなか、「子どもの本」委員会に所属しています。
そこは、作家、イラストレーター、編集者など子どもの本に関わる人たちが、子どもと子どもの本のために何が出来るかを考え、議論し、実践する場です。

最近では、森絵都さん、令丈ヒロ子さん、冲方丁さん、俵万智さん、ドリアン助川さん、阿川佐和子さん、茂木健一郎さんなど44名の作家が、10代の悩みに全力で答える本をポプラ社から出版しました。

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委員長のドリアン助川さん以下、ほんとうに熱心に活動しているんですよ。

そんな「子どもの本」委員会は、2012年から毎年3.11のころ、東日本大震災と原発の問題について考える場として「子どもたちの未来、子どもの本の未来」というフォーラムを企画してきました。

これまでにも、松本市で浅田次郎さんと滝沢眞規子さんの対談、あさのあつこさん、地元の高校の教頭先生、専修大学教授の山田健太さんとの鼎談を行ったり、旭川市でドリアン助川さん、俵万智さん、あべ弘士が語り合ったり、四日市市で越水利江子さん、芝田勝茂さん、濱野京子さん、メリーゴーランド店主の増田喜昭さん、ドリアン助川さんが「子どもの本に描かれた未来」と題して読者と交流したりと、年ごとにさまざまな都市で開催してきました。手前みそではありますが、いつもとても評判のいいイベントです。

今年は久しぶりに東京での開催となります。
概要は次のとおり。興味がある方は参加していただけると嬉しいな!


東日本大震災から9年。
今年、「東京オリンピック」は「復興五輪」と銘打ち、3 月20 日、宮城県の自衛隊基地に到着した「聖火」を「復興の火」として、福島県のJビレッジから「聖火リレー」をスタートさせようとしています。
日本ペンクラブ「子どもの本」委員会は、「復興」の名のもとに隠されている現状を知り、私たち自身が「3.11」以降何をしてきたのか、何をすれば良いのかを考えるために、今回は、中東や福島で取材を続けてこられたフォトジャーナリスト豊田直巳氏を講師にお招きし、フォーラムを開催いたします。

【プログラム】
開会あいさつ 芝田勝茂(作家、日本ペンクラブ「子どもの本」副委員長)
〈講演〉「奪われた村の300年後に」豊田直巳(フォトジャーナリスト)
意見交換・質疑応答
閉会あいさつ 野上暁(評論家、日本ペンクラブ常務理事)
司会進行=西山利佳(青山学院女子短期大学准教授)

※豊田直巳さん紹介
フォトジャーナリスト。
長年にわたり、イラクやパレスチナなどの紛争地で取材を続け、児童労働や貧困問題などにもカメラを向けてきた。東日本大震災後はチェルノブイリなどの取材経験をもとに、福島を中心に取材活動を継続し、映画製作にも取り組む。
著書:「子どもたちが生きる世界はいま」「戦争を止めたい」「フクシマ元年」「福島『復興』に奪われる村」など多数。
製作映画:「奪われた村」「遺言~原発さえなければ」など。

主催:一般社団法人日本ペンクラブ
後援:一般財団法人出版文化産業振興財団(JPIC)、一般社団法人日本国際児童図書評議会(JBBY)
※このフォーラムは、国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金」の助成を受けて開催されます。https://japanpen.or.jp/kodomo0301/

日時: 2020 年3月1日(日)14時~ 16時(13時30分 開場)
会場: 日本出版クラブ会館3階 出版クラブホール(東京都千代田区神田神保町1-32 ℡ 03-5577-1511)
対象: 一般(中学生以上)
参加費: 大人1000円 学生500円 高校生以下無料
定員: 100名(先着順)Peatix での事前支払いはこちら →http://japanpenclub20200301.peatix.com

(見出しは日本ペンクラブ会議室です。明確な議長席はなく、フラットに話ができるように円卓となっているんじゃないかとニラんでいます。ここで侃々諤々と議論しているのでありますよ)

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