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続きのない話#3:38年4ヵ月勤めた会社を辞めるということ(13/1000)

弊社では月に一度「ごちそう会」なるものが開催されます。いやまあそうです、確かにベタな名前です。でもその前は「誕生会」だったので、進歩してるんです、これでも。多分。(写真は「ごちそう」の数々)

参加できるのは、その月生まれの社員とその他の社員と社内で働く人。(つまり誰でもいいってこと)その場では、その月に定年退職する人が挨拶をしたりします。今月は2人。お二人とも30年来お世話になった先輩で、もちろん話を聞きに行きましたよ。
(あ、38年4ヵ月勤めた会社を辞めるのは私ではありません。紛らわしくてゴメンネ)

↑O平さん(38年4ヵ月勤めた人)

↑M上さん(こちらはごにょごにょあって37年と4ヵ月勤めた人)

O平さんとM上さん同士も昔からのなじみで、「定年の人の挨拶ってくだくだだらだらしててヤだよね、俺たちは1分でやろうぜ」と20年も前から言い合っていただけあって、お二人の卒業を祝うために集まった善男善女を前に見事にショートメッセージを贈られたのでした。パチパチ。

二人とも長い間総務部門にいて、新入社員を10数年採用育成してたんですね。鳥が初めて見た動くものを親だと認識するように、この二人も新入社員たちにとっては親みたいなものなのでしょう。二人の定年をお祝いしようと彼らが企画したお祝いの会に集ったのは116人! 弊社の8人に1人が参加したことになります。しかも50代は(私と数名を除いて)いない若者天国!

(天国の図)

会場は明るいオーラと笑い声としかなく、この空気を瓶に詰めたら悩める人たちに売れるんじゃないかと思うくらい。至福なひとときでした。

実はワタクシ1993年から今まで、誰とどこの店に行ったかほぼすべてログを取っているんですが、昨日までで総計11,699軒に行っており、そのうちO平さんとご一緒したのは975軒(自分でびっくり!)、M上さんとは214軒(これでもすごいけど)でした。一緒率8%と2%ですよ。家族並み笑。
数十年にわたり、わりと近いところでお二人の姿を見ていて思うのは、ゴキゲンでいるのってだいじだな、ということ。大変な時も困った時もいろいろあったわけですが、基本にこにこしている。もしかしてばか? と思うくらい笑ってる。いやもちろんばかじゃないけどね。
そうすると、不思議なことに暴風雨にさらされるんじゃないかと心配してたのが、ちょっと強い雨だったね、くらいになってるんですね。
私から見ても、なんて幸せな人たちなんだろうと思うわけです。うらやましがってないで、見習わないと。にこにこ。

長年勤めた会社を辞めるに当たって、まわりをにこにこさせながら、多くの若い人たちに囲まれるとは、なんて素敵にジャパネスク。
私の定年まではあと数年。こういうエンディングを迎えられるようにガルバンゾー!(それはひよこ豆)

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