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偏愛食品#464:ウィークタイ料理(1855/1000)

話は京都から始まる。
いや違うな、昔々の大学生のころから始まる。

軽音楽のサークルに二つ上のへんてこりんな先輩がいた。たいていのへんてこりんな人は好きになるワタクシでありますから、若干18歳のみぎりであっても軸はブレず、H塚さんのことが好きだった。
H塚さんが学内のライブでそれまで聞いたことのない曲を歌い、妙に心に沁みるよなぁと思ったのが豊田勇造の歌だった。
気になるとなんでも自分のモノにしたくなる18歳男子学生は、都内のレコード店を回って、豊田勇造のLPを買い求めたものでした。いい思い出。

話は変わって今年の6月29日。
のちょっと前。
京都の友人から、豊田勇造バースデーLIVEが拾得であるけど行かない? とお誘いLINEがありました。
おお、豊田勇造!
久しぶりに名前を聞いたよ。
聞けば75歳のバースデーだという。
しかも場所はあの拾得!
となれば行くしかないでしょう~。

で、6月29日にこれから豊田勇造のライブに行くんだとポストしたら、思わぬ人からコメントが届いた。
「大学の部活の1コ上の先輩が、南林間でタイ料理屋さんをやってまして(すごく美味しい)、そこで毎年、LIVEやっていただいてます!(まだ行けてないんすけど。)」と、謙ちゃん。

なんという展開。
まさにウィークタイ。
そういうタイ料理屋さんなら行かなくてはならないですタイ。

そんな流れで行った南林間。
南林間といえば珍満。もう30年以上前から行っていて、なんて話は脱線し過ぎだからしないけど、とにかくなじみのある街。

予約席に向かうと手を振る人がいる。

ゾイ民のシティ

とにかく「御予約席」がバグるほど大きくて笑いながら着席。

ほどなく謙ちゃんもやってきて、男三匹ガキ大将が揃った。(って知らないだろうな、本宮ひろ志)

もちろんシンハでカンハイだ!

謙ちゃんの大学のスキー部の一つ先輩の店なんですよ、コチラ。
私の大学の先輩の歌が40年後の京都に届き、その反響が南林間のタイ料理に繋がるという人生の妙味。ああ面白い。
なんて感慨に浸っている場合ではなく、謙ちゃんが自慢するように、ホントになんでもおいしいタイ料理。大量に食べないともっタイない。

スキー部の人と盛岡の人とがスキー話に興じている。
このクソ(失礼)暑い日には、一服の清涼剤となる話題でしたね~。
もちろんへんてこりんな話題にも打ち興じ、長く腹いっぱいな夜は過ぎていったのでありました。

ヨロコビの三匹。
タイ料理、美味しかったなぁ~。ゾイ民を誘ってまた来よう!

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